【ライブレポートじゃなくて独白かも】その日、1人のアイドルの元に、彼女を慕うエンターテイナー達が集った。〜せいたんのせいたん2023-ハルノオドリハ、ヨーイヤ セイッ!!!!!!!-〜に出演したり取材したりしました〜
注)今までで一番長いよ、びっくりしないでね
ご覧いただきありがとうございます。
堤悠真と申します。
普段は「ふたりはリバース」というお笑いコンビで漫才をやっております。
「今日は、アイドルライブじゃないです」
序盤に主役がそう言い放ったライブ、果たして……?
こりゃアイドルライブの枠に収まるシロモノじゃねぇなぁ!!すげぇや!!
自分は、普段東京で芸人として活動するかたわら、名古屋のアイドル「プリンセス物語」(以下、プリスト)と仲良くさせていただいてまして、ライブレポートを書いたり、活動のサポートをしたり、運営さんのムチャブリで彼女たちのレギュラーラジオに飛び入り参加したりしております。
そもそも私がプリストに関わる事になった大元の理由は、メンバーの七瀬聖ちゃんがプライベートで友人だったことでした。
(※ここから、私の聖ちゃんに対する思い入れが長めに入るので、「そんなんええから早よライブのレポート読ましてくれ!」って方は、容赦なく、一度目次までお戻りいただいて[僕らが呼ばれた経緯]の項目をタップしていただけるとありがたいです。
もしお付き合いいただける優しい方がいたら、より一層この後のライブレポートに感情移入できることだけは保証します)
[そもそもなんで仲良いのか?って話]
聖ちゃんとは、私が芸人を志し、上京資金を貯めるべく働いていた時に、当時大学生だった彼女が同じバイト先に入ってきて出会いました。
当時の聖ちゃんは、以前所属していたアイドルグループを辞め、大学でミュージカルを学びながら芸能界への道を模索していた時期でした。
自分がこれから人生を賭けた大博打に出ようとしている時に、同い年で、同じように学生演劇を通り、将来は芸能の道を志すという、とても似た境遇の人がバイト先に入ってきたんです、秒速で意気投合待ったなしでした。
それから、私が上京したり、聖ちゃんがプリストに加入したりしてからも、ちょくちょく連絡を取り合っていて、そのご縁で私がプリストの関係者になったのです。
私にとって聖ちゃんは、「これ誰にも分かってもらえないんだろうな」って気持ちや感覚を共感しあえる、多分地球上で唯一の相手です。
小さい時から「自分はズレてる」と、紛れ込んでしまった異星人かのような疎外感を感じながらずっと生きてきたら、同じ星から来たらしき人がいた、みたいな。
同じような生きづらさを抱えているからこそ、自分みたいにハスに構えてやり過ごすんじゃなく、真っ正面からあらゆる物事に立ち向かう彼女には、「なんて真っ直ぐでロックな奴なんだ……」と思わず憧れてしまうのです。
聖ちゃんは私のことを「堤くんがメンタルケアをしてくれて、」と言ってくれますが、実際そんな大仰なことはしてないです。
強いて言えば、たまに聖ちゃんから掛かってくる「もう無理かもしんどい」って電話に、私が毎回「あったかいもの飲んでいっぱい寝ろ!」って返してるくらいです。
彼女は倒れない強さを持った人ではないけれど、何度倒れても絶対に立ち上がるカッコよさを持ってる人です。
聖ちゃんには、話せば話すほど「この人は真剣に生きている」と思わされます。
同じ演者の私から見ても、いや同じ演者だからこそ、熱く芸事に向き合っているのがビシビシ伝わってきます。多分、本気で活動してる演者さんであればあるほど、みんな彼女のことをリスペクトしていると思います。
そんな、信頼できる友人であり敬愛するエンターテイナーである聖ちゃんから、演者として招集がかかったのは、今年の1月のことでした。
[僕らが呼ばれた経緯]
私は、今年の1月に聖ちゃん本人から初めて今回の生誕祭の話を聞きました。
「テーマは滝沢歌舞伎で、生誕衣装も和風にして、演者さんもアイドルさんだけじゃなくて、それこそジュリアナの祟りさんとか呼びたくて、」
すでにかなり構想が固まっていて、「開催は5月なのにもう準備始めてんだ、さすがだな」と演出家七瀬先生の草案を聞いていたら、
「あ、そうだ、ふたりはリバースで出る?」
ってさらっと言われました。
