普通の事
昔はというか今の人に出会うまで、彼氏という存在は親ぐらい無性の愛を注いでくれる人であるべきと思っていた。
恋愛をするたびにいつも自分との温度差を感じて1人でハラハラしていたっけ。
こんなに私はあなたを好きなのに…なんて悲劇のヒロインぶってたな。
そうなんです私、オモイオンナなんですよ。
結婚はあたしの事を100%で愛してくれなきゃやだ。なんて思って。
だからなんか違うっていつもいつも感じて今に至るわけですよ。
30歳を過ぎてからは、毎日がほんとに楽しくて。結婚どころか恋愛すら疎かになっていった事は言うまでもない。
誰かに一球入魂するよりも、今楽しいや今一緒にいたいをとても大事にしていた。
それが正しいか正しくないかなんて自分自身でしか決めれないし、決めなくていいと今は思う。
2019年7月。
いろんな偶然が重なって、今の彼に出会った。
私の当たり前を沢山覆してくるとんでもない奴!!
それでも一緒にいたいと思えるのは、全部ひっくるめてとても面白い人やから。
そしてあの人と出会ったおかげで、1人で立てるようになった気がする。
弱くて泣き虫で何に対しても逃げ腰だった私が、なんだか強くなれたかも。
人として成長したなんて大それた事は言えないけど。でもなんかそんな感じ。
もうすぐ夫婦になるんやけど、そうなりゃきっともっと強くなれそうだ。
私の常識やいろんな壁をどしどし崩してくる、私の大好きなあなたとずっと闘いながらも肩組んで、死ぬほど笑って死ぬほど呑んで過ごしていけるかな。
なんて。また大それた事言ってるかも。
なにせ普通の毎日に、普通にあなたがいて、普通の事があなたがいる事になって。
それが普通と言ってる毎日を送りたいです。