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●完全版:7/10(月)◆予言します。PFAS(ピーファス)汚染は、日本国内で近く、「大規模公害」に発展します……

難(むずか)しいことを易(やさ)しく、悲観を楽観に、そして
全員の人たちを「笑顔へ」と、つなぎたい……。

★★なお、本文のコピーや、転載、転送、抜粋などは著作権法
  に触れます。皆さんには関係がないと思いますが、山田が
  今後も皆さんのために活動したいため、ぜひその点、よろ
  しくお願いします。



◆◆━━━━━━━━━━━━━━◆◆
ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!

★完全版メルマガ「暮しの赤信号」★

2023年7月10日(月)号

No.4673

毎朝、早朝5時に、全世界に向けて2つの
配信スタンドから、合計約5200部を発行
(日曜のみ休刊)。

また毎夕5時に【夕方発・エシカル号外】も
配信中。

創刊日:2004/10/5

【注】まぐまぐ!から受信されると、
上部に[PR]と記載した広告が掲載され
ますが、当方とは無関係です。
◆◆━━━━━━━━━━━━━━◆◆

『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や
『危険な食品』(宝島社新書)などの著
者で、食生態学者、そして日本危機管理
学会員でもある山田博士(ひろし)が配
信。食べものだけでなく、人としての生
きかたを考えます。なんともユーモラス
な文体が人気のようで……。



本日の「完全版」は、100%掲載です。
山田のすべてを、受け取って下さい。

本日の「短縮版」は、かなり省略して
いますが、どうぞご了承下さい。
(希望のかたは、後述のnoteをご覧下
さい)



やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。

地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる
涙をストップさせたい。

空をのんびり旅する雲たちを眺めながら、
ぼくはいつもその方法を考えています。

そのために、「食べもの」が人を180
度変え、家族を変え、文明を変え、歴史
を変えてきた重い事実を、知ってほしい。




▼本日の目次▼

【1】

本日は、出来たてホヤホヤの「新作原稿」で
す。

後日、電子書籍「社会の裏側!」として公開
するつもりですが、いつになるかは未定です。
ただ、毎回、読者限定で、この欄で先行して
提供しています(「短縮版」は、前半だけ)。

(隔週月曜日に、この欄で、本邦初の原稿を
発表しています)

【2】

あなたやあなたの家族をいのち懸けで救う、
山田博士作品集。今回、読者限定で、「衝撃
価格」で提供します

まだご覧になっていないかたのために、先日
の内容を、再度、案内しています。

今回は、「心も満腹!食卓の事件簿」第20
巻のご案内です。

毎回、これを揃えれば、もうそれだけで、
「いのち運転百科事典」が完成します。

読者の皆さんの声に、ぼくから資料を交え
て楽しい返信を載せております。

でも、いま関心のある内容が、即、分か
りますので、ぜひご活用下さい。

「心も満腹!食卓の事件簿」第20巻!




==================

【1】今回のタイトル

予言します。PFAS(ピーファス)汚染は、日
本国内で近く、「大規模公害」に発展します!

~食品包装や、テフロン、防水仕様の衣類な
どに広く使われていますが、マクドナルドや
アマゾンでさえ自主規制するほどです。女性
の受精能力の低下、子どもの発育障害などに
もつながったり、さまざまな発ガンリスクも
指摘されたりして……~

==================



(隔週月曜日に、この欄で、本邦初の原稿を
発表しています)




【目次(概略でもあります)】

★(第1章)

このPFASは、英語で「Forever Chemicals
(永久に残る化学物質)」とも呼ばれてい
るんですね。それぐらい、怖い性質を持っ
ています。そのために……

★(第2章)

この飛行場に隣接する保育施設で、帰ろう
とする園児たちの頭上に、飛行場のほうか
ら数センチ~数十センチの泡(あわ)が飛
んでくるわけですね。これこそが……

★(第3章)

また、米環境保護局(EPA)によりますと、
このPFASは、前立腺ガンや腎臓ガン、そ
れに精巣(せいそう)ガンの発症リスクを
上昇させるとも述べているんですね。なん
ともはや……








★(第1章)

このPFASは、英語で「Forever Chemicals
(永久に残る化学物質)」とも呼ばれてい
るんですね。それぐらい、怖い性質を持っ
ています。そのために……