とりあえず「え、逆にいいの?面白いじゃん出たい出たい」って二つ返事でオッケーしましたが、内心は、
「おいおい正気かよ、芸人がアイドルの生誕祭で何したらいいんだよ、そもそも『誰?』ってならない?大丈夫?」
ってガクブルでした。
ただ、
「今回は、演者さんのチョイスも、プリストのパフォーマンスも、私が自信を持って届けられる、私の『好き』が詰まった『エンターテイメントショー』にしたい」
そう熱弁する彼女の声色は、こっちまで心躍るほど楽しそうでした。
そこから4ヶ月弱、演者さんが確定して、フライヤーが完成して、チケ発されて……着々と準備が進んでいきました。
私も「いやトップバッターなのかよ箸休め担当のつもりだったのに責任重大やないか」「こんな歌ったり踊ったりする皆さんの中にお喋りするだけの俺らが混ざってええんか」っていちいちビビりながらも、期待を膨らませて当日に備えていました。
(※実は、生誕1週間前からコンビ揃って体調崩してたので、色々めっちゃギリギリでした、あぶねぇ、間に合ってよかった)
さていよいよ迎えた本番当日!
[10:30 現場入り]
超いい天気!やったぜ!
楽屋に入って一番びっくりしたのが、聖ちゃんが演者さん一人一人に贈ったメッセージカード(と氷結)。
なんて出来た人間なのかしら……これで俺と同い年なのか……もうちょいちゃんとしなきゃな、俺
楽屋の準備が終わると、次は聖ちゃんの過去衣装や私服の即売会、『古着屋セイッ‼︎』の準備へ。
結構量あったけどめっちゃテイストバラバラだった、本当色んな服着るのねこの子
そうこうしているうちにプリストメンバーが続々と現場入り!
[13:00 プリンセス物語、リハーサル]
いつものライブとは、また違った緊張感のあるリハーサル。
メンバー全員が聖ちゃんの表現したいものに全力で応えようとしているっていう、なんとも痺れる空気感。緊張感は確かにあるんだけど、すげえ楽しそう。
アイドルであると同時に、一人一人が違う強みを持った表現者であるというプリストの凄みを改めて感じさせられました。
[15:00 開場]
リハーサルが終わると、客入れ&開演前物販。
こっから3時間超の長丁場になるライブを控えながら、笑顔でファンの方に対応する聖ちゃん。すげえや
いつもなら私もチェキスタをやるところですが、今回は我々がトップバッターということで、ネタの最終確認のために離脱。
自分がチェキ撮らない物販なんて久々でした。よく考えたらそれも変な話ですけどね。
というわけで、いよいよ開演時間です。
[Acter.01 ふたりはリバース]
今回は私たっての希望で、普段プリストのSEでマイクパフォーマンスを担当している松野さんに我々の呼び込みナレーションをお願いしました。
あの渋い声で呼び込まれてみたかったんですよね。「ふたりはリバース!」の一言のためだけに来ていただくというワガママを聞いていただきました。なんという贅沢。本当にありがとうございます。
そして出囃子は、うちの相方が10年来のファンである私立恵比寿中学さんの最新曲「ジブンアップデート」。
照らされるサンパチマイク、「叶えたい理想を手に入れるの」というエビ中さんの力強い歌詞、松野さんのイカした呼び込みナレーション……大好きなものたちに背中を押されて袖から飛び出した私達を待ってくれていたのは、
今まで味わったことのないほどの熱量の拍手でした。
オファーを受けてからずっと抱えていた、「受け入れてもらえるのだろうか」という不安と恐怖が、一瞬で吹き飛びました。
自分達が照明で照らされているはずなのに、客席が輝いて見えました。
それもこれも、聖ちゃんがファンの皆さんに、クリエイターとして信頼されていて、アイドルとして愛されていて、そしてプリストメンバーやプリスターの皆さんが自分みたいな部外者の余所者を受け入れてくれる、果てしなく暖かい人たちだったから、そう思うと。
プロの芸人になって丸2年、かれこれ数百回は舞台上で漫才をしてきましたが、明転飛び出しの時に涙が出そうになったのは初めてでした。
あんな伸び伸び漫才やらせてもらえるなんて、本当に幸せ者です。
後で映像を見返したら、正直100点満点の出来からは程遠くて、稽古が足りてないなと思う箇所も山ほどあって、なにより喉の調子は最悪だったし、反省点は山ほどありました、が!
