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個別株・NT倍率を利用したトレード
日経平均とTOPIXの特徴
日経平均は、東証一部の上場銘柄から、日本経済新聞社が市場流動性やセクター間のバランスを考慮して225銘柄を選定して算出されます。算出方法はダウ式と呼ばれ、一般に株価が高い銘柄ほど構成比が高くなる傾向があります。
一方で、TOPIXは、東証一部の全ての国内株で構成され、浮動株調整後の時価総額加重で算出される株価指数で、約2100銘柄で構成されます。
重要なのは、構成比率がかなり異なる点です。この表は日経平均とTOPIXの構成比率上位5銘柄の構成比(%)です。(2017年6月時点すこし古いですが、銘柄群が違うというのは分かると思います。)
ETFを組み合わせを利用する
NT倍率に1本で投資ができるETFは残念ながらありませんが、日経平均とTOPIXのレバレッジ・インバース(ブル・ベア)型を組み合わせることで、疑似的に生成することが可能です。
つまり、NT倍率が上がる(相対的に日経平均上昇、TOPIX下落)と予想すれば、日経平均ブル2倍とTOPIXベア2倍を組み合わせるといった投資となるでしょうし、逆にNT倍率が下がる(相対的にTOPIX上昇、日経平均下落)と予想すれば、TOPIXブル2倍と日経平均ベア2倍を組み合わせるといった投資も可能と考えられます。
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