いやあ、驚きましたね。

アメリカの「マクドナルド」が、2025年
までに、すべての包装・容器から、この
PFAS(ピーファス)を「全廃する」と、
発表しました(日本では知りません)。

2021年のことです。

それぐらい、いまや、企業側にとっても、
この事態は、深刻となっているんですね。

なのに、日本では、その取り組みが、まっ
たく遅々(ちち)として進んでおりません。

ぼくは、このまま、このPFAS問題を放置
しておけば、間違いなく、近い将来「大規
模公害」に発展するなと思っております。

★★★

そのため、ぜひ、今回のPFAS……を、注
意深く、ご覧下さい。

そして、あなたができることを学んでいた
だき、ご家族をお守り下さい。

ところで、ついでに言えば、先述した「マ
クドナルド」だけじゃなく、大手小売り流
通企業の「アマゾン」も、同様の動きを示
しています

アマゾンでは、自社ブランド「Amazon Kichen」
の食品製品の包装・容器で、このPFASの
使用を禁止したわけですね。

日本の行政とは異なり、自分たちの利益に
直接結びつきますから、彼らの動きは、
本当に素早い。

お役人仕事しかしない日本の行政にも、こ
のような「緊張した動き」ができるような
システムを構築すべきです。

役人たちに、それぞれ身銭を切らせるよう
にしたりして、ね(笑)。

★★★

それほど、世界では大きな動きが出ている、
このPFAS。

そこで、とくに、いま日本での現状はどう
なっているのか。

そのあたりを、下記で述べてみたいなと
思います。

このPFASは、英語で「Forever Chemicals
(永久に残る化学物質)」とも呼ばれてい
るんですね。

それからも分かりますように、過去、人類
が作ってきた化合物質の中でも、かなり
●●物質に入ります(●●は、下記の設問
をご覧下さい)。

なにしろ、作ったら最後、けっして消滅せずに、
永久に地上に残る……というわけですから、
想像しただけでも怖い(笑)。

まあ、もちろん、実際は、消えないで永久
に残るというわけではありません。

★★★

ただ、半減期が、そのほかの化学物質と比
較すれば、4.5年というぐあいで非常に長
いため、こうした「Forever Chemicals」な
んていう、不名誉な名前が付けられたので
しょうね(笑)。

とにかく、人類にとって、怖い物質には間違
いありません。

その理由は、PFASを構成する「炭素とフッ素」
の結合が、有機化学で作り出せる結合の中で
は、もっとも強力な部類に入るからです。

これじゃ、環境に放出されたら、あとどうな
ってしまうのか、誰でも分かりますよね。

気が付いたらすぐにでも、その対策をする
べきでしょう。

このPFASは、1940年代ごろから普及してい
った化学物質なんです。

つまり、使われ出してから、もうかなり長い
歴史を持っているわけですね。

★★★

なぜなら、その性質上、「大量に商品を作
りたい」企業にとっては、非常に便利な
ものだった、からです。

水や油をはじく、熱に強い、薬品に強い、光
を吸収しないなその特性を持っていますので、
撥水剤(はっすいざい)、表面処理剤、乳化
剤、消火剤、コーティング剤などに幅広く用
いられているんですね。

こんな便利なものは、そうそうありません。

ただ、このPFASについての内容は、次章で
述べることにしますが、なぜいまになって、
この問題が大々的に取り上げられるように
なったのか。

そのあたりの「事件」について、下記で、先
に述べてみることにします。

なぜなら、もし、そうした「事件」がなけ
れば、マスコミたちだって、いまでもシレッ
として動いていないはずですから(笑)。

じつは、この問題が表面に出てきた原因は、
「日本にある米軍基地」でした。

どういうことかと言えば……。




★(第2章)

この飛行場に隣接する保育施設で、帰ろう
とする園児たちの頭上に、飛行場のほうか
ら数センチ~数十センチの泡(あわ)が飛
んでくるわけですね。これこそが……






え?
米軍基地が、きっかけ?

はいな。

しかも、沖縄にある米軍基地と、東京都多摩
地域にある横田基地なんですね。

そこで、このPFASが問題になったのです。

日本のマスコミは、なぜか中国のように、
日本国内にある米軍基地や、日本という国に、
「何か困ることが起こる」と、逆に喜ぶの
です(笑)。

なぜなのでしょうね。

まるで、いつも、中国の手先(?)であるか
のような「日本の」マスコミなのですが、
今回も、大喜びで、このPFAS問題を報じま
した。

まあ、その意味では、良かったのかもしれま
せん。

でも、たとえその場所が米軍であろうと無か
ろうと、国民にとっての一大事であれば、そ
の時点で、至急、日本国民に大々的に報道し
てほしい(笑)。

★★★

最初に、このPFASの汚染問題が大きく出た
のは沖縄でした。

米軍の嘉手納(かでな)基地の近くの川から
取水している水道水で、この濃度が極めて高
いことが分かったわけです(2016年に、沖縄
県がデータを公表)。

そしてその後、2020年4月、温暖な沖縄で
雪のようなモノがふわふわと舞っている……
という事件が起こります。

米軍の普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県
宜野湾[ぎのわん]市)でのことでした。

この飛行場に隣接する保育施設で、帰ろう
とする園児たちの頭上に、飛行場のほうか
ら数センチ~数十センチの泡(あわ)が飛
んでくるわけですね。

4月なのに、異様な光景が、そこで広がっ
ていました。

★★★

これが、発ガン性などが指摘されている有機
フッ素化合物のPFASを含む泡だったわけで
すね。

その飛行場内から流出する「泡消火剤」を食
い止める基地の消防職員たちの姿も見えたと
言います。

でも、そのとき、水に溶けた約14万リットル
の「泡消火剤」は、その保育施設横の排水路
を流れて宇地泊川(うちどまりがわ)へ出て
しまったのです。

そして、川に滞留した泡が市街地に飛散した
のでしがが、なんと、米軍は、それらを回収
しようとしなかったのですね。

まあ、彼らも、詳しくは知らされていなかった
のかもしれません(笑)。

ただ、そこで日常に暮らしている人たちとっ
ては、たまりません。

それは、ただの「石鹸の泡」……じゃなかっ
たのですから。

★★★

まあ、このような「最近の事件」もあった
りして、日本では、2014年に、環境省の
「要調査項目」とされました。

そして、2020年には「要監視項目」として、
飲用水「1リットルあたり50ナノグラム」の
暫定(ざんてい)指針値が設定されたのです。

ただ、これは、法的拘束力を伴う「環境基準
値」ではないんですね。

だから、企業や米軍基地などには、何の影響
もありません。

やりたい放題です。

アメリカ国内では、大企業たちが自主規制を
せざるを得ないような非常事態でも、日本
政府は、どこか別の世界のように、ノンビリ
しているわけですね。

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