ぶっちゃけもうそんなのどうでもよくなるぐらい、楽しかった!!!
こういうステージがあるから、これからも漫才を頑張っていこうって思える、そんな輝かしい時間でした!!!
一緒に歩んできてくれた相方と、こんな素敵な場所に連れてきてくれた聖ちゃんに、心からの感謝を。
さぁこっからは一観客として全力で楽しむぞぉ!!!
(※色々あって、私はこっからあと3回ステージに上がることになります。)
[Actor.2 天藤なむ]
2番手を務めるのは、天藤なむさん。
聖ちゃんがプリストの前に所属していたグループの同期であり、苦楽を共にしてきた「相方」。
転換BGMが止まり静寂が訪れたちくさ座に、響く鈴の音。
余韻が波のように広がって、客席の温度が変わっていく。
ある種の緊張感。ある種の戸惑い。そして、これから何が始まるんだ、という期待。
暗いままのステージで、彼女の影ナレが始まります。
あまりにも真っ直ぐな熱さがゆえに、ダイレクトに人の心を打つ言葉たち。
ステージで一切の「嘘」を吐かない事って、とてつもなく難しいことだと、一応自分も舞台に立っている人間だからこそ思うんですが、彼女の言葉は120%の真実の輝きに満ちていました。なんてカッコいいんだろう。
思わず涙ぐんでいたら、私の前で見ていた聖ちゃんがこっちを振り返ってきて。「ヤバいわこれ」って涙声になっていました。君このあとすぐコラボパフォーマンスやぞ大丈夫か
Set list.
1.誰よりも
2.完全幸福サレンダー
3.【コラボ】君の光が僕を照らしているから
影ナレの勢いそのままに、彼女の激情を全身で表現するようなパフォーマンス。魅入られたように目が離せずに、そのまま魂をぶつけられるような感覚。
魂を舞台上で具現化するというのは表現者にとって至上命題の一つだと思うのですが、まさしくそれを体現していました。何という鍛錬。何という才覚。
思わず嫉妬してしまいました。俺、歌手でもなんでもないのに。
でも、あんなんなりたいなあ。
聖ちゃんが「表現者」として彼女を指名した理由をこれでもかと見せつけるようなパフォーマンスでした。
そして聖ちゃんとのコラボ。
聖ちゃんは声量をはじめとして、プリスト屈指のパワフルさを持っていますが、それに肩を並べるパワーを持つなむさんと相対して、それが互いに増幅している印象を受けました。
あの、漫画とかでよくある、ひたすら全力をぶつけられるライバルと戦っているうちに全力以上が出た、みたいな。
パフォーマンス上での完全な信頼。なんて素敵な関係。
一発目のコラボがこれって、この後どうなっちまうんだ……?
[Actor.3 プリンセス物語gem]
お次は、プリンセス物語の研究生グループであるプリンセス物語gem。
未だ余韻の残るステージに、瑞々しさあふれるSEと影ナレをバックに登場。
この緩急こそがセイタンノセイタンの成せる技!
