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●完全版:11/16(月)◆27歳で路上生活。「新コロ」の拡大であらわになった貧困ニッポン。いったい、どこへ行く……


【注】文中、リンクが開かないものがあるようですので、そ
   の場合はコピーして検索窓に貼り付けて下さい。また、
   長文のため、下記の文章は、前半のみです。
   もし100%掲載の「完全版」をご希望のかたは、最
   後部からご覧下さい。前半だけでもお役に立つと思い
   ますが、後半部分に、山田の強い思いが綴られています。 

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     ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!

     ★完全版メルマガ「暮しの赤信号」★

    (本誌は、100%掲載の「完全版」です)

       2020年11月16日(月)号
            No.3882

毎朝、早朝5時、全世界に向けて2配信スタンドから合計
約5200部を発行(日曜は休刊です)。創刊日は2004/10/5。

【注】まぐまぐ!から受信されると、冒頭に[PR]と記載した
広告が掲載されますが、当方とは無関係です。ご留意下さい。

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『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や『危険な食品』(宝島社
新書)などの著者で、食生態学者、そして日本危機管理学会
員でもある山田博士(ひろし)が配信。食べものだけでなく、
人としての生きかたを考えます。なんともユーモラスな文体
が人気のようで……。


やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。

地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせ
たい。

空でのんびりと旅をする雲を眺めながら、ぼくはいつも
その方法を考えています。

そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた重い事実を、知ってほしい。


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(最近の原稿に関連した写真を載せていますので、どうぞ)



             ▼目次▼

【1】山田の電子本「社会の裏側!」の本邦初原稿です:

  27歳で路上生活。「新コロ」の拡大であらわになった
  貧困ニッポン。いったい、どこへ行く!


【2】あなたやあなたの家族を命懸けで救う、山田博士作
   品集!ぜひどうぞ:

  (先日の木曜日にご案内しましたが、まだご覧になって
   いないかたのために、再度お載せします)

    ★コンビニの「おにぎり」や「パン」に、PH調
     整剤が多用される理由!
     (「即実践”マニュアル」第22話)



___________________________

【1】
    ▼山田の電子本「社会の裏側!」本邦初原稿▼

 (毎週「月曜日の早朝5時」を楽しみにしていて下さい)

後日、概略などを付けて、電子本として公開する予定ですが、
読者のかただけには、いち早く、こうしてご案内しています。
___________________________


        【今回のタイトル】
           ↓ ↓ ↓
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27歳で路上生活。「新コロ」の拡大であらわになった貧困ニッポン。いったい、どこへ行く!

 ~勤務先の寮を追い出され、住居も食料もない若者。子ど
  もに食べさせるために、自分は1日何も口にできないと
  言うシングルマザー。若者は、「日本の宝」なのに……~

===========================
 ★毎回、ただタイトルの内容だけじゃなく、山田の思いを
 述べています。その部分も含めてお役立に立つことを……。


           【目次】


★(第1章)

「普通の生活がしたいです。普通に働いて給料をもらって
……」。勤務先の寮を、突然追い出され、行く場もなくなっ
た27歳の彼は、路上生活にならざるを得ませんでした。で
も、このような人が、いまのこの「新型コロナウイルス」の
拡散の事態の中で、日本でますます増加しています……

★(第2章)

とくにこの「新型コロナ災害緊急アクション」に電話がかか
ってくる内容は、どれもみな、逼迫(ひっぱく)したものば
かり。「もう今夜で終わりにしたい」……。悲しいことに、い
ままで誰もが、弱者の立場に立った行動もせず、自分だけが
平和な環境の中でぬくぬくとしてきたわけですね……

★(第3章)

本当に困っているかたは、ここに記載した団体へ連絡してみ
て下さい。そして、どれだけ経済的に困っても孤立せず、こ
の中から誰か気の合う人を一人見つけて、何でも相談してみ
て下さい。必ず、解決する方法が存在します……


              ★
              ★
              ★

★(第1章)

「普通の生活がしたいです。普通に働いて給料をもらって
……」。勤務先の寮を、突然追い出され、行く場もなくなっ
た27歳の彼は、路上生活にならざるを得ませんでした。で
も、このような人が、いまのこの「新型コロナウイルス」の
拡散の事態の中で、日本でますます増加しています……

