●完全版:9/28(月)◆線路に、なぜ雑草が1本も生えないのだろう!公園も校庭や園庭も、道端も、みなそうですよね。除草剤の「グリホサート」と「ジカンバ」の実態を知って下さい
【注】文中、リンクが開かないものがあるようですので、そ
の場合はコピーして検索窓に貼り付けて下さい。
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ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!
★本誌は、完全版メルマガ「暮しの赤信号」です★
2020年09月28日(月)号
No.3840
毎朝、早朝5時、全世界に向けて2配信スタンドから合計
約5200部を発行(日曜は休刊です)。創刊日は2004/10/5。
【注】まぐまぐ!から受信されると、上部に[PR]と記載した
広告が掲載されますが、当方とは無関係です。ご留意下さい。
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『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や『危険な食品』(宝島社
新書)などの著者で、食生態学者、そして日本危機管理学会
員でもある山田博士(ひろし)が配信。食べものだけでなく、
人としての生きかたを考えます。なんともユーモラスな文体
が人気のようで……。
やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!
今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。
地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせ
たい。
空でのんびりと旅をする雲を眺めながら、ぼくはいつも
その方法を考えています。
そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた重い事実を、知ってほしい。
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(最近の原稿に関連した写真を載せていますので、どうぞ)
▼目次▼
【1】山田の電子本「社会の裏側!」の本邦初原稿です:
線路に、なぜ雑草が1本も生えないのだろう!
【2】あなたやあなたの家族を命懸けで救う、山田博士作
品集!ぜひどうぞ:
(先日の木曜日にご案内しましたが、まだご覧になって
いないかたのために、再度お載せします)
★『リニア新幹線計画に見る電磁波後進国ニッポン。
暮らしの中でできる簡単な電磁波対策とは』
(即実践・第17話)
~なぜ、ケータイ基地から200m以内の鳥の巣
40%に、ヒナがいないのだろう!~
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【1】
▼山田の電子本「社会の裏側!」本邦初原稿▼
(毎週「月曜日の早朝5時」を楽しみにしていて下さい)
後日、概略などを付けて、電子本として公開する予定ですが、
読者のかただけには、いち早く、こうしてご案内しています。
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【今回のタイトル】
↓ ↓ ↓
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線路に、なぜ雑草が1本も生えないのだろう!
~公園も校庭や園庭も、道端も、みなそうですよね。い
まや、「除草剤」には「グリホサート」だけじゃなく、
「ジカンバ」が使われるようになりましたが、これは~
===========================
★毎回、ただタイトルの内容だけじゃなく、山田の思いを
述べています。その部分も含めてお役立に立つことを……。
【目次】
★(第1章)
いま述べているこの「除草剤」は、いつかも述べましたよう
に、「グリホサート」という名前のものなんですが、じつは、
いまは「ジカンバ」という名前のものに移行しつつあります。
なぜなら、雑草たちが、この「グリホサート」に対して、耐
性を作ってきたからなんですね。いつもこの繰り返しです……
★(第2章)
JR九州が線路に撒いた「除草剤」が、周囲の田畑を汚染し
ていたことがありました。そのために、福岡県の稲作農家が、
なんと、米の出荷を見合わせたことがあったんですね……
★(第3章)
しかもそれどころか、このモンサント社は、真っ当な発言を
した学者たちに、「圧力」までかけるようになったわけです。
たとえば、自分たちの実験によって、この「ジカンバ」の揮
発性が、農作物へ与える悪影響を立証してみせた学者に……
★(第4章)
いまや、国産の農産物に、これだけも危険な「グリホサート」
が、以前よりたくさん使っていいよと、なりました。なのに、
この「グリホサート」は、気持ちを興奮させたり攻撃性を生
じさせたりすることが、すでに1999年に報告されており
ます。つまり、脳神経系を攪乱させるわけですね……
★
★
★
★(第1章)
いま述べているこの「除草剤」は、いつかも述べましたよう
に、「グリホサート」という名前のものなんですが、じつは、
いまは「ジカンバ」という名前のものに移行しつつあります。
なぜなら、雑草たちが、この「グリホサート」に対して、耐
性を作ってきたからなんですね。いつもこの繰り返しです……
線路の仕事……という歌。
あなた、ご存じですか。
ぼくの学生時代には、新宿の歌声喫茶などで、仲間と肩を組
み合って、よく声を張り上げていたモンです。
あのころは、良かったなあ(世間など何も知らなかったから)。
ちなみに、下記がその歌です。
「線路の仕事」
(訳詞・津川主一、作曲・アメリカ民謡、編曲・荒木栄)
1.線路の仕事は いつまでも
線路の仕事は はてがない
汽笛(きてき)のひびきがなりわたれば
親方はさけぶ ふきならせ
2.つらい仕事でも しまいには
つらい仕事でも はてが来る
汽笛のひびきがなりわたれば
つるはしをおいて 息たえる……
この歌は、アメリカの労働歌なんです。
でも、いやあ、いまこの歌詞をよく見れば、なんともショッ
クな内容ですなあ。
とくに最後の行など、「つるはしをおいて、息たえる」……。
こりゃ、ナンのこっちゃ……という感じですよね。
昔の保線の仕事は、それほど大変だったのでしょうか。
あるいは、奴隷制度が残っていた時代だったのでしょうか。
ぼくなど、当時は、まだまだ何も分からず、そんな内容など
ナンモ思わず歌っていたモンです(単純でした)。
まあ現在でも、夜の暗い時刻に、レールの点検などをしてい
らっしゃるかたたちには、本当に、頭が下がります。
ぼくたちが夜寝ている間に、誰も見えない暗いところで、雨
や風や雪に耐えながら、保線の作業を一所懸命にしていらっ
しゃるわけですからね。
もう感謝の言葉しかありません。
でも、ぼくが一番気になるのは、もっと別のところです。
それは、彼らが、仕事中に曝露(ばくろ。体に取り込むこと)
されていること。
え?
