
●完全版:12/23(月)◆「超々加工食品」を食べる若者たちに、大腸ガンが急増している。若者よ、「大腸ガン」などに負けてはいけない。生き残る処方箋!
◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!
★完全版メルマガ「暮しの赤信号」★
2024年12月23日(月)号
No.5084
毎朝、早朝5時に、全世界に向けて2つの配信スタンドから、
合計約5200部を発行(日曜のみ休刊)
創刊日:2004/10/5
【注】まぐまぐ!から受信されると、上部に[PR]と記載した
広告が掲載されますが、当方とは無関係です。
◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や『危険な食品』(宝島
社新書)などの著者で、食生態学者、そして日本危機管理
学会員でもある山田博士(ひろし)が配信。食べものだけ
でなく、人としての生きかたを考えます。なんともユーモ
ラスな文体が人気のようで……。
★お知らせ(1)
~本日の配信が、本当に遅くなりスミマセンでした!~
じつは原稿は完成していたのです。
ところが、ルーター代わりに使っているスマホがネットに
つながらなくなり、午前5時前後の配信時刻は、あたふた
としてしまいました。
結局、午前6時まで待って、なんとか動くようになり、慌
てて、配信をしたという次第です。
いやあ、こういうこともあるんですねえ。
そのため、「完全版」「短縮版」の読者さん全員に、お詫び
申し上げます。
いつものことながら、ひらに……。
すっかり寒くなりました。
お元気でお過ごし下さい。
(山田)
★お知らせ(2)
~年末年始の休刊日は、下記のとおりです~
休刊日→ 12/28(土)から1/4(土)
長かったようで短かかった2024年にも、もうすぐ幕が降
りようとしています。
今年も、皆さんには本当にお世話になりました。
お礼、申し上げます。
どうぞ、良いお年をお迎え下さい。
この1年、お付き合い、ありがとうございました。
取り急ぎ、お礼のみにて。
【注】……12/27(金)までは、発行しますので。
(山田)
本日の「完全版」は、100%掲載です。
本日は隔週の月曜日ですので、「短縮版」は、後半の「ほと
んどの部分」を省略しております。
(毎回、後半部分に大切なことを書いている場合が多いため、
もし全文をご希望のかたは、「完全版」をお勧めします。本日
だけの「完全版」は、後述のnoteをご利用下さい)
ところで、本文全体の著作権は山田博士にあります。
今後も、皆さんのために活動したいので、コピーや転送など、
法に触れる行為は、絶対にお止め下さい。
皆さんには関係がないと思いますが、よろしくお願いします。
本日も1日、お元気で!
やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!
今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。
地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせ
たい。
空をのんびり旅する雲たちを眺めながら、ぼくはいつもその
方法を考えています。
そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた重い事実を、知ってほしい。
▼本日の目次▼
【1】
本日は、出来たてホヤホヤの「新作原稿」です。
後日、電子書籍「社会の裏側!」として公開するつもりです
が、いつになるかは未定です。ただ、毎回、読者限定で、こ
の欄で先行して提供しています(「短縮版」は、前半だけ)。
(隔週月曜日に、この欄で、本邦初の原稿を発表しています)
【1】今回のタイトル
===========================
「超々加工食品」を食べる若者たちに、大腸ガンが急増して
いる。若者よ、「大腸ガン」などに負けてはいけない。生き
残る処方箋!
~動物性食品をなるべく避けるのは当然ですが、「腸内細菌」
を壊(こわ)す抗生物質を摂りすぎないこと。そのためには、
焼き肉やステーキ、ハンバーグばかり食べず、もっと「日本
食」を中心にするべきですぞ。若者たち、聞いている?~
===========================
(隔週月曜日に、この欄で、本邦初の原稿を発表しています。
お楽しみに!)
