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ゆーき大学神ノート(行政書士)レビュー

行政書士試験2年目で使用した「ゆーき大学神ノート」のレビューです。
1年目はオンラインの予備校の教材を使い、2年目はゆーき大学の神ノートをメインのテキストにしました。
この記事が教材選びの参考になれば嬉しいです。

ゆーき大学とは

完全非対面式のオンライン講座です。
講義の一部はYoutubeで公開されていますが、テキストは有料テキストの「神ノート」を購入する必要があります。
この「神ノート」を購入すると非公開の講義も視聴できます。

私は2023年度版の「神ノート」を購入しましたが、現在は2024年度版が販売されています。


選んだ理由

1年目の時にYouTube で行政書士関連の動画を観て、「ゆーき大学」がとてもわかりやすいと思ってました。
試験が不合格になってしまい、2年目は教材を全て買いなおそうと考えました。
地方住みのためオンラインの教材で検討して、予備校の資料を取り寄せたり、サンプルの講義動画を色々と観たうえで、自分にとって一番わかりやすい講義が「ゆーき大学」でした。

教材選びは次のことを重視しました。

  • オンラインで完結する

  • テキストがカラー

  • テキストの文字が少なく、表が使われている
    情けないですが、ギチギチに文字が書かれているテキストは読む気が失せてしまいます。

  • 講師の声が聞き取りやすい
    「あ〜」とか「え〜」が多い方は苦手です。

  • 抽象的な部分を具体例に変換して説明してくれる

逆に次のことは重視しませんでした。

  • 通学可能
    地方住みのため通学に時間がかかるため

  • 講師に質問や相談ができる
    ネットの記事やYouTube等で調べても、わからない論点は捨てていました。

  • スマホで勉強ができる
    効率があまり良くないと思っていたため

評価

良い点

  • わかりやすい、楽しい
    抽象的な言葉をわかやすい言葉に変換してくれるため、非常にわかりやすいです。例えば、行政法の「処分性がある行為」を「ジャイアンみたいな行為」とイメージが掴みやすいように説明してくれます。
    あと、講義中に小ネタを色々と挟んでくれるので勉強中に笑いそうになります。

  • 講義が見やすい
    講義はPCの画面を映して、そこに講師の音声だけが入ってます。
    他の予備校の講義では、紙のテキストをカメラで映すものが多かったので、それと比較すると見やすかったです。

  • 理解重視の講義
    言葉をただ覚えさせるのではなく、制度趣旨等も説明してくれます。
    例えば、1年目の勉強では理解出来なかった詐害行為取消権の制度趣旨を「これの目的は財産隠しを防ぐためです!」と簡単な言葉で説明してくれて、理解が深まりました。

  • メリハリがある
    「ここは絶対に落とさないでください、ここは落としても大丈夫です」とメリハリをつけて説明してくれます。
    マイナーな分野の講義は大まかな説明で終わることが多いです。
    幅広く試験範囲をカバーしたい人は向かないと思います。

  • 講義時間が短い
    マイナー分野の細かい説明は省かれているため講義時間は短いです。
    自分は集中力が無いので、この短い講義が合っていました。
    時間が短いので、繰り返して観ることも苦にならないです。

悪い点

  • ダウンロード形式
    テキストの神ノートはダウンロード形式なので、紙で勉強したい場合は印刷する必要があります。
    タブレットPCを持っていましたが、紙で勉強したかったので印刷しました。

  • 問題集は別途買う必要がある
    神ノートに問題集はついてないので、買う必要があります。
    講義では、神ノートと肢別だけあれば問題ないと説明がありますが、私はそれだけでは不十分だったので、スー過去等の他の問題集も色々と購入しました。

  • 試験の分析力
    講義は非常にわかりやすいですが、「過去の試験では、このようなひっかけ問題が出ています!」等の試験を分析したうえでの説明は予備校と比較すると弱いと感じました。

  • 一般知識(政治経済社会)は範囲外
    講義、神ノートに一般知識(政治経済社会)は含まれていません。
    アガルート(豊村先生)の講座を別途購入しました。

  • 価格が高め
    テキストのみで12、13万円するので高めの価格設定だと思います。
    問題集等を買い足すと更に費用はかさみます

おすすめの人

勉強の基礎を身につけたい人におすすめです。
難しい言葉を使わない楽しい講義なので、勉強の初期段階でも理解しやすいと思います。私は2年目の勉強で使用しましたが、基礎的な部分を見直すことが出来て非常に良かったです。
勉強の初期段階は「ゆーき大学」で勉強して、直前期は別の教材で対策をするのがおすすめです。

逆に向いてない人は試験範囲を広くカバーしたい人だと思います。
マイナー分野は大まかな説明しかないので、別の講義が向いていると思います。
また、直前期に役立つ解法テクニック等を学びたい方も別の講義の方が向いていると思います。

試験の結果

試験は結果待ちの状況ですが、182点(記述抜き)でした。
特に民法は、例年より易しかったこともありますが、去年の4問正解から7問正解になったのは、ゆーき大学のおかげだったと思います。
あと、難化傾向だった憲法で3問正解出来たのは、理解重視の講義のおかげだったと思います。


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