Set list
1.まっしぐら恋心
2.Bitter & Sweet
3.【コラボ】Princess story
これは、かねがね思っている事なのですが。
アイドルの醍醐味の一つに「未熟さゆえの成長を楽しむ」という魅力があると思うのですが、これはいい意味で最近のプリストにはもう当てはまらなくなってきていると思っていて。一人一人世界観や長所短所が確立されてきているが故に、ある種安心してステージを見れるというか。
そういう意味で言えば、gemの子たちは、アイドルとして発展途上の成長期だからこその魅力にあふれていると思うのです。見るたびに成長していくのを感じられるという喜び。
それこそこの時期は結構頻繁にgemのパフォーマンスを目にしていましたが、日々変化と試行錯誤、そして進化がすごく感じられて。
こんなにもリアルタイムで応援したくなるグループいないですね
そして、普段プリストの演出を担当することもある聖ちゃんとのコラボは、「胸を借ります先輩!」という想いがひしひしと伝わってくる時間でした。
……にしても、先輩方の代表曲を先輩と一緒に演るってめっちゃくちゃ緊張するだろうなあ……自分だったらと思うと怖すぎる……
でもみんな生き生きとパフォーマンスしてました。
目配せの一つ一つも心地いい。感慨深い時間でした。
9/8からは、gemからあすか、こゆ、望湖の3人がプリストに仲間入りします。新体制、どうなる!!期待!!
[Actor.4 (仮)FUNAKA(嘘)]
続いては、プリスト内の七瀬黒崎によるユニット、(仮)FUNAKA(嘘)。
プリストの中でも、アイドルの枠に収まらない個性を持つふたりのステージは、同じく圧倒的独創性で業界を席巻したあのグループのナンバーからスタート。
Set list
1.たまごかけごはん
2.革命デュアリズム
3.PRIDE
「たまごかけごはん」ではステージを嬉々として走り回り、「革命デュアリズム」では絶唱で魅了し、「PRIDE」ではとにかくイケ散らかして。
パフォーマーとしての引き出しが多い多い。たった3曲でどんだけ色んな魅力見せつけてくんのよ。半端ねえ。
「可愛い」、「カッコいい」、そして「楽しい」、全部見せつけられたステージでした。
このふたりは本当にバランスが絶妙だと思いませんか?歌が得意で気品高い七瀬、ダンスが得意でカジュアルな黒崎、それぞれの個性が、パフォーマーとして高いレベルでガチっとハマっているというか。
このふたりのパフォーマンスを見るたびに「アイドルってこんな事もできんだぞ!」って示されている気分になります。最高のコンビ。
まあもう見れねえんだけどな!!寂しいなあ!!
気が変わったらいつでも戻ってきていいんだぞ黒崎!!
[Actor.5 すぎのなこ]
続いては、以前までアイドルグループ「なないろ∞ミルキーウェイ」で活動していて、現在は舞台女優として活躍しているすぎのなこさん!
アイドルと舞台で並行して活動していたり、ステージ演出を担当したり、同世代だったりと、聖ちゃんと共通点が多く、それゆえプライベートでも親交が深くて相談し合う仲という彼女。
この日はなんとプリストの白衣装で登場。とってもお似合いです!!
Set list
1.誰かの耳
2.スターラブレイション
3.【コラボ】走れペンギン
彼女のステージは、アイドルらしい弾ける愛嬌と、女優らしい深みのある表現が織り混ざった、まさに彼女の演者としての魅力と軌跡がそのまま具現化されたようなパフォーマンス。
途中音響トラブルに見舞われながらも、それを客席も巻き込んで乗り越えて。「そうそうこれぞライブ!!」って感じ。あの一体感はその場を共有した仲間でしか味わえませんね!!
コラボでは、聖ちゃんがなないろ∞ミルキーウェイ時代のなこさんの衣装で登場!!
