EDH(統率者戦)を始めた記録 その7
上の記事の続きです。
ファウンデーションのジャンプスタート
友人4人で2パック買って総当たりで対戦する会をやりました。
偉丈夫は+1/+1カウンターがテーマになっているデッキで、《月皇ミケウス》は50円くらいのカードですが出して能力使えれば強かったです。一方で妄信者は「督励」というなんとも言えないキーワード能力がテーマでかなりクセがあるデッキでした。結果は2-1だったのですが、基本的に偉丈夫のカードが活躍していました。
1100円で構築済み1デッキと考えると他のTCGと同じ水準なので新規に布教するパックとしてはなかなか良さげだなと思いました。
ヘイゼル/ウィンターの問題点
あれから何度かヘイゼルのデッキとウィンターのデッキを回して判明した問題点なのですが、カジュアルデッキとしては強すぎる、かといってガチデッキには及ばないということがわかりました。デッキの構築上の問題もあるんですが統率者がサポート寄りなので、何もできずに負けるか、長期戦でビートダウン or コンボカードを揃えて勝つみたいなゲーム展開が多く見られました。
それもそれで面白いのですが有利状況で試合を無駄に長引かせていることが多いので明確に勝つプランを持ってるデッキを組みたくなってきました。そこで、「積み上がる死者の山」のサブ統率者である《軋む巣、引き裂き口》のことを思い出しました。
《軋む巣、引き裂き口》はカードタイプを複数持つカードをプレイするたびに、プレイヤー全員に使嗾状態の2/2鳥トークンを配る能力を持つカカシです。鳥トークンはタップ状態で生成されるので相打ちすることができず、他のプレイヤーのライフをゴリゴリ削ることができます。ウィンターデッキを回している時も《軋む巣、引き裂き口》が序盤に出せた試合はすぐに決着が着くことが多く信頼と実績がありました。
《軋む巣、引き裂き口》を統率者にする場合コンボカードやサーチカードを入れなくてもよく、相性が良いカードは一部の例外を除いて単体だとカードパワーが低いカードが多いです。そのためカジュアル環境で無理なく使え、かといって有利状況で試合を引き延ばしたりはしない統率者と言えると思います。
軋む巣、引き裂き口 v1
そんなわけで組むことにしました。基本的にはEDHRECを参考にカードを選びました。
マナクリーチャー
引き裂き口は5マナですが5ターン目に出すとすぐに全除去が飛んでくるので、3,4ターン目に確実に着地させるためにマナ加速は重要です。また、カードタイプを複数持つカードは大体アーティファクトクリーチャーで、その中でもマナコストが小さくてデッキに入れる意味があるカードはマナクリくらいしかないという背景もあります。
《エルフの神秘家》: 定番1マナクリ
《ラノワールのエルフ》: 定番1マナクリその2
《聖域の織り手》: 場合によっては2マナ以上産めるのが偉い
《ひきつる人形》: 終盤で大量の蜘蛛トークンを産めるのが偉い
《銅のマイア》: 2マナのマナクリその1
《面晶体の這行器》: 2マナのマナクリその2
《鉛のマイア》: 2マナのマナクリその3
《マナキン人形》: 2マナのマナクリその4
《マイアの回収者》:2マナのマナクリその5
《極楽の羽ばたき飛行機械》:2マナのマナクリその6
《永劫の活力》: 3マナで全クリーチャーをマナクリにできるのが偉い
《パラジウムのマイア》: 3マナで2マナを産むマナクリ
《エルフの神秘家》と《ラノワールのエルフ》以外は全部カードタイプを2つ持つので、統率者を出してからプレイすることで鳥トークンを出すことに貢献できます。
シナジーはないけどカードタイプによって採用したカード
カードパワーが低めでも軽くて2つのカードタイプを持っていれば入れ得なので色々入れました。
《羽ばたき飛行機械》: 0マナなので統率者と同時に出せるのが偉い
《石とぐろの海蛇》: Xマナなので、余ったマナで確実に出せるのが偉い
《波止場の料理人》: マナクリが過剰な時にドローに変換できるのが偉い
《骨造りの棒編み》: 昂揚によって毎ターンアドが取れる
《眼腐りの終焉》: 3マナインスタンスのクリーチャー除去
《木化》: 2マナでクリーチャーを無力化するエンチャント
《タルモゴイフの巣》: トークンの増産ができる土地エンチャント
《ドライアドの東屋》: サーチできる代わりに全除去に巻き込まれる土地
《暗闇苔の橋》: タップインだが二色出る土地
《犯行現場》: タップインで無色しか出せない土地
《ダークスティールの城塞》: アンタップインの無色土地
《宝物庫》: アンタップインの無色土地その2
《伝承の樹》: 実質森
《ヴァルガヴォスの棲み処》: タップインだが好きな色を選べる土地
《囁きの大霊堂》: 実質沼
《ウルザの物語》以外の複数のカードタイプを持つ土地は全部入れたと思います。デッキ100枚中44枚は二種類のカードタイプを持つので、高い確率で5ターン目に鳥を2,3体くらい用意できます。
他デッキだと採用されなさそうなカード
《生体転移》
全てのクリーチャーのカードタイプにアーティファクトを加えます。
《激しい恐怖》
コマンダーパーティーの参加賞でもらったカードです。中盤で鳥トークン以外を除去したり、残り2人の状況で相手の鳥トークンを除去して延命できるのが偉いので入れました
《縫い合わせの旗》
鳥トークンの全体強化しつつ、マナファクトでもあるので統率者を何度も出しやすくなるのが偉いです。
《フィオーラへの侵攻》
鳥トークンさえ残っていれば勝てるので、伝説のクリーチャーだけを除去するために入れました。
残りはゴルガリの汎用カードなどを入れてとりあえず完成したのが下記のデッキです。
そんなわけで、後日3人でEDHをやったんですが《画家、アンヘロ》に配った鳥トークンを処理され続けアドを稼がれ続けて負けました。
もうちょい改善の余地がありそうなので、引き続き相性が良いカードを探していこうと思います。