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●完全版:10/16(月)◆中国製の「女性用衣類」から、人体のDNA構造を変える量の発ガン性物質が見つかりました……




(むずか)しいことを易(やさ)しく、悲観を楽観に、そして
全員の人たちを「笑顔へ」と、つなぎたい……。

★★なお、本文のコピーや、転載、転送、抜粋などは著作権法
  に触れます。皆さんには関係がないと思いますが、山田が
  今後も皆さんのために活動したいため、ぜひその点、よろ
  しくお願いします。


◆◆━━━━━━━━━━━━━━◆◆
ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!

★完全版メルマガ「暮しの赤信号」★

2023年10月16日(月)号

No.4741

毎朝、早朝5時に、全世界に向けて2つの
配信スタンドから、合計約5200部を発行
(日曜のみ休刊)。

創刊日:2004/10/5

【注】まぐまぐ!から受信されると、
上部に[PR]と記載した広告が掲載され
ますが、当方とは無関係です。
◆◆━━━━━━━━━━━━━━◆◆

『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や
『危険な食品』(宝島社新書)などの著
者で、食生態学者、そして日本危機管理
学会員でもある山田博士(ひろし)が配
信。食べものだけでなく、人としての生
きかたを考えます。なんともユーモラス
な文体が人気のようで……。



本日の「完全版」は、100%掲載です。

本日の「短縮版」は、後半の半分ほどを省
略しております。

(毎回、後半部分に大切なことを書いてい
る場合が多いため、もし全文をご希望の
かたは、後述のnoteをご利用下さい)。

本日も、お元気で!



やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。

地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる
涙をストップさせたい。

空をのんびり旅する雲たちを眺めながら、
ぼくはいつもその方法を考えています。

そのために、「食べもの」が人を180
度変え、家族を変え、文明を変え、歴史
を変えてきた重い事実を、知ってほしい。



▼本日の目次▼

【1】

本日は、出来たてホヤホヤの「新作原稿」で
す。

後日、電子書籍「社会の裏側!」として公開
するつもりですが、いつになるかは未定です。
ただ、毎回、読者限定で、この欄で先行して
提供しています(「短縮版」は、前半だけ)。

(隔週月曜日に、この欄で、本邦初の原稿を
発表しています)




【1】今回のタイトル

==================

中国製の「女性用衣類」から、人体のDNA
構造を変える量の発ガン性物質が見つかり
ました。安価な「中国製品」の裏側とは!

~いま急速に貧困化が進んでいますが。でも
だからと言って、安くて危ない「中国製衣服」
は避けてほしい。1着を丁寧に使うことを、
ぜひ心がけてほしい~

==================

(隔週月曜日に、この欄で、本邦初の原稿を
発表しています。お楽しみに!)



【目次(概略でもあります)】

★(第1章)

「中国の友人が街で購入したジーパンを、そ
のまま着たところ、両足が焼けただれたよう
な湿疹(しっしん)が現れたことがありまし
た」……という中国人の漫画家の言葉を、ど
う思いますか……

★(第2章)

これによりますと、広東(かんとん)省深
セン市の会社が生産する「女性向けの服」
に用いられていた染料から、発ガン性物
質が検出されています……

★(第3章)

「中国製衣服」の一部には、シワ防止のため
として、色を染める染料に安全基準を超える
ホルマリンが使われていることも多いよう
ですね。そのため、「ジーンズやジャージを
はいていたら、手足がただれた」……という
事例などが報告されています……

★(第4章)

そして、子ども用衣類には、発ガン性のある
ホルムアルデヒドが含まれていることも分か
ったわけですね。それらは、いずれも EU
規制値を超える有害化学物質だったと、報
じております……








★(第1章)

「中国の友人が街で購入したジーパンを、そ
のまま着たところ、両足が焼けただれたよう
な湿疹(しっしん)が現れたことがありまし
た」……という中国人の漫画家の言葉を、ど
う思うか……



