退職金制度は不必要であり廃止すべきだと思います
50歳代後半の筆者は二回の転職を経験し、40歳代で現職についた時は退職金ありでした。50歳を過ぎたところで、退職金を含めた生涯賃金を変えない年俸制(退職金なし)を選択できるようになったのでそちらを選びました。お金を使う必要に迫られ、上手に使う能力が高いうちに現金がほしいと考えたためです。40-50歳代で必要になるさまざまな出費を住宅ローンや教育ローンで調達して退職金で返済するなら、ローン金利を払うための退職金になってしまいます。退職はめでたいことなので祝金を渡す習慣はあってよいと思いますが、祝意をあらわすための退職金に年間給与に匹敵する金額は必要ありません。