悩みを共有して支え合ってきた戦友が、晴れの舞台で衣装交換!!エモぉ!!
「走れペンギン」は、ふたりが大好きなAKB48の一曲。
いい顔してたなあ……報われてくれよふたりとも
[Actor.6 なないろ∞ミルキーウェイ]
続いては、そのなこさんがかつて所属していたグループ・なないろ∞ミルキーウェイ。
「セルフの可能性は無限大!」をスローガンに掲げ、メンバーの夏宮みずほさんをプロデューサーとしてセルフプロデュースで活動するアイドルグループ。
Set list
1.White Message
2.ダイナナ
3.セブンスライド
4.【コラボ】七色デイズ
この日初めてステージを拝見したのですが、こんなにも「アイドルであること」に喜びを感じてパフォーマンスをするアイドルさん見たことないです。めっちゃくちゃ楽しそうに歌って踊るんですよ。
画面の向こうのアイドルに憧れて、真似して歌って踊ったら楽しくて……そんなアイドルの初期衝動のままパフォーマンスしているというか。その快感が見ているこっちまで伝染してくるんです。沸ける沸ける。
「アイドルをするのが楽しい!!」「この仲間達とどこまでも行きたい!!」
そんなスポ根的な爽やかさのあるステージでした!!
また、パフォーマンス中の話ではないんですが、メンバーの皆さんがこの生誕の全編に渡ってライブを鑑賞していたのも印象的でした。
本当にエンターテイメントが好きなんでしょうね。好感しかねえ
コラボでは、なこさんの衣装を着た聖ちゃんと「ななせいろ∞ミルキーウェイ」としてパフォーマンス。
聖ちゃんを加えた8人が、ちくさ座の円形ステージを代わる代わる縁取るように駆け回ります。これぞ円形ステージの醍醐味。
360度アイドルのキラキラ感を堪能しました!
ってか6組目にして今日初めてのグループアイドルの出演だったな
いやこの後もプリスト以外出てこないのか
アイドルの生誕祭でグループアイドル1組て!イカれた生誕祭だな!最高!
[Actor.7 井水優菜]
お次は、過去にはアイドルとしても活躍し、現在は「逆に、ゆうちゃんバンド」のボーカルとして活動している井水優菜さん。
Set list
1.極夜行
2.Dream on
3.STAY
4.証
ここまでアイドルさんが続くラインナップの中、ロックなギターサウンドと共に颯爽と登場。
おそらくお客さんもアイドルファンの方々がほとんどの中、煽りで、手拍子で、徐々に会場という空間を彼女の色に染めていく。気づけばひとつになって盛り上がる、「そうそうこういう瞬間があるからライブっていいんよ!!」って感覚。
曲中MCの言葉ひとつひとつも、優しさと強さに満ちていて。
たとえ初見だろうが、その歌声と言葉で、いつしか、まるで昔馴染みの親友かのように隣で肩を組んで、背中を押してくれる。これぞシンガー!!
ライブアーティストの底力をまざまざと見せつけられました!!
[Actor.8 Risa]
続いて登場したのは、ハロプロ専門のコピーダンスグループ「DXハンター」のメンバーであり、プリストの多くの曲で振り付けを担当するRisaさん。
プリストメンバーから先生と慕われる彼女。プリストやgemのメンバーが食い入るように見つめる中、生誕Tと黒スカートというシンプルないでたちで登場。
Set list
1. Escape
2.【コラボ】アダムとイブのジレンマ
4. Trick
5. Distance
ダンスってこんなかっけえんだ!!!すごお!!!
ここまで歌込みのパフォーマンスでライブが進んできた中で、身一つで一人ステージに現れて、ダンスだけで歓声を上げさせる、ステゴロ的なカッコ良さ!!
「Escape」の終盤からプリストのサファイアクラスメンバーが登場。なんか「師匠の元に集う弟子達」って感じで激アツ!!画になるなあ!!