何を曝露するのかって?
そんな、あなた。
まさか、保線の仕事の最中に、砂糖や塩などを曝露などしない
でしょ?
今回の原稿のタイトルにもありますように、きわめて体に問
題を与える「除草剤」が、線路に撒(ま)かれていました。
それに曝露するわけですね。
そしてそれは、ただ単に保線作業の人だけじゃなく、沿線の
住民たちや、近場の田畑にまで影響が及んでいたわけです。
つまり、皆さんが口にする農産物にまで……。
こりゃ、大変なことです。
この歌の歌詞にあるように、「除草剤」に曝露されて、「息
たえる」ようなことにでもなれば、別の意味で、一大事です
からね(笑)。
しかも、この線路は、この歌のように、じつに長距離にわた
っています。
そうですよね。
まさに、「はてがない」。
皆さんのお家の家庭農園や、近くの市民農園のような狭さで
はないんですね。
だから、「除草剤」の影響力や、半端(はんぱ)ではありま
せん。
しかも、●●だけじゃなく、公園や校庭や園庭、高速道路の
道端など、もう、ぼくたちの身近なあらゆる場所に、ぼくた
ちの知らない間に、こうした「除草剤」が撒(ま)かれてい
るわけですね(●●は、下記の設問をご覧下さい)。
ぼくはいつも述べていますようにワン君やニャンコたちが大
好きです。
でも、彼らを散歩させている人たちに言いたい。
ぜひ、この「除草剤」には気をつけてほしいと。
だって、彼らは、ぼくたち人間より、ずっと地上に近い空気
を吸って生きています。
そうですよね。
もう「道に顔をくっつけながら」、歩いているようなもの(笑)。
つまり、この「除草剤」を思いっきり吸い込みながら歩いて
いるわけです。
これじゃ、ある日、突然、コロリとなっても、不思議じゃあ
りません。
そうなってから、どれだけ獣医さんに連れて行っても、遅い。
いま述べているこの「除草剤」は、いつかも述べましたよう
に、「グリホサート」という名前のものなんですが、じつは、
いまは「ジカンバ」という名前のものに移行しつつあります。
なぜなら、雑草たちが、この「グリホサート」に対して、耐
性を作ってきたからなんですね。
つまり、効かなくなった。
ところが、この「ジカンバ」にもすでに、揮発(きはつ)性
の問題など、いろいろなことで騒動になっており、その対策
をモンサント社は、いましている最中なんです。
しかも、後述しますように、学者たちに「圧力」を加えたりし
て……。
揮発性がありすぎて、遠くまで、この「ジカンバ」が飛んで
行き、ほかの農地を汚染させるわけです。
もう笑えるじゃありませんか。
どれだけモンサント社たちが知恵を振り絞ってこうした「除
草剤」を開発しても、すぐに雑草たちはそれへの耐性を作る
わけですね。
生きものたちは、逞(たくま)しいのです。
そして、ナントカ生き残ろうとするわけですね。
つまり、「除草剤」が効かなくなる。
そのため、次々に「除草剤を発明」しなくてはならなくなり
ます。
これはどのような薬剤でも同じです。
だって、ペニシリンだって、工業的に大量生産され始めたの
は1940 年代の半(なか)ばです。
でもその「実用化される前」に、もうすでにペニシリンの分
解酵素(ペニシリナーゼ)を持つ大腸菌や黄色ブドウ球菌が
見つかっていたのです。
これが、いまで言う、いわゆる「耐性菌」の草分けなんです
ね。
そう、走りです。
そしてこのペニシリン耐性菌に対抗するためとして、 1960
年代に「メチシリン」が開発されました。
しかし……その後すぐに、皆さんご存じの、「メチシリン耐
性黄色(おうしょく)ブドウ球菌」が出現した。
もう、人類は、こうした「闘い」の繰り返しなんですね。
自然界とは、それぐらい、大きくて強くて、尊敬しなくては
ならない存在なんです。
それなのに、人間の小手先(こてさき)で、ナントカできる
だろう……だなんて考えないほうがいい。
もちろん、ペニシリンのときは、多くのかたのいのちが救わ
れました。
それは間違いありません。
でも、それがすぐに効かなくなる。
今後も、いまのような科学が続く限り、きっと同じ状態なの
でしょうね。
そのため、ぼくたちは、もっと大局から「治療法や予防法」