ある中国人の漫画家が、こう話していまし
た(今回、とくに、名前は伏せます)。

「中国の友人が街で購入したジーパンを、そ
のまま着たところ、両足が焼けただれたよう
な湿疹(しっしん)が現れたことがありまし
た。

染料に含まれているのがホルマリンですが、
それが安全基準を超える膨大な量が含まれ
ていたためです。

そういうジーパンは鼻で嗅(か)いでみると
刺激的な匂いがして、アレルギー反応を引き
起こします。

それ以外にも、安いジーパンの場合、同じく
染料としてアゾ化合物や芳香族(ほうこうぞ
く)アミン(山田注:後述)などが含まれて
いるケースがありますが、それらには発ガン
性があります。

そのため、長期にわたって使用し続けている
と、皮膚ガンになる可能性があるのです。

こうした衣服の問題は安物の衣装に限ったこ
とではなく、中国の学校の制服にも当てはま
ります。
つまり……(以下、省略)」

★★★

彼は、いまの中国の日常の、あまりにもの
「危ない社会」に嫌気をさして、現在、日
本に滞在しているとのこと。

中国国内で漫画賞などを受賞したりして、
プロの漫画家なんですね。

でも、日本語を学んだ彼は、中国で生きる
つもりはないと。

そして、行く行くは「日本人になりたい」
とか(笑)。

まあ、本当は、●●に住み、自分の母国を
少しでも良くするような活動を一所懸命に
してほしいなと、ぼくは思います(●●は、
下記の設問をご覧下さい)。

まあ、今回は、それは横に置いておくとし
て、このように、中国人でさえ、「中国製
衣服」の安全性について心配しているのに、
知らぬは、日本人ばかりなんですね。

今回、日本国内で広く安価に出回っている
「中国製衣服」、とくに「女性用衣類」の
危険性を、少し述べてみようと思います。

なぜ、これだけ「日本国内」で、こうした
「中国製衣服」が蔓延しているのか、ぜひ
お知り下さい。

そして、貧困化が進む日本社会で、「なぜ
いま」、この問題を取り上げなくてはならな
いのかも知ってほしい。

★★★

ぼくの自宅から電車で5分ほどにある大きな
町。

そこに、安売り販売をしている衣服店(とく
に「女性用衣類」が中心です)があります。

以前は、日本に働きに来ている東南アジア系
の女性たちが、よく利用していたようですね。

店の外から見ていても、そのような人たちで
店内はいつも混雑していました。

安い給料で働き、しかもその給料の多くを母
国に送金している彼らですから、「そうだろ
うなあ。きっと彼らにとっては、こういう店
は嬉しいのかもなあ」……と、ぼくは思って
いたものです。

でも、この数年、事情が変わりました。

その店内には、日本人の女性客(男性も)
がやたら増えているんですね。

ぼくも一度、興味があって、彼らに紛(ま
ぎ)れ込んで店内に侵入したことがありま
す(万引きのためじゃありません!)。

想像どおり、そこで販売している衣服の多
くは、「中国製」でした。

もちろん、そのほかの国の製造品もあった
り、何も書かれていない衣服もありました
が、「細くて小さい文字」で書かれたタグ
を改めてしっかり見てみますと、「中国製」
だと書かれてあったりします。

このように、小さく「中国製」と書くのは
本当に卑怯(ひきょう)です。

もし、品質に自信があるのなら、正々堂々
と書くべきですからね。

★★★

まあ、ぼくは、食べものだけじゃなく、衣
服品などの日用品についても、「中国製」
や「韓国製」は買わないようにしているの
で、どうでもいいのですが、でも、いつの
間に、これだけも日本に「侵入」してきた
のか。

もう驚くばかりです。

ただ、今回、ここでどうしても皆さんにお
知らせしたいことは、このところ、日本国
内では、ものすごい「貧困化」が進んでい
るということ。

それに合わせて、ものを消費する場合、い
ままでのように、その品質の「内容や安全
性」を吟味する「日本人」が減少している
ようなんですね。

ただ安ければいい。
それが「中国製衣服」でもいい。

そのため、いままでなら、「中国産」の食べ
ものはなるべく避けようとしていた人も、
「まあ、衣服ぐらいは中国製でもいいわな
あ」……となって、冒頭で述べたように、
常識以上に安い「中国製衣服」を、平気で
求めるようになっています。