こんなバッキバキにカッコいいのに、MCでは終始照れくさそうにしていたRisa先生。それもまたとってもチャーミング。
そしてMCが終われば、また妖艶な圧巻のパフォーマンス。
ダンスという、一つのエンターテイメントを突き詰めてきた凄みを感じました。
[Actor.9 ジュリアナの祟り]
さてお次は、東京ドームシティホールでのワンマンや日比谷野外音楽堂でのフェスなどを次々と成功させた「バブリー系エンタメバンド」、ジュリアナの祟りさん。
場所がどこだろうと、相手が誰だろうと確実にぶち上げてくれる頼もしい兄さん姉さん方。
今回は大ファンである聖ちゃんたっての希望で参戦!
Set list
1.キミクロニクル
2.パンティーナイト♂
3.無敵シュプレヒコール〜このSを、聴け!〜
4.あーもー!アモーレ!!~アイツのタタリ~
5.バブリー革命〜ばんばんバブル〜
声出し、MIX、煽り、全部のせ全開ぶち上げ仕様のセットリスト!!会場は、祟りさんのイメージカラーであり聖ちゃんのメンバーカラーでもあるピンク1色で大盛り上がり!!
「バブリー革命〜ばんばんバブル〜」ではここまでに出演した演者のみなさんが集結!!ステージ上も、客席も、みんなで総立ち!!そしてバブリー!!
最後は、今日の主役である聖ちゃんに向かって会場全員で拍手!!
「こんなにたくさんの人に祝われたの初めて」と聖ちゃんが一言。そりゃあそう。幸せ空間。
最後のMCで「ではこれでこのライブは終わりという事で……」ってボーカルの江夏さんがジョーク。確かに大団円感あった。みんないたし。
さて、次はいよいよ我らがプリンセス物語です。
[Actor.10 プリンセス物語]
大トリ、真打ち、プリンセス物語のステージは、先程のお祭り騒ぎの余韻を一変させる、厳かな音色から始まりました。
桜吹雪と共に、次々現れ、舞うメンバー達。
やがて全員が集結し、主役の号令が響く。
「ハルノオドリハ、ヨーイヤ セイッ!!!!!!!」
「お見事!!」と言わんばかりの拍手が客席に鳴り響きます。
期待は最高潮!!さあどんなすげえもんが見れるんだ!!
Set list
1.花鳥風月
2.wish
3.君と…Milky way
4.イベントホライズン
1曲目は、この生誕祭のテーマである『滝沢歌舞伎』の代表曲「花鳥風月」で幕開け。
先程の桜吹雪が足元を彩る中、メンバー達が華麗に舞い歌います。
ステージ全体通して、コールや煽りで沸いたり、レスでアガったりという、いわゆるアイドルライブ的な盛り上がりというよりは、舞で魅せ、歌で聴かせる、まさしく『ショー』という形容がしっくりくるパフォーマンス。
それでもボルテージがずっと高まりっぱなしだったのは、プリストメンバー全員がパフォーマーとして優秀がゆえにほかなりません。
あれだけ個性が強いメンバーが集まっていながら、それがぶつかる事なく一丸となって一つの『ショー』を作り上げる。この8人だからこそ成し得た芸当です。
そしてなによりも、グループのパフォーマンスのOPから、歌唱や煽りの一切ない舞で始まり、「こりゃ今日はいつもと一味も二味も違うぞ!!」と思わせた、演出家七瀬大先生の構成の凄さたるや。
結構攻めた事してるよ?一瞬たりともダレないのマジですげえ
と思っていたら、ラストに「イベントホライズン」のイントロが流れ、客席は「待ってました!!」とテンション大爆発!!!コールも煽りもブチ上げMAX!!!
普段は一曲目に使われることも多い曲ですが、ラストにこんなフルスロットル回す使い方もあるんですね!!勉強になります先生!!!
