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恋しかったのはロングヘアじゃなくて、あの時の自分。

「失恋したら髪を切る」なんて意味わからん、と思っていたけれど、今はその心境がよく分かる。

心を入れ替えた時、新しい自分になりたい時

大きな心境の変化があると、見た目をガラッと変えたくなるものだ。


最近の私は新しいことをいくつか始めて、自分の中でも大きなチャレンジと言えることをスタートした。

もし失敗したとしても、20代のうちにこれをやって良かったと必ず思えるだろうと思って、

悩みに悩んでようやく踏み出せたようなチャレンジ。

まだ書けていないけど、もう少しまとまったらここにもきちんと書いていきたいと思う。



2年半前に、胸下まであった長い髪をバッサリ切った。

最初の数日は楽しかったものの、「やっぱり長い方が可愛かったかも、、、」なんて思って、

仲良しの美容師さんに「やっぱりまたロングにする!!!」と宣言して伸ばし続けた長い髪。


あんなにロングヘアを恋しく思っていたのに、

目標の長さまで伸びた長い髪は、不思議なくらい今の私に似合わなかった。

結局恋しかったのは、ロングヘアじゃなくてあの時の自分だった。

仕事に明け暮れて、
海外旅行にたくさん行って、
友達と色んなところに行って。 

23歳という、若くてエネルギッシュで後先考えない身軽さがあった。

深く考えずに目の前の楽しそうなことにだけ惹かれて追いかけていく私の身軽さに、

ふわふわに巻いてゆらゆら揺れるロングヘアはよく似合っていた。


もちろん今は今の楽しさがある。

あの時に持っていなかったものも持っているし、あの時の悩みも解決している。

あの時とは違う生活があり、考えがある。

そんな今の私には、ロングヘアはなんだか違っただけだ。

以前は重いなんて少しも思わなかったけれど、なんだか重たくて足枷のように感じた。

ゆらゆら揺れる可憐さも、もういらないやって思った。


胸下まであった髪を鎖骨くらいまで切ったら、引っかかっていた何かが取れたような感じがした。

今の私にはこのくらいで丁度いい。

ドライヤーをする時間も、髪をとかす時間も巻く時間も、随分短縮した。

これからはその時間も、今の私にとって価値のある時間に変換できる。

くるんと毛先を巻いた柔らかなスタイリングじゃなくて、ツヤのあるストレートのスタイリングがサマになっている気がする。

心境と共に変化するヘアスタイルやファッションは、きっとその時の自分に似合うように出来てる。


さよならロングヘアの私、ずっと楽しかった。

新しい私も、絶対もっと楽しくなる!



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#日記 #エッセイ #コラム #ヘアスタイル #ファッション #髪切る  

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