【目次(概略でもあります)】
★第1章
外食企業は、ほかの産業とは異なり、未来の日本人の健康を
守るという大きな責任があるのですぞ。でも、日本のような
資本主義社会では期待ができません。だから、外食店を利用
する側が、自分で対処すべきなんですね。つまり……
★第2章
いままでは、この「大腸ガン」とは高齢者のかかる病気でし
た。でも、50の国を調べた新たな研究によれば、「大腸ガン」
の発生率が、「50歳未満の若い人」で高まっている。しかも、
30歳未満では、より顕著だと……
★第3章
外国では、今回の「新型コロナウイルスワクチン」のために、
妊娠さえできなくなり、世界的に、その副作用が大問題にな
っていても、日本のマスコミたちは、ダンマリなんです。そ
れと同様に、抗生物質の問題もなかなか報じられません。そ
して「多剤耐性菌」が生まれて……
★第4章
これらの抗生物質は、畜産動物(肉)や養殖魚などから人体
に入るケースが多いんです。そのため、なるべく肉食は避け
るようにし、たとえば、毎食肉食をされていたかたは、週に
2回程度にするとか。魚も、養殖をしなくてはならないよう
な「高級魚」は止め、いつものぼくが食べているような「庶
民魚」一本にするとか……(笑)
★
★
★
★第1章
外食企業は、ほかの産業とは異なり、未来の日本人の健康を
守るという大きな責任があるのですぞ。でも、日本のような
資本主義社会では期待ができません。だから、外食店を利用
する側が、自分で対処すべきなんですね。つまり……
その日。
ぼくは、原稿の締め切り時刻が間近に迫っていたため、血相
を変えて近くのファミレスへ飛び込みました。
ギリギリのラストスパートになると、とにかく時間を有効に
使うため、店員さんや客たちなど大勢の「監視」の中で、自
分にムチを打つわけですね(笑)。
なかなかアタマの回転のエンジンがかからないぼくには、自
分を追い込むしか、他人様と互角に闘う方法がないんです。
そしてただ一人、信号みたいに、顔色を青くしり赤くした
りしながら、アタマから湯気(ゆげ)をフツフツと噴(ふ)
き出して、パチパチペチペチと、パソコンのキィを打って
原稿のマスを一つずつ埋めているわけなんですね。
そのお陰で、いつもナントカ、ギリギリで締め切り時刻に間
に合わせております(何を言うか。遅れることなどしばしば
だぞお、という声が、どこからか聞こえております。笑)。
だけど、ぼくはいつも、店での注文は飲みものぐらい。
でも、注文するにはメニュを開かないといけませんので、パ
ラパラとめくって全体を眺め、いつも「市場調査」をします。
う~むむむ、パッと見では、茶色が多いなあ、とか……(笑)。
★★★
茶色……つまり、揚げ物、ハンバーグ、焼き肉、ステーキ、
ポテトフライ、ソーセージ、ベーコン、ハムなどなど。
その多くは加工食品であり、その多くは動物性食品であり、
その多くは糖分や塩分過多であり、その多くは植物油脂をた
っぷり使った油まみれ食品です。
皆さん、「大腸ガン」の原因になるそんなものは、もちろん
食べていませんよね(おっと、突然、下を向かないで。笑)。
そして、お子様ランチにさえ、必ずと言っていいほど、ハン
バーグがちょこんと載っており、その横にはポテトフライが
おはします(いらっしゃいます)。
お、珍しく緑色が目に入りましたぞ……と思ったら、緑色の
プラスチックでできた「葉っぱ」だった(笑)。
ぼくはいつもこうしたメニュを見ますと、ため息がでます。
いや、めまいかなあ。
もう少し、ほんのちょっとでも、客の健康のことを考えてく
れてもいいんじゃないの。
プラスチックの葉っぱだなんてさあ……。
え?
どうですか?
外食店サン?
