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スポットライトを浴びるということ

Aロマちゃんが書いたnoteに影響されて書きました。
高校生でスポットライトを浴びて人生が変わる人もいれば、高校生になる前から浴びている人もいる。そんな浴びている側のお話です。
Aロマちゃんのnote『スポットライト浴びずして、何になる

誰もがスポットライトを浴びてきた

スポットライトを浴びると言うのはステージに立つことだけではない。お遊戯会や発表会じゃなくとも人前に立って何か話して視線が集まれば、その視線がスポットライトになると思っている。むしろ人前に立たずとも、友達との会話中に自分が話し、友達が聞いている状態でさえもスポットライトを浴びている判定になるかもしれない。
そうするとスポットライトを浴びたことのない人はいないだろう。

この記事内での定義

ステージに立つ=人前に立つこと(体育館のステージや教室での発表など、場所・状況は問わない)
スポットライトを浴びる=人の視線・注目が自分に集まること

前提

前提として、人前に立つことが多い=目立つのが好き、目立ちたくない=人前に立ったら何もできない、ということはないと分かってもらいたい。
実際、私は人に見られたくない傾向が強い。自室にいても壁越しに聞こえる話し声に怯えているような人である。
それでも人前に立つのが好きでスポットライトを浴び続けている。

環境

目立ちたくないのになぜ人前に立つのか。私にとって人前に立つということは日常の延長線でしかなかったからだ。たまに外食に行くように人前に立ち、人の視線を意識してきた。
両親はどちらも第一印象を大切にする家系出身だ。保育園の頃から人から見られていることや世間体を大切にすることを教わった。
父親の影響で落語を始め、当時流行っていたのでダンスを始め、学校で優等生という地位を保持するため学級代表を務めていた。
ただ日常生活まで人目を気にしすぎるところがあり、人目に利用し利用されみたいな状態である。
ともかく、私は注目を浴びることに抵抗はなく、むしろそれを利用することもあった。中学生で演劇部に入ったのをきっかけに、いわゆる「ステージ」、舞台上で演劇やパフォーマンスをすることに力を入れ始めた。

「ステージ」の良さ

「ステージ」を作ってきたのは小学生で落語を始めてからだ。以降、今に至るまで10年以上、アマチュアの範囲でさまざまな「ステージ」を出演や裏方として作ってきた。その時に意識するのは楽しませることだ。
これはチアリーディングで観客を笑顔にしたかったという経験から来ている。調べてもらったらわかるがチアリーディングは笑顔で踊るだけでなく、危険な行為も多くある。敵チームが緊張に包まれる中成功したら大盛り上がりなのだ。
そもそも楽しさとはなんなのか。楽しいとは「楽しいなぁ」だけでなくドキドキやハラハラ、時にマイナスな感情もあり、飽きさせないこと、と私は定義づけしている。「観客がどんな状態になってほしいか」から逆算する「ステージ」版カスタマージャーニーだ。
そして、観客を楽しませるためには作る側が楽しんでいなければならないというのが私の信念だ。つまらなさそうに踊っていても楽しさは生まれない。
しかし、自分が楽しむことに熱中しすぎると「楽しそうだな(私には関係ない)」になってしまう。
それを防ぐ一つが観客も巻き込むことだと思っている。目の前に観客がいてリアルタイムで反応が返ってくる。

出演者がアクションを起こす(出演者の感情:楽しい)

観客が声や表情でリアクションが起こる(観客の感情:楽しい)

出演者がそれを受けてアクションを起こす(出演者の感情:楽しい)

このループができるのがステージ最大の良さだと思っている。
これは「ステージ」を作るだけにとどまらず、プレゼンや意見をいう時など、スポットライトを浴びる時ならいつでも適用される。ステージに立って何をしたいのか、スポットライトを浴びて何ができるのかを失ってはいけない。

なぜスポットライトを浴び続けているのか

世の中には自分のようにスポットライトを浴びたい人も、浴びるのを避ける人もいる。
スポットライトを浴びたいのは目立ちたいというわけではない。
前述した通り、人前に立つことと目立ちたいという気持ちは一緒とは限らない。ある目的があってそれに向かうため、目立ちたくなくても人前に立つ必要がある。人前に立つ、スポットライトを浴びるとは手段なのだ。
私は「楽しませたい」という欲が人一倍強い。誰かの為になることより、誰かに感謝されるより楽しませることが好きなのだ。そのためにステージに立ち、スポットライトを浴びている。

スポットライトを浴びるということ

スポットライトを浴びるということは何をしても観客に必ず影響があり、誰かに影響するゆえにその行動の責任が伴ってくるということである。
「自分が良ければいい」で終わらすこともできず、「頑張ったから」も通用しない中でステージに立ち、スポットライトを浴び続けてきた。

責任だのなんだの言われると人前に立つのが怖くなるかもしれない。
でも安心してほしい。ステージに立ってしまったが最後、何があってもどうにかするしかない。
目の前で起こっている不測の事態に「面白いな」とか「もうどうにでもなれー!」とか「やばい」とか思って何とかしたら、終わった時には「楽しかったな」と思える。上手くいけば見ている人も楽しそうでいいなと思える。そこからスタートでもいいんじゃないかな。

あくまでも、手前の準備段階でスタッフさんに迷惑かけないように期日内で試行錯誤をした上での、本番当日のマインドです!!!by223


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