「普通の生活がしたいです。普通に働いて給料をもらって
……」。

勤務先の寮を、突然追い出され、行く場もなくなった彼は、
路上生活にならざるを得なかった……。

これは、TBSテレビで放映していた内容です(2020/08/20)。

その放映の前の週、「反貧困ネットワーク」の事務局長であ
る瀬戸大作さんは、その男性から“SOS”を受けて、東京・
八王子までやってきました。

その男性は「派遣社員」として、工場や警備会社で働いてい
たのですが、2020年の4月、突然「派遣切り」にあうわけで
すね。

そして、それまで住んでいた勤務先の寮も出ることになりま
す。
そのあと、ついに路上生活に……。

彼は27歳。
体力もある、その若さで、路上生活です。

放映されたそのときの所持金は、300円だけだとのことで
した。
寮からは、バッグだけ持って、出たと言います。

それを聞いた瀬戸さんは、まず生活の場を作るために、いつ
ものホテルへ連絡をし、彼をそこへ住まわせ、すぐに公的支
援の準備を始めたわけです。

でも、このような人が、いまのこの「新型コロナウイルス」の
拡散の事態の中で、この日本でますます増加しているわけです
ね。

欧米に比べて、日本はまだまだこの影響は少ないと言います
が、でも、企業たちは、「新型コロナウイルス」を口実にし
て、いままでなら、とても不可能だった「雇い止め」などを
堂々としているところもあるようです。

他人が困っているときこそ、相手に手を差し伸べる。

そのような、かつての日本の美徳はどこへ行ったのやら、い
まは、そのときこそ、足を引っ張る行為をするわけですね。

これは企業だけじゃなく、個人間でもあります。

なんとも辛(つら)いことですよね。

いままでなら、「なあに、大都市だし、どこかに働く場所が
あるから……」なんて故郷の親に言っていた大学生たちも、
突然、いままでのバイ先が封鎖されてしまいます。

とくに、バイトの「定置」でもあった「外食店」の落ち込み
ようが酷(ひど)く、「すかいらーく」などの外食チェーン
などは軒並み、大赤字になっているわけですね(2020/11/15
現在)。

いま挙げた「すかいらーくホールディングス」は、この「新
型コロナウイルス」で売り上げが減少しているため、全国の
グループ店舗「約200店舗」を2021年12月期中に閉店する
と発表しました(2020/11/13)。

バイト学生にとっては、学費や生活費を稼ぐこともできなく
なり、大学へ通うのもままならない事態になっているわけ
ですね。

中には、退学する学生も増えてきました。

また、とくに影響の大きいのは、シングルマザーや、高齢者、
そして外国人労働者たち。

ある、夜の仕事をしていたシングルマザーは、突然に収入が
途絶え、子どもの食事を与えるのが精一杯で、自分は1日何
も口にしていない……という人まで現れました。

この、「●●の見えない新型コロナの感染拡大」(●●は、下
記の設問をご覧下さい)。

先日、厚労省が発表していましたね。

「新型コロナウイルス」の感染拡大に関連した「解雇」や
「雇い止め」の人数(見込みを含む)は、初めて7万人を超
えたとか……(2020/11/06の時点)。

正確な数字では、同年の11/6日時点で、7万242人に達した
というわけですね。
とても、こんな数字どころじゃないでしょうが、改めて、現
在の雇用情勢の厳(きび)しさが浮き彫りになった感じがし
ます。

でも厚労省は、こういう調査をするだけ。

そんな数字を国民が知っても、何の意味がありますか。

つまり、厚労省は、国民への「目線」がないんですね。
国民を救おうとは思っていない。

役人たちが、ただ自分の仕事のため、それらの数字を作成し
て、ただ「棒読み」するだけ。

いま目の前で苦しんでいる人たちをどうするのか、なんてい
う視点が、まるで頭にはないわけです。

人間は、毎日食事をし、屋根の下で眠る……というような生
身(なまみ)の体なんだということを、まるで理解していな
いわけです。

官僚たちだけは、たとえ社会が不況だろうと疫病(えきびょ
う)だろうと、何が起ころうとも、税金でぬくぬくと温(あ
たた)かい布団(ふとん)で眠ることができる。

これって、おかしいじゃありませんか。

どちらが主人公なんです?