そこで、この現状に、大いに注意を喚起し
たいなと、思いました。

その理由とは。

★★★

いままでのように、周囲にある衣服のほと
んどが日本製であれば、もし何かあったと
きは、その製造企業にその責任を問うこと
ができました。

でも、これが海の向こうの、しかも「中国
製衣服」であれば、どうでしょうか。

その中身も分からず、しかも、反日政策を
続けている国ですから、日本に輸出する生
産品に対して、特別にその安全性について
チェックしているとは思えないんですね。

なにしろ、日本にやってくる中国人たちが、
いつも使っている「中国産」を避けて、日
本産の製品を買い漁(あさ)っているわけ
ですから(笑)。

しかも、この「中国製衣服」については、
いつかもこの欄で述べましたが、その品質
だけじゃなく、それを実際に作る作業をし
ている労働者たちの問題もあります。

これは、いまや「世界の常識」なんですね。

★★★

つまり、中国の新疆(しんきょう)ウイグ
ル自治区での強制労働によって生産された
綿(めん)が使われていたり、人身売買さ
れた子どもたちが、強制労働で、1日中働か
せられたりしている。

日本の若者たちが、スマホをいじりながら、
そうした安い「中国製衣服」を求めている
光景は、ぼくには我慢ができないんです。

じつは、これらのことは、最近、イギリ
スの「チャンネル4」というメディアが、
実際に「中国製」の「SHEIN(シーイン)」
の製造現場へ潜入して調査をした結果、
分かったことなんですね。

世界に衝撃を与えました。

もし、その中国の現実を知ろうとしなけれ
ば、その安さだけに飛び付くことでしょう。

街角にある、その「SHEIN」の店に入る前、
わずか1秒でもいい、その場に立ち止まっ
て、そのことを考えてほしいんですね。

★★★

だって、もし、君たち自身が、そのような
信じられないような安い賃金で、その服を
作るように強制されたら、どうしますか。

「1着作るのにわずか6円しか」もらって
いないような現実が、もし真実であれば、
君はどうするか。

これでは、まさに「奴隷(どれい)労働」
です。

そのようにして、生産者たちが泣きながら、
血と涙と汗で作られた服を、君は本当に
「安いので、いいよね」という理由だけで
求めるのだろうか。

まあ、今回は、それらの中国での労働問題
については触れませんが、そういう事情を
まずふまえながら、今回の「衣類から発ガ
ン物質」が出た問題などについて、ご覧
いただければ嬉しいなと、思っています。

さてっと……。



★(第2章)

これによりますと、広東(かんとん)省深
セン市の会社が生産する「女性向けの服」
に用いられていた染料から、発ガン性物
質が検出されています……



中国の「女性向けの服」から、なんと、基
準値の27倍に相当する発ガン性物質ベンジ
ジンが検出されています。

この「ベンジジン (benzidine)」と は、後述
する「芳香族(ほうこうぞく)アミン」の1
種です。

ヒトへの影響としては、「気道」を刺激しま
すし、皮膚接触による「皮膚炎」や、「肝臓」
に影響を与える可能性も指摘されているんで
すね。

これは、中国の市場監督当局による「抜き
取り検査」で分かったもの(出所:中国の
「毎日経済新聞」2022/10/12)。

まあ、でも、よくも、こうした報道が、中
国国内でなされたものです。

きっとこれは、「どうだい、オイラの中国
でも、このような安全性の検査はちゃんと
しているんですぜ、ヒヒヒ」……というこ
とを、世界に向けてアピールしているだけ
に過ぎないのかもしれませんが(笑)。

いずれにしても、この数値がどこまで事実
なのかは別にして(もっと大きな数値かも
しれないということ)、火のないところに
煙は立たないと言いますから、何らかのタ
レ込みがあったのかもしれません。