★★★
なんて思っても、外食店で食べるという選択肢を自分で選ん
だ客のほうに、その責任があるのかもしれませんので、何も
文句など言えません。
文句があるならば、そのような外食店を利用しなければいい
だけという「確かな自由」が、客にはあるのですから。
でも、街に店を堂々と出して営業しているからには、少しで
も「社会性」があるのですから、ぼくは外食店に対して、や
はり文句は言いたい。
もっと、「日本人にあうメニュ」を出しなさい。
そして、「日本人が将来も健康で、この日本が存続できるよう
なメニュ」を出しなさい。
そう言いたいのです。
このままでは、日本人が倒れ、日本が倒れ、そして「誰もい
なくなる」……。
外食企業は、ほかの産業とは異なり、未来の日本人の●●を
守るという大きな責任があるのですぞ(●●は、あとの「設
問です」をご覧下さい)。
そして、それこそが、この大切な日本を未来永劫、存続させ
る大きな方法なんです。
まあ、ぼくは、いままでも過去、日本の外食店企業の経営者
に対して、アンケートなどいろいろしてきましたが(1冊の
本にまとめました)、それでも、いまの現実はなお、こんな
程度なんですね。
★★★
なぜなら、外食企業も、ほかの企業と同様に、儲けなくては
なりませんから。
それは、病院経営だって同じです。
よし、患者のために頑張るぞ……とそれぞれの医師たちが、
いくら熱く燃えていても、病院経営をする側は、いかにして
儲けるかばかり考えているわけですからね(笑)。
そうそう、ぼくの読者の会(「博々亭」にいらしていた、あ
る女性医師のかたなんかも、そうした病院の経営に嫌気が
さし、とうとう退職して自分でクリニックを開いたほどでし
た。
でも、現在の日本のような資本主義社会では、それは仕方あ
りません。
こういう社会、そしてこういう組織にいる限り、そのような
仕打ちは当然なんですね。
だから、病院や外食店を利用する側が、そういう現実を知っ
て、自分で対処すべきなんです。
そう、「ホンモノの情報を得て」、先回りをして、ね。
★★★
でも、そのような知識を持たない、いや持とうとしない若者
たちが、このような外食店や中食(なかしょく)などを利用
して倒れています。
皆さんが、店の客の顔などを眺めて、「みんな元気がいいな
あ」なんて思っていても、なんのなんの、いったん倒れた人
は、もうその外食店を利用しません。
だから、いま目の前にいる客たちは、倒れるまでの客、いや
「倒れる寸前の客」の姿なんですね(笑)。
そうそう、そういや、いつも何杯もビールのジョッキを空け、
油ものの茶色のメニュばかり食べていたあの女性客、最近は
姿が見えないなあ。
どうしたんだろう。
ひょっとしていまごろ、病院のベッドの上で、白い天井を眺
めて唸(うな)っているのかしらん……(スミマセン。その
女性サン。笑)。
★★★
最近、「大腸ガン」で倒れる若者が増えました。
以前は、こうした病気は高齢者に多かったのですが、いまは、
その状況が大きく変わっております。
若い人に増えている。
いったい、なぜなのか。
今回、そのことについて、少々取り上げてみます。
若者だけじゃなく、高齢者や子どもたちの参考になれば、幸
いです。
先述した加工食品、中でも「超々加工食品」と言われるもの
を食べ過ぎている男性は、「大腸ガン」リスクが非常に高い…
…という報告が、最近出ました(なぜか男性です。笑)。
と言いますのは……。
★第2章
いままでは、この「大腸ガン」とは高齢者のかかる病気でし
た。でも、50の国を調べた新たな研究によれば、「大腸ガン」
の発生率が、「50歳未満の若い人」で高まっている。しかも、
30歳未満では、より顕著だと……
と言いますのは、2024年12月11日付けの医学誌で、この
「大腸ガン」が若い人に広まっていることが分かった、とい
うわけですね(出所:「Lancet Oncology」2024/12/11)。
いままでは、この「大腸ガン」とは高齢者のかかる病気でし
た。
でも、50の国を調べた上記の新たな研究によれば、「大腸ガ
ン」の発生率が、「50歳未満の若い人」で高まっていると。
これは大変なことですよね。
だって若いときにこうした病気になれば、そのあとの人生、
いったいどう過ごせばいいのか。
仕事や恋愛や旅行や趣味などに、大きな支障を与えることで
しょう。
この論文のほかにも、2023年3月に学術誌「サイエンス」に
掲載されたものもあります。
ここでは、1990年代以降は多くの国で、50歳未満での「大
腸ガン」の発生率が毎年2~4%ずつ増えており、30歳
