見出し画像

AGFA SELECTRONIC 1

彼岸花の季節なので彼岸花ネタでも書こうと思って過去写真をあさったらAGFA SELECTRONIC 1で撮った写真があったので過去blogからの転載を含めまとめてみた。


購入まで

(以下2018/09/12のblogから転載)
家にKマウントのレンズがある。
が、カメラがない。
もっていたPentax K-mは貸したっきり戻ってくる気配がない。(注:現在戻ってきてます)
それを自分への言い訳にKマウントカメラをちょっと物色していた。
フィルムの中古ならそんなに高くないだろう。

PENTAX MX、MEシリーズ、リコーのサンキュッパなどは簡単に見つかるけど面白くない。
いまさら中古フィルムカメラを買うなら、何?それ?と言われる珍しいのを選びたい。
ということはコシナとかチノンあたりだろうか、トプコンのKマウントなどは見つかる訳ないだろうし。
てわけでチノンのCM-4/CE-4を本命と決め、トプコンやCIMKOが万が一あったら考えよう。

一年ほど中古カメラ屋を物色していたが見つからない。
中古人気ない機種は誰も修理しないからジャンク行きなのだろうか?
海外サイトのヒット数の方が多いのでeBayであさってみる。
CHINONは欧米では少なくないようだ。そしてM42が多いけどCHINON製OEM商品が大量に存在する。
ALPAは高額すぎるが、他は常識的な価格。
比較的高価だったけど目を引いたのがAGFAのSELECTRONICシリーズだった。

AGFAの特徴であるオレンジ色の大きなシャッターボタンが元のモデルと異なり目立っていた。
SELECTRONIC 1がマニュアル露出のCM-4、SELECTRONIC 3がAE付きのCE-4ベース。
SELECTRONICシリーズは1980年からAGFAがカメラから撤退する1983年まで作られていたそうだ。
日本には逆輸入されていなかったようなのでかなりのレアだろう。

ようやく「動作確認済」のSELECTRONIC 1が見つかったので50/1.9の標準レンズ付きのやつを購入決定、購入金額と送料などの経費が同じくらいだ(←ここまで2年ほど、私のK-mはいまだ帰らず・・・)。

到着して確認。
シャッタースピードは大丈夫そう。
電池はLR44×2なのでFMから抜いたやつでOK、露出計の値もそれなりだ。
ファインダーのゴミはブロワーで吹き飛ばすだけでほとんどなくなった。
どうせ劣化しているだろうと思っていたモルトプレーンも貼り換えてあったのでOK。
ちょっとレンズが汚れているくらいでボディは意外なほど程度が良かった。

AUTO CHINON MC 28mm 1:2.8

AGFA SELECTRONIC 1と同時に購入したレンズの話

AGFA SELECTRONIC 1 / AUTO CHINON MC 28mm 1:2.8 / FUJICOLOR C200
AGFA SELECTRONIC 1 / AUTO CHINON MC 28mm 1:2.8 / FUJICOLOR C200
AGFA SELECTRONIC 1 / AUTO CHINON MC 28mm 1:2.8 / FUJICOLOR C200

(以下2018/09/13のblogから転載)
良くわからないレンズ
メジャーなメーカーのレンズであればネット検索である程度わかる。しかしながらマイナーなメーカーだと???な状態である。
しかも何種類も存在する。
生産時期によってコーティングの違いやマウントの違いってのは他のメーカーでもよくあるが
・最短撮影距離が異なる
・フィルター径が49mmと52mmがある
・絞り羽根の枚数が異なる
・意匠そのものが違う
と同じ名称で何種類もある。
ブランドがチノンであっても生産したメーカーが異なる可能性も高い。
チノンでは富岡製、コシナ製が多いとのことだ。
私の持っているのは
・PKマウント
・フィルター径が52mm
・最短撮影距離が20cm
・絞り羽根6枚
のやつだ。
そのスペックだとシィーマ(シマ光学)のMC CIMKO MT Series 28mm F2.8が同じ。
シマ光学はトプコン(東京光学)の下請けでレンズ等を作っていたそうだ。
1981年トプコンのカメラ撤退をうけてシィーマを立ち上げ、自社ブランドでカメラを作ったらしいが、それだけではトプコンほど売れるわけもないので、チノンにもOEM供給したと考えれば納得できる。
ということはトプコン設計?
まあ、あくまでも想像でしかないが。

使用感

使用感は過去blogからの転載で
(以下2018/09/21のblogから転載)
AGFAを使ってみて、意外なほど使いやすかった。
さすが1980年代の日本製一眼レフ。なんの特徴もない標準スペックでも間違いない。
プラ製のちゃちなBodyは軽さにつながっている。
ファインダーも良く見える。
露出表示がファインダーの外にあるのがわかりにくそうと思ったが、実際にはファインダーを覗いているときは間接視野で見えるうえに、覗いていない時も当然見える。
ということはファインダーを覗いていない時にある程度露出を設定しておける。
街中でスナップの時にノーファインダーで撮れる。

作例

作例と言っても結局ボディとしては使い勝手やフィルムの平坦性くらいなので、フィルムとレンズの作例でしかないかな?
AUTO CHINON MC 28mm 1:2.8以外の作例を以下に。

AGFA SELECTRONIC 1 / AGFA 50mm F1.9 / FUJICOLOR PRO 400H
AGFA SELECTRONIC 1 / AGFA 50mm F1.9 / FUJICOLOR PRO 400H
AGFA SELECTRONIC 1 / AGFA 50mm F1.9 / FUJICOLOR PRO 400H
AGFA SELECTRONIC 1 / TAMRON SP 90mm F/2.5(52B) / FUJICOLOR C200
AGFA SELECTRONIC 1 / TAMRON SP 90mm F/2.5(52B) / FUJICOLOR C200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?