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全知ドラフト(ダスクモーン)の感想と強いカードまとめ
普段は紙のEDHについての記事を書いているのですが、今回は番外編です。初めてMTGArenaの全知ドラフトをやったのですが、1回目はルールを勘違いして0-3という悲惨な結果になり、強い戦略を意識することで2回目は7勝することができました。そこで1回目のような悲劇を生まないために全知ドラフトについて書き残しておきます。
全知ドラフトって何?
デッキを作る際は一般的なクイックドラフトと同じですが、対戦時に特殊なルールが適用されるフォーマットです。具体的に適用されるルールは下記です。
初手は3枚
手札からカードを唱える際のマナコストが0になる
X呪文の場合はX=0としてなら0マナで唱えられ、Xを1以上で唱えるなら正規のマナを支払う必要があります。
部屋の場合は好きな方を0マナで唱えることができます。
各ターンに各色1マナ合計5マナを使用できる
土地を入れることもできますが、手札からのプレイは無料なので土地は0枚にした方が強いです。
大雑把な強い戦略
全知ドラフトでググるといくつかヒットするんですが、基本的にどの記事にも「手札を増やせるカードを最優先でピックすべき」ということが書かれています。
手札から0マナでプレイできると聞くと「高マナのフィニッシャー使い放題じゃん、たくさん入れよう」という気持ちになってしまうのですが、それよりも手札を増やすカードを大量に採用して盤面にクリーチャーをたくさん並べた方がはるかに強いです。筆者は一回目のドラフトはその辺を考慮できておらず対戦相手にソリティアされて負けました。
全知ドラフトにおける基本的な優先順位は下記のようになりそうです。
手札を増やせるカード
手札を交換できるカード
全除去
ハンデス、打ち消し
サイズがでかい or アドが稼げるクリーチャー
単発除去
上記以外のクリーチャー
ダスクモーン環境において強いカード
手札を増やせるカード
《マリーナ・ヴェンドレル》
![](https://assets.st-note.com/img/1729328101-wujIRTCbVsMtQzZyDiL07oAf.jpg)
《光霊噴出》
![](https://assets.st-note.com/img/1729328358-0R6NfbmGWEhJiBAS27Dd3lTK.jpg)
《食肉用冷凍室+冠水した食堂》
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《見捨てられた屋根裏部屋+見晴台》
![](https://assets.st-note.com/img/1729329032-nRGlhHBCVM1bkTuIKyvLa8Xc.jpg)
《温室+がたつく展望台》
![](https://assets.st-note.com/img/1729329185-YByznu873DkljWpde4Uc5Swx.jpg)
《中央エレベーター+確実な階段》
![](https://assets.st-note.com/img/1729331441-gjUtifyP3cL7OzvFlM26HuJV.jpg)
《無限への恐怖》
![](https://assets.st-note.com/img/1729329663-8PWh3lMo5nvsdTEa1w7FQADb.jpg)
《マリーナ・ヴェンドレルの呪文書》
![](https://assets.st-note.com/img/1729336619-G1matpJSMVF2ZEfd0PbhAzcB.jpg)
手札を交換するカード
たくさんあるので省略するんですが、基本的に手札を増やせるカードを引ける可能性を上げてくれるので全部入れ得だと思っています。
手札を増やしたり交換したりできないが、それはそれとして強いカード
《恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス》
![](https://assets.st-note.com/img/1729336252-H2n0SRGgzc8TetVj7DB3bdpM.jpg)
《剃刀族の棘頭》
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《狂乱の呪詛》
![](https://assets.st-note.com/img/1729330657-5nkpNicqar0dBKbWR6tyLgQf.jpg)
《永劫の勇気》
![](https://assets.st-note.com/img/1729331162-tHiBTcQLV2sdqnPvjkJpGbKx.jpg)
《別行動》
![](https://assets.st-note.com/img/1729331869-O5ErwjA9nk7CMIoPtU6sZlu4.jpg)
《専用執務室+講義室》
![](https://assets.st-note.com/img/1729331946-U9Z08o4unI6EHcFKTkRAVqyJ.jpg)
《ゲームをしよう》
![](https://assets.st-note.com/img/1729332230-PxITg6c03eNMsAitHXDUfu1j.jpg)
実際のドラフトで作ったデッキ
1回目(0-3)
![](https://assets.st-note.com/img/1729333499-x2Vm6tvM0FhzU7RB5HoZIb1q.png?width=1200)
ルールをちゃんと理解できていなかったので、X=0で使っても微妙なXマナの呪文をピックしてしまっています。ドローがほとんどできず、相手の横展開したクリーチャーに圧殺されて3敗しました。
2回目(7-2)
![](https://assets.st-note.com/img/1729333512-yBKkmNs2iEPIOp3l4cCwY95g.png?width=1200)
クリーチャーが全然入っておらず不安だったんですが、大量にドローができるのでほとんど困りませんでした。基本的に最初のターンでクリーチャーが横展開できた試合は全部勝てて、相手の妨害や手札事故でそれができなかった試合は全部負けました。
感想
マナコストを無視してとにかくドローするカードを入れまくってソリティアするという普段と全く違う体験が得られたのは面白かったです。一方で、「デッキに何枚手札増やすカードを入れてそれらをどれだけ引き込めるか」で勝敗が決まるのでかなり運の側面が強いゲームだなと感じました。最初は面白いのですが、強いデッキは大体同じようなものになってしまい通常のドラフトほどの奥深さはないので、同じカードプールで何回もプレイするものではないかなと思いました。
こういう特殊ルールはMTG Arenaならではの面白い試みだと思うので、他にも色々やってほしいです。任意のカードを土地としてプレイできるようにするルールとか、引いたカードのマナコストがランダムに変化するのとかは結構面白そうな気がしています。