EDH(統率者戦)を始めた記録 その1
はじめに
先日、友人に誘われてEDH(MTGというカードゲームのフォーマットの1つ)を始めました。結構ハマりそうな予感がしているので、沼に浸かり切る前に沼に浸かる過程を記録しておくことにしました。
EDHを始めるまで
筆者は2023年の5月にMTG ArenaがSteamで配信されたのをきっかけにMTGをプレイし始めました。筆者は遊戯王マスターデュエルを配信初日からずっとプレイし続けているくらいにはTCGが好きなので基本的なルール自体はすんなり理解でき、毎日デイリーの2勝をこなすくらいの熱量でプレイしていました。
そんなある日、大学時代の友人から、「Arenaやってるなら仲間内で紙でシールド戦やらない?」という誘いが来ました。6パック買うだけで参加できるので良い機会だと思って参加し、それ自体もそこそこ楽しかったのですが、シールド戦をやり終えた後も時間が余ったので「ストレージのカードを集めて60枚の統率者戦をやろう」という話になりました。そんなにお金もかからなさそうなのでやったところこれがかなり面白く、そこから統率者戦に興味を持つようになりました。特に、50円のストレージから僕が探してきた「時空からの退去」で全員が苦労して出した統率者を数十ターン封印したのはめちゃくちゃ面白かったです。
その後、ボイスロイドを使ったEDHの動画をたまに見るようになりました。そんなある日、先日のシールド戦を企画した友人から「ブルームバロウの構築済み統率者デッキが出るから仲間内で買って対戦しない?」という誘いが来たので二つ返事で承諾し、ブルームバロウの構築済み統率者デッキ「リスの悪ふざけ」を買って無事EDHデビューを果たしました。
構築済み「リスの悪ふざけ」について
筆者は色の中で攻撃的かつ色々なものを破壊できる黒が一番好きで、ブルームバロウの統率者で色に黒を含むのがゴルガリカラーの「リスの悪ふざけ」しかなかったのであまり深く考えず選びました。
統率者の「根花のヘイゼル」は自分のトークンを任意の数タップしてその数だけ好きな色のマナを出す起動型能力と、自ターンのエンドステップに自分のトークンを1つ(リストークンなら2つ)増やす誘発型能力を持ちます。
デッキの大まかな戦略としては、トークンを増やしてヘイゼルでマナを出し、デカいクリーチャーを出したり全体強化する呪文を唱えて殴るというコンセプトです。
あとから考えると、数を揃えて殴るビートダウンが強いデッキなので初心者が買うデッキとして正解だった気がします。友人との対戦は最初の一戦だけ構築済みそのままで対戦したのですが、序盤からリストークンを増やし続けて「獣使いの昇天」で全体に+5/+5修正をして全員を殴り切ってあっさり勝ててしまいました。
「リスの悪ふざけ」改造 v1
2戦目からカードを(ある程度の値段までで)入れ替えOKというルールにしてたので、事前にカードを用意していました。筆者が用意したのは下記のカードでした。カードを選ぶ際には下記のnoteの記事をかなり参考にさせてもらいました。
茨越えの餌あさり/Thornvault Forager
種選奴、カメリア/Camellia, the Seedmiser
蔦刈りの導師/Vinereap Mentor
永久の証人/Timeless Witness
新緑の命令/Verdant Command
ペレグリン・トゥック/Peregrin Took
蜘蛛網の頭、アイゾーニ/Izoni, Center of the Web
甦りし悪夢、ブレイズ/Braids, Arisen Nightmare
頭巾被りのハイドラ/Hooded Hydra
崩老卑への貢納/Tribute to Horobi
木の実拾い/Nut Collector
2戦目は対戦相手の一人に無限コンボされてよくわからないうちに負けて、3戦目は長期戦の末「ペレグリン・トゥック」で食物トークンを大量に生成して、「強欲な果食動物」でその食物を使って全体強化して殴ることで勝ちました。3戦やって2回勝てたのでEDHとしては破格の結果でした。
感想として、新しいカードを入れたからといってそれを引けるとは限らないし、ましてやそれが活躍するとも限らないのだなぁというのを感じました。「ペレグリン・トゥック」はめちゃくちゃ活躍していたんですが、他のカードはほぼ引けませんでした。他に入れたカードだと「崩老卑への貢納」はプレイはできたのですが、ネズミトークンが全て相打ちで処理されてしまったのでトークンを奪い返すことはできませんでした。
それから、意識しないと墓地が全然肥えないというのが分かりました。普通の1vs1の対戦だと毎ターンクリーチャーが殴り合って墓地がすぐ肥えるイメージがあるのですが、統率者戦は中盤までクリーチャー同士がほとんど殴り合わないこともあるので墓地を参照するカードが手札で腐っていました。
友人の「家族が第一」を改造したデッキが思ったよりも活躍できなかったということもあり、デッキをそれぞれもっと強化して後日対戦することになりました。
(続く)