税金で生きている彼らこそ、こういう事態には、即、路上生
活をすべきです。

そして、同じような境遇の人たちの悲しみを共有すべきです。

違いますか。

なぜ、誰一人、そのような行動をする官僚がいないのか、ぼ
くは合点(がてん)がいきません。

寒空(さむぞら)の中で、そのような路上生活をしてみるが
よい。

そのような役人たちが、どれだけ日本のためだという机上
(きじょう)の論議をしても、そこには、36度Cの温(ぬ
く)もりなど、とても通っているはずもないんですね。

そして国民には、どんなときにも、「自助(じじょ)努力」を
強(し)いている。

介護の問題だって、そう。
「在宅」介護を増やして、なるべく公費を出さない。
そして、自助努力をしなさい、とね。

そんなことで、本当の先進国だと胸を張って外国に言えます
か。

自助努力。

この意味は、「他を頼らず、自力を尽くして物事を成し遂
(と)げよう」……ということですから、いやあ、立派です。

ぼくも、そうしたい。

でも、この言葉は、冗談でも、政府が言うべきじゃない(笑)。

そうじゃありませんか。

国民は、みな状況や能力が異なっています。
弱者やさまざまな人が寄り添って、一つの国を作っているわ
けですね。

官僚たちのように、どれだけ社会が大騒ぎでも、毎月の給料や
年金は、黙っていても、支給されます。

でも、民間人は、そうじゃないんですね。

わずか1円であっても、自分で稼ぐしかありません。

それに、「自助」できない人もいます。

病人や身障者もいます。
高齢者もいます。
家庭環境が複雑な人もいます。

経済的に大変な人もいます。
育児中、介護中の人も……。

そのため、どういう環境にある人でも快適に暮らすことが
できるよう、政府は、自分たちの待遇は捨てても、「精一杯
の努力」をすべきなんですね。

それが、本当の先進国じゃありませんか。

自助努力……じゃなく、「政府努力」……(笑)。

もちろん、自分で能力を発揮できる人は、自分でしかでき
ないそのような行動に集中し、政府や社会に頼らずとも、
もっともっと国のために、動いてほしい。

でも、何度も言いますが、それができない人もいます。

そして、そのような人が困るのは、何かコトがあったとき
のこと。

いまの日本では、そのような事態のときにこそ、社会のセ
ーフティネット(安全網)のもろさが、俄然(がぜん)、
目につくものなんですね。

いかに、いままでの暮らしが、まやかしだったのか。
すぐに分かります。

そう、地震、台風、豪雨、疫病(えきびょう)、戦争……。

そのような「平時ではないとき」にこそ、その国の「真実の
姿」が見えるモンなんですね。

いま日本列島に拡散している「新型コロナウイルス」が、ま
さにそう。

いまは「戦争中」です。
けっして平時じゃありません。

このような喫緊(きっきん)の事態のときにこそ、政府はも
っと真剣に、「細(こま)かく」動くべきじゃありませんか。

大本営発表ばかり繰り返していてはいけません。

なぜ、27歳で、路上生活なんです?

え?

働く意思のある若者が、なぜなんです?

教えて下さい。


★(第2章)

とくにこの「新型コロナ災害緊急アクション」に電話がかか
ってくる内容は、どれもみな、逼迫(ひっぱく)したものば
かり。「もう今夜で終わりにしたい」……。悲しいことに、い
ままで誰もが、弱者の立場に立った行動もせず、自分だけが
平和な環境の中でぬくぬくとしてきたわけですね……

ところで、前章で述べた「反貧困ネットワーク」。

反貧困……だなんて、名前が凄いですよね。

でもこの団体は、現在の日本社会で拡大する「貧困問題」
を解決するために活動する、さまざまな団体や個人を結び
付ける社会的ネットワーク団体なんです。

2007年10月に発足(ほっそく)したようですね。

いままでにも、さまざまなそのような団体はありましたが、
政治や宗教などの分野を乗り越えて、横断的な組織が必要
な状況に、いまの日本がなってしまった……のかもしれま
せん。

考えようによっては、とても悲しいことです。

でも、そのために、前章で述べたように、即、助かっている
人もいるわけですね。

現在、とくにこの「新型コロナウイルス」の広がりのため、
いままで放置されていた「さまざまな歪(ゆが)み」が目
(ま)の当たりになりました。

もし、それらが解決して、良い方向に向かうなら、この
「新型コロナウイルス」の存在も、それなりの役目を果た
したのかもしれません。

現在、失業者がどんどん増え、生活保護受給者も、増加の一
途(いっと)です。

2020年2月の概数では、生活保護受給世帯は162万5020世
帯になっています。

この数は、この数年減少してきたのですが、それは人口減の
影響もあるかもしれませんね。
その本質は変わっていない。

ただ、2020年2月以降は、この「新型コロナウイルス」の影
響がちょうど重なったため、それ以降の直近の統計は不明で
す。

でも、周囲の現状を見てみますと、最近は、かなり急増して
いるようですね。

このまま、増えて行くのか。

そして、このままでは、いったい、日本の未来はどうなるの
か。
本当に、ぼくは心配しています。

そういう状況の中で、この「反貧困ネットワーク」は、「反
貧困ネットワーク・緊急ささえあい基金」を創設して、同時
に「新型コロナ災害緊急アクション」を、ほかのグループと
いっしょに立ち上げています。

なかなか素早いですよね。

とくにこの「新型コロナ災害緊急アクション」に電話がかか
ってくる内容は、どれもみな、逼迫(ひっぱく)したものば
かり。

「もう今夜で終わりにしたい」……。

そのような追い詰められた人たちの声に、事務局長の瀬戸さ
んは、とるものもとりあえず、事務所を飛び出すわけですね。

そして対面する。

あるいは、外国からの労働者。

技能実習生なんて、ワケの分からない名前で働かせているベ
トナムあたりからの外国人たちは、もっと悲惨です。

突然、職場が閉鎖され、帰国しようにもオカネもなく、途方
にくれている人たちも多いと言います。

仕方なく、野菜を作ったり、川や海で魚を釣って、それを食
べている(!)……。

日本ですよ。
世界に冠たる「先進国」ですよ。

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