大盛り上がりでライブはフィナーレ!!最高の生誕だったぜ!!!
……と、これで終わるわけもなく。
[そして、アンコール]
本編終了後、運営さんと生誕委員さんに呼び出された私。
「堤さん!アンコールの口上やってください!」
やったことねえって!!!!!ただでさえ喉やってるし!!!!!どんなこと喋ったらええんや!!!!!こういうのは事前に言っといてくれよ!!!!!
僭越ながら、無事にやり切りま……いや、生誕委員さんに助けていただいて、辛うじて、全うしました。
まさか自分が「せいぽん」コールの音頭を取らせていただくことになるとは。
ほんの1年前は、聖ちゃんとはただの友達だったのに。
私ごときをこんなにも受け入れてくださって。
そして、聖ちゃんはこんなにもたくさんの人に愛されていて。
……あああああ全快の喉で叫びたかったなあ!!!!!
アンコールで登場した聖ちゃんは、真っ黒なドレスで登場。
メンバーカラーでもないのに、晴れの生誕で真っ黒て。
聖ちゃんらしい。
Ec.1 WITH LOVE
本当に綺麗でした。多分初めて言うけど。
一人きりの歌唱を終えた聖ちゃんの元に、メンバーが集結して、MC。
聖ちゃんが、滔々と、それでいて噛みしめるように、語り始めます。
「本日こうやって皆さんお集まりいただいて、本当にありがとうございます。
……私自身、すごく自分に自信がなくて、アイドル向いてないとか、表舞台に立ってていいんだろうか、最近そんなことばかり考えていて……正直言うと、今日のライブで卒業発表しようかと思ってました。
……でも、社長から許可が降りなかったので……(笑)でも、今日これだけ素敵な景色も見させていただいたし、
今日、この場にいる全員が、私のファン、ではないと思います。他のアイドルさんだったり、プリストのメンバーのファンの方が大半だと思うんですけど、
こうして、ピンク色を振ってくれたということは、少しでも私に興味を持ってくれた、ということだと思うので、とても幸せな気持ちなので。
もうちょっと、そのちょっとが何年になるかは分かりませんが!プリストで、夢を叶えていきたいと思います。
今日は本当に、ありがとうございました!」
多分言わない方がいいようなことも、言葉にしてしまうほどの真っ直ぐさと。
謙虚かつ愚直で、時折卑屈にさえ見えてしまうけれど、それでも折れないひたむきさと。
そんな感情を、照れくさそうにしか吐露できないシャイさと。
それでいて、これだけのステージを作り上げる情熱。
七瀬聖の、人間としての魅力が詰まった言葉たちでした。
そんな彼女に惚れた精鋭のエンターテイナー達が、この最高のショーをもたらしたのです。
もっと自分に自信持てや!!!!!超すんげえんだからアンタ!!!!!
あと、アイドルライブのサプライズ恒例「ちょっと待った!!」をすぎのなこさんと私でやらせていただきました。
感情高まりすぎてプロポーズみたいになってました。いやそれにしては衣装シワシワすぎか
Ec2.Another world
ライブを締めくくるのは、この日初解禁の、聖ちゃんの惑星曲。
この最高のショーのエンディングに、世界で最も相応しい一曲。
……いやマジでここがこの曲の最高の使い所じゃね?今後これ超えれる?
……でも、こんなとんでもねえステージを見せてくれた彼女達なら、いつかきっと、これ以上にグッとくるこの曲のパフォーマンスを見せてくれると、信じています。
その日が待ち遠しいような、来てほしくないような。
これからも、最強のエンターテイナーであり、最高の親友である七瀬聖の一挙手一投足を、目に焼き付けていこうと思います。
出会ってくれてありがとな!
以上、
「マブダチの生誕にノリで出てみたら、すげえもん見れて超感動したけど、それをレポートにしたら1万字超えちゃったよ!でも人生最高の日だったし許して!」
でした!!
クソ長文なのに最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!!!!