を修得すべきなのじゃないか。
過去の歴史が、そういう事実を、ぼくたちに教えてくれてい
ます。
この「除草剤」の問題も、まったく同様じゃありませんか。
違いますか。
これらの「除草剤」は、もちろん、モンサント社というアメ
リカ企業が作っているものですが、この会社は、いまはバイ
エル社に買収されました。
そして現在、同社を相手に、「除草剤」をめぐってさまざま
な訴訟が起こっているのですが、そのため、このバイエル社
もかなり頭が痛いことでしょうね(2018年現在)。
この買収で、文字通り「化学、種子(しゅし)と農薬のセッ
ト販売」で、世界を支配する巨大企業が誕生しました。
時価総額42億ドルとされるモンサント社の買収は、バイエ
ル社が独占禁止法に抵触(ていしょく)する可能性があると
思われていたんですね。
でも、EU(欧州連合)は2018年9月、バイエル、モン
サント両社が、約60億ユーロの資産売却を条件に、合併を
承認しているんです。
これが、今後の世界を大きく変えることになりました。
農産物や食品や製薬など、ぼくたちのいのちに関するさまざ
まな問題が「歴史に逆らった動き」をするのじゃないでしょ
うか。
それを憂(うれ)えます。
EUに続いて、アメリカの独占禁止法当局も、バイエル社が
種子や種子処理技術の資産を売却し、農業関連資産の調整を
することを条件にして、モンサント社の買収を認可しました。
これに対して、農家や環境保護団体などが強く反対しており
ます。
そりゃそうでしょうね。
ぼくは思うのですが、こうした動きの背後には、かなりのオ
カネが動いたと思っています。
いわゆる、ロビー活動。
世の中、どんなことでもオカネです。
たとえ消費者団体などが反対していても、そんなもの、彼ら
にとってはナンの意味もありません。
だって、行政をオカネで動かせば、何でもできますからね。
そして、表面上は、社会をうまく繕(つくろ)っておく。
いままで、そういう動きを、ぼくは山ほど見てきました。
裏から、担当者に少しのオカネを掴(つか)ませれば、人間
なんて本当に弱いものなんですね。
中国が、日本の企業の専門家たちにオカネをつかませて、日
本の技術をスパイしたように、企業たちは、ナンでもします。
だから、人間とはそのようなものなんだということをいつも
頭に入れておき、それに対する行動を、ぼくたちはふだんか
らすべきでしょうね。
そして、負けてはいけない。
今回の、この「線路への除草剤問題」も、まったく同様でし
ょう。
じつは、「JR九州」の線路で……。
★(第2章)
JR九州が線路に撒いた「除草剤」が、周囲の田畑を汚染し
ていたことがありました。そのために、福岡県の稲作農家が、
なんと、米の出荷を見合わせたことがあったんですね……
JR九州が線路に撒いた「除草剤」が、周囲の田畑を汚染し
ていた……。
そのため、福岡県の稲作農家が、なんと、米の出荷を見合わ
せたことがありました(2018年9月)。
当のお百姓さんにとっては、大変な事態でしたよね。
せっかく心を込めて1年間育ててきたお米が、「除草剤」で
汚染されて出荷できない。
もしこんな事態になれば、あなたなら、どうしますか。
台風などの自然災害であれば、少しは諦(あきら)めもつく
かもしれませんが、まったくの人為的なもので、しかも線路
から離れている田畑では、何の汚染もない。
米だけじゃなく、大豆などもそうだったみたいですしね。
訴えられたJR九州は、あっさりと、認めました。
線路に撒いた液状の「除草剤」である「ジカンバ」が、影響
を及ぼしたと認めたわけですね。
JR九州によりますと、この「除草剤」が周囲に飛散したの
は、福岡県みやま市の鹿児島線沿線とのこと。
JA(農業協同組合)によれば、2018年8月中旬以降、大豆
の葉が萎縮(いしゅく)する生育不良が、線路周辺の全長約
7キロで発生したと言います。
そして、お米の稲の葉からも、通常は使わない農薬成分が、
わずかですが検出されたことが判明したため、収穫済みのコ
メ約7トンの出荷を見合わせたというわけですね。
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