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恋愛の「れ」

こんばんは、ちかです。

いつも続かない単発もの(?)ばかり書いていたので、「また報告します」と言えるようなものを書いてみたくてこのテーマを選んだ。感情の起伏があるものの方が、その時柄がでて面白そう。

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(私は女で異性愛者)

かれしほしい。かのじょほしい。こいびとがほしい。そう思ったことがあるだろうか。私はある。

わたしには恋人がいない。いまのところできる予定もない。好きな人もいない。自分と相手次第でそういう感じになりうるかもしれないけど、多分ない(確率10パーセント)が2,3人。なんて寂しい交友関係かと思わないでほしい。男の子と仲良くする能力が皆無なのだ。

じゃあいま恋愛がしたいか。そう聞かれたらいい人がいるならバチバチにしたい。めいっぱい大事にさせてくれる彼氏がほしいし、大事にされてみたい。ふふ、書くだけで照れる。

蛇足。こういう感情を言葉に乗せるとき、「彼氏が欲しい」になってしまうが、私はこの言葉は語弊があるので使いたくないと思ってしまう。だって、だれでもいいわけじゃない。彼氏になってくれるひとだったら誰でも、という意味にもとれる「彼氏が欲しい」は、私は正直あまりすきじゃない。恋人が欲しい、とも言えるけど、なんだか大人ぶってて言葉に乗せるにはハードルが高い(おとなになりたい)。

そういう理由で私はたまに「好きな人が欲しい」という。これだったら、その人と私の関係が大切なことがうかがえるからだ。でも実際、好きな人どころか特別な関係に至りたくても、「好きな人」でとどまってしまうのだ。これもまた語弊があるので、本当はやめたい。でも、「いい人がいるならバチバチにしたい。めいっぱい大事にさせてくれる彼氏がほしいし、大事にされてみたい。」なんて気軽に言えるセリフじゃない。だから、「好きな人がほしい」にとどまる。


そういうわけで、最近の私は「なんかないの?」と聞かれるたびに「何もない(真)」と言っているし、「彼氏いらない??」と聞かれると「いいかな(半分偽)」と言っていた。


そんな私には、いま直面していることがある。

「好きな人ではなく、「付き合える人」を探して防衛線を張ってきた」という自覚をしたのだ。

数少ないわたしの恋愛経験はすべて今の大学に入ってから得たものだが、すべて「相手からの好意を感じ取ったから」と「相手の押し」から始まっている。仲良くなった時に誘われてデートするようになり、数回目のデートで告白されてGOサインを出すORお断りを入れる。もう、いたってシンプルだ。「付き合えなかった」とか「いいところまでいったのに振られた」とか「もしかしたらわんちゃんあった」とかない。相手が私を気に入ってくれた時に「いいかもな」と思ったら心を砕く。そういう受け身な恋愛しかしてこなかった。

つまり、両片思いしかしたことがないということで、片思いの経験がない。裏を返せば「恋愛的アプローチを許可されるかどうか自信のない状態でしたことがない」ということになり、さらにそこから「自信がないし勇気もないから、そうなる状況下に自分を置かない」ようにして無意識に防衛している。

そうして、冒頭の「自分と相手次第でそういう感じになりうるかもしれないけど、多分ない(確率10パーセント)が2,3人」が出来上がる。


つまり、つまりだ。お察しの通り、こう書いているということは「気になるひとがいる」ということの裏返し。仲良くなりたい人がいる。

でも、「恋愛に発展したいかどうかはわからないけどとりあえず仲良くなる」方法が全くもってわからない。なぜかと考えてみると、あまりあるほどに理由が思いつく。そもそも私は男性のことを一旦須く「恋愛対象」としてみるし(女子校出身のせいだという側面があるかもしれないがたぶんそれは言い訳で、私の努力不足である)、仲良くなるまでに異様に緊張するし、どんなに話せるようになっても「わんちゃんある」と思うと繕ってしまって自分は出せないし、そもそもそんなに会話が続かないし、「私に好意を持っている」ように近づいてくると感じてちょっとでもやだなと思ったら(その好意がどんな形であれ)すべて断ってきたし、そのおかげで男友達が絶望的に少なくて、「恋愛に発展しなかったけどプライベートな理由だけで仲良くなれた」みたいなことが少ない。少し仲のいい子は、全員何か同じ作業(プライベートでない場面)を共にしたから仲良くなったといっていい。(かなしい)

そういうわけで、その気になるひと、とはどうなのかというと、望みは薄いどころか、まったくのゼロに近い。マイナスでないだけいいだろうか。無くはない距離感(同じコミュニティー、同じ学生、年齢差も一般の枠から外れていない)だし、何にも違反しない関係ではあるが、ないったらない。わかる。人のそういう好意にはわりと気づける(悪意にもだ)と思っているが、あれはない。向こうも私との距離感の掴み方が分からず、ついでにちょっと怖がられているか、ちょっと線引きされている気もする。つまり、まず土俵に立っていない。「恋愛対象」としてのフィルターでかけられたことがあるだろうか?と疑うレベル。何もかもが違いすぎて何を話したらいいのか分かってないのは多分お互い様で、人として好きに入れてもらえているかもイマイチ分からない。ついでにあまり会えない。会ってもプライベートのことを話せる時間は少ない。そして、多分私の見た目もタイプじゃない。薄い知識で、女性よりも男性の方が見た目から入ることが多いと言っていたが、あの反応はそういうのじゃない。書いていても悲しいくらい、ない。謙遜などしていない分、わんちゃんもない(悲しい)。書いていても絶望的だなあ。会う予定がたまに立つだけ(お互いに他の子から誘ってもらって)進歩ってかんじだ。

今までだったら、簡単に防衛線をはっていた。


でも。もう大学院にいってしまう。大学生じゃなくなってしまう。周りに人が減り、自分と向き合い続ける時間が増える。正直、院にいる二年は色恋沙汰は期待できない。だから、この一か月だけは、自分の取るに足らないプライドと経験の少なさによる小心なんて構っていられないのだ。この際「おつきあいに至るまで」という高望みはしない。今回は「アプローチを仕掛けようと頑張る」ところだけでも自発的に頑張ってみるだけでいいから、やってみたい。


そうして、何かをしたいと思って始めようと思って、結果、どうしてかわからないが、めちゃくちゃ楽しく自分磨きを始めてしまった。そんな婉曲表現伝わるはずもないと分かっているので、これは「アプローチができない自分を誤魔化すため」の発作みたいなものだ。

1ダイエットのために筋トレとストレッチ、食改善(健康的にね)
2美容院の予約と、イメチェンの相談
3敬遠していた歯医者(矯正の相談)
4ケア、メイク道具をはじめとする美容品(今まではエチケット程度しかやっていなかった)
5洋服を新調するためにリサーチ(ついでに大学生の間ずっと着ていたものを、院生の間に見直して社会に出たい)
6部屋の掃除(部屋の乱れは心の乱れというから)

「よく見られたい」とか「気にかけてもらいたい」とか「なにか意識して欲しい」とか思うだけでこんなに頑張るのだから、私のモチベーションは他者にあるのだなあと思わされる。


なので、この恋のつぼみの進捗と、それがうまくいかなかったときの副産物としての「自分磨き」の経過をここに定期報告に来させてください。飽き性の私がどれだけ続くか分からないけど。頑張りたい!


ちなみに。もしご覧になった方で、奥手(?)のための相手に好意がばれないアプローチ方法があったらご教授ください。ちなみに知人からのアドバイス「コミュニティで会った帰りに寒い、お腹すいた、肉まんとか