このまま黙って放置しておくのはヤバイぞ
……とね。

これによりますと、広東(かんとん)省深
セン市の会社が生産する「女性向けの服」
に用いられていた染料から、発ガン性物
質が検出されています。

★★★

その物質は、「特定芳香族(とくていほう
こうぞく)アミン」であるベンジジンで
あり、それが、1キロ当たり540ミリグ
ラムも検出されたとのことなんですね。

この場合の検査の合格基準は同20ミリ
グラムなのですが、それの27倍に達する
含有量です。

人体の健康に対するリスクが「非常に高い」
とも伝えています。

ちなみに、この「特定芳香族アミン」とは、
ベンゼン環にアミノ基(-NH2)が結合した
ものですが、とくに 芳香族アミンのうち、
発ガン性が指摘されているものを言うん
ですね。

つまり、「トンデモ物質」……というわけ。

とても、衣類など、皮膚に直接触れるも
のに存在していいものじゃないんですね。

★★★

これらの、「特定芳香アミン」から合成され
た染料。

これは人体に長期間接触すると有害成分が皮
膚から吸収されます。

そして、一定の条件下において20種類あま
りの発ガン性芳香アミン化合物を形成します。

その活性化作用によっては、人体のDNA構
造をも改変し、病変や発ガン性物質の発生を
引き起こす……というシロモノなわけなんで
すね。

膀胱(ぼうこう)ガン、尿管ガン、腎盂(じ
んう)ガンなどの「悪性疾患」を起こす恐れ
があるとされています。

いやあ、これは、本当の意味で、「トンデモ
……」物質なんですね(笑)。

こんなものが、よりによって、毎日着る衣服
に使われているとは……。

★★★

問題の企業は、すでに「営業許可が取り消さ
た」と言います。

さすが、中国。

こうした犯人は素早く「消してしまえ」……
ということでしょうか(事故を起こした電車
を、すぐに埋めてしまった事件も、過去にあ
ったような。笑)。

ただ、この報道によりますと、今回のこの会
社の製品以外にも、同省の東莞(とうかん)
市の会社が生産した「デニムジャケット」から、
基準値を超える同30ミリグラムの発ガン性
「芳香アミン染料」が検出されています。

不合格率が19.2%に達したとも。

こうした実態に、専門家からは下記のような
声も出ているようですよ(出所:同)。

「一部の企業は、コスト低減のために、環
境保護要求を重要視していない」とね。

とくに、男性ものより、「ファッション性」
が重んじられる「女性向けの衣料」では、
安全性を軽視した製品が出回りやすい……
ということでした。

ファッションを求める日本の女性たちよ、
とくに、お気をつけ遊ばせよ(笑)。

★★★

まあ、でもこうした事例は、一人中国国内
だけに留(とど)まりません。

日本国内でも、コトは、さらに深刻です。

下記の章を、ご覧下さい。

つまり……。


★(第3章)

「中国製衣服」の一部には、シワ防止のため
として、色を染める染料に安全基準を超える
ホルマリンが使われていることも多いよう
ですね。そのため、「ジーンズやジャージを
はいていたら、手足がただれた」……という
事例などが報告されています……



この日本国内でも、2018年3月、国内業者
が販売した「中国製プルオーバー(頭から
かぶって着るアウターのこと)」から、基準
値を上回るホルムアルデヒドが検出されて、
回収されています(出所:「週刊ポスト」2019.
01.18 07:00)。

このホルムアルデヒドとは、建築資材の接着
剤などに使用される化学物質のことです。

衣類の縮(ちぢ)みを抑えるためにも用い
られているんですね。

でも、毒性がきわめて強く、目や喉(のど)
の炎症や、呼吸困難を引き起こすことにも
つながります。

「中国製衣服」の一部には、シワ防止のため
として、色を染める染料に安全基準を超える
ホルマリンが使われていることも多いよう
ですね。

そのため、「ジーンズやジャージをはいてい
たら、手足がただれた」……という事例など
が中国の国内で報告されていると言います。

先述した中国人の漫画家のかたも、そうお
っしゃっていましたよね。

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