なぜ、小児甲状腺ガンが、福島「県外」の人に深刻なのだろう!◆「社会の裏側!」106
なぜ、小児甲状腺ガンが、福島「県外」の
人に深刻なのだろう!
◆「社会の裏側!」106
~それでも、国や県は、いまだに原発事件との因果関係を認めず、いやそれどころか「検査の縮小」まで考えているんですね。いったい~
山田博士・著
★電子版→ https://www.amazon.co.jp/dp/B07JQTYFWM
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やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!
今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。
地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせたい。
ぼくはいつもそれを望んでいます。
そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた、重い事実を、
ぜひ知ってほしい……。
★概要
あのフクシマは、まだ「終了」してはおりません。
地元の人たちは、早く忘れたい。
そう思っていらっしゃるはずです。
多くの日本人たちも、きっと、そうでしょう。
だけど、大地震だけならともかく、あの「歴史的な原発大事件」が
起こり、しかもその担当企業の東電も政府も、ずっとその詳しい内
容を隠蔽(いんぺい)してきました。
現在も、まだまだ明らかになっていないことは多いと思います。
その中の大切な一つに、今回、本書で取り上げたような、小児甲状
腺ガンが、福島「県外」の人に、なぜ深刻なのだろう……というこ
とがあります。
★★★
ちょっと考えれば、不思議ですよね。
地元の人たちより、県外の人のほうに深刻な影響があるなんて。
ある団体が、2016年12月に、療養費の給付を、初めて開示し
ているんですね(本書に詳しく載せています)。
そこでは、すでに手術を終えていたり、手術が決定している患者に
ついて、分析してみたといいます。
その結果、福島県内の患者は8割が「半摘(はんてき)」でしたが、
「福島県外」の人を見ますと、ガンが進行してから見つかる患者さ
んが多いようなんですね。
そのため、8割が全摘(ぜんてき)でした。
★★★
つまり、全摘出(ぜんてきしゅつ)。
進行していたわけですね。
これは、組織あるいは器官全体を摘出するということなんです。
そのほか、リンパ節(せつ)転移についても、「福島県外」では、
90%近くに転移があったと言います。
うち3人が、RI治療の必要のある重症患者でしたが、このRI療
法とは、肺転移している場合の治療法なんですね。
具体的には、高濃度の「放射性ヨウ素」を内服します。
そして、遠隔転移している甲状腺ガンを内部被曝(ひばく)させて
破壊しようというもの。
そのため、医療従事者や家族などへの被曝(ひばく)を防ぐために、
厳格な遮蔽(しゃへい)設備が必要となるんですね。
そのためもあり、日本では現在、この治療を受けられるベッドが全
国に135床(しょう)しかありません。
それほど、珍しいものだったわけです。
★★★
いずれにしても、今後、この子たちは、いったい、これからどう生
き抜けばいいのか。
でも問題は、こうした事実が歴然と存在しているにもかかわらず、
現在もなお、国も県も、こうした甲状腺ガンの多発とフクシマの原
発事件との因果関係を「認めておりません」。
これはいったいどういうことなのでしょうか。
いったい、国や県は、何を恐れているのか。
そして、何を企(たくら)んでいるのか。
また、日本での原発作業員たちは、たとえ病気になっても「自己責
任だ」という内容の誓約書を、入社時にしっかりと書かされている
わけですね。
しかも、勤めている会社がそもそも労災保険に加入していなかった
りなどの理由で、労災を申請できないと思い込んでいる人さえ多く
いるようです。
これじゃ、労災どころの騒ぎじゃありません。
★★★
こうした事態にある日本は、それじゃいまからどういう方向へ向か
えばいいのか。
ぜひ、皆さんとごいっしょに考えましょうよ。
この内容が、その一助になれば幸いです。
ささささ、どうぞご覧下さい。
★目次
★(第1章)
人間が、自然を支配できる。人間が、原発を支配できる。そう奢
(おご)ってきた人間が、いままでこの日本にあまりにも多かった
のでしょうね。そのため、いまなお、このフクシマの後始末さえで
きていない……
★(第2章)
小児甲状腺ガンが増えているのですが、福島県内の患者は8割が
「半摘(はんてき)」でした。でも、福島「県外」の人を見ますと、
ガンが進行してから見つかる患者さんが多いようなんですね。その
ため、8割が全摘(ぜんてき)だったのです……
★(第3章)
日本での原発作業員たちは、たとえ病気になっても「自己責任だ」
という内容の誓約書を、入社時にしっかりと書かされているわけで
すね。しかも、勤めている会社がそもそも労災保険に加入していな
かったりして……
★(第4章)
ご存じかもしれませんが、フクシマ原発事件の後の2012年10
月から、福島県は、18歳以下の福島県民の医療費を無料化にして
います。でも、その対象は、あくまで「18歳まで」。しかも、福
島県外に住民票を移動させれば、その時点で医療費の無料化対象は、
外れてしまうわけですね。こりゃ、ナンジャラホイ……
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送金情報をお送りします(プラス200円です)。
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