未満ではより顕著だと言います。
★★★
う~むむむ、ここでは、「30歳未満ではより顕著」だと。
いったい、いまの社会、何が起こっているのでしょう。
人生で、一番若くて元気で活発な世代であるはずの人たちが、
こうした「大腸ガン」という洗礼を受けている。
こうしたことを放置しておけば、今後の人類世界で、大きな
損失となるのじゃないですか。
でも、「大腸ガン」が若い年齢に起こる原因を調査するには、
莫大な費用と、莫大な時間、それに莫大な人手がかかります。
しかも、全世界的に同様の事例が起こっているわけですから、
なおさらのことですよね。
遺伝要因のリスクスコア(リスクの客観的な指標)や環境要
因との相互作用も考慮すれば、より良い効果が見込めるのです
が、もちろん、より費用もかかります。
★★★
そのため、なかなか、完全な調査や研究をするのは難しいと
ころがあるわけですね。
食事や肥満、それに運動不足なども、もちろん影響を与えて
いることでしょうが、そのどれが直接に人間の体に影響を与え
ているかは、動物実験ができませんため、そう簡単じゃあり
ません。
きっと、今後も、こうした研究は続くはずでしょう。
ただ、だからといって、「若者たちに大腸ガン」が急増して
いる状況を、ただただ手をこまねいて見ているわけにもいか
ないんですね。
ぼくたちで、現在可能なことをするしかないわけです。
先述した「サイエンス」発表の論文の著者の1人で、アメリ
カのダナ・ファーバーがん研究所の腫瘍(しゅよう)専門医
であるマリオス・ジアナキスさん。
彼は、下記のように指摘しています。
ぼくも、彼とまったく同意見です。
★★★
彼は、先述の「サイエンス」の論文で、「大腸ガン」の要因
の「候補」として、「砂糖入りの飲料」や、「赤身加工肉の
消費量」が増えたことを挙げているんですね。
そのほかにも、「抗生物質」や、「環境毒素がより広く用い
られるようになったこと」、「帝王切開などの外科手術を受
けた人の割合の増加」などが考えられると言います。
なるほどねえ。
これらがなぜ「大腸ガン」に結びつくのかと言えば、ある
共通点があるわけですね。
じつは、それについては、ぼくが「新型コロナウイルス」
が広がりつつあったときに、一つの作品としてまとめました。
よかったら、再度、下記をご覧下さい。
note→ https://note.com/222334/n/n28a2c0d57945
『なるほど、これでは「コロナ禍」も収束するはずがないわ
なあ。社会に蔓延する人工甘味料が、「腸内細菌」を攪乱し
ていた!』
上記では、なんと人工甘味料が「腸内細菌」を壊し、糖尿病
や「大腸ガン」などへのリスクを高めていることを、世間よ
り「早めに暴露」しております(笑)。
それをご覧になったかたは、よくお分かりかと思います。
その中にも書いていることなのですが、問題は、この「腸内
細菌」の影響なんです。
★★★
え?
「腸内細菌」?
まあ、ふだんは、こんな言葉、あまり街には出回っており
ません(当たり前だ。カフェで飛び回るか、という声。笑)。
これは、ヒトや動物の腸の内部で生息している細菌のこと
なんですね。
ぼくたちヒトでは、この種類は500~1000とも約3万とも
言われています(かなり幅がありますなあ)。
その概数についても、大腸で40兆、小腸で1兆とか言われ
ておりますが、約100兆~1000兆という諸説もあります。
まあ、腸内の細菌の数など、ぼくたちのような「愚かな人
間ども」には分かるはずもありません(笑)。
まるで、宇宙に浮かぶ小さな隕石のカケラの数を調べるよう
なものですから。
★★★
これらの細菌を、「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」
と総称したりしております。
あるいは、「微生物叢(そう)……(マイクロバイオーム)」
……とも言っているようですね。
まあ、人はそれぞれ、いろいろな呼びかたで言うのでしょう
が、事実は一つ。
ぼくたちの「腸内」に棲(す)んでいる細菌たちのことなん
です。
彼らが「健康的に、楽しく棲んでいてくれている」から、ぼ
くたちも、「ついでに」楽しく健康でおられるわけ。
彼ら(細菌たち)が病気で倒れたり、いなくなったら、どう
なります?
★★★
ぼくは、現在の若者たちがこうした「大腸ガン」などで倒れ
ているのは……(省略)。
((((「短縮版」では、下記(全体の50%)を省略しています))))
★★★
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