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ポートフォリオのパフォーマンスは改善できるのか? [Python 米国株 ETF]

前回の記事で“リスク許容度5”がその程度のパフォーマンスでよいのかという記事を書きましたが、それを改善数方法はないのでしょうか。

データを見ながら調べてみましょう。まず、それぞれの銘柄の相関を見てみましょう。

米国株(VTI)と日欧株(VEA)の相関は0.82程度あり、強い相関があるのがここでも見て取れます。
新興国株(VWO)も同じように0.75で強い相関のように見えますね。
同じような銘柄を二つも三つも持つ必要はないのではないでしょうか。
一番パフォーマンスの良い銘柄だけ持てばよいのではないかと予想します。

それ以外の銘柄はどうでしょうか。
米国債券(AGG) と金(GLD)は米国株(VTI)に対してマイナスの相関なので、指数が落ちた時のヘッジになりそうですね。米国株(VTI)下落時に逆に上がり、資産の減少を防いでくれる可能性があります。
不動産(IYR)については微妙な位置づけです。

これでけではわからないので、その期間のチャートを見てみることにします。

ここで、致命的な問題があることに気づきます。一番パフォーマンスの良い銘柄VTIだということです。
つまり、パフォーマンスを改善したい場合、これらの銘柄群でできることは

米国株(VTI) 100% のポートフォリオが一番パフォーマンスが良い

ということになるのです。本当にそうなんでしょうか。
ボラティリティとリターン、シャープレシオの関係で確認してみましょう。
各銘柄のウエイトを40万回変えたポートフォリオをでどのようなリターンをボラティリティ、シャープレシオになるかをシミュレーションした結果になります。

先ほど見たとおり、米国株(VTI) 100%を超えるリターンの組み合わせは存在しないことが確認できます。

結論として、この銘柄群で最も攻撃的な"リスク許容度5"のポートフォリオは実は米国株(VTI) 100%であることがわかります。

では、これ以上のポートフォリオは作れないのでしょうか?銘柄を変えれば可能なのでしょうか。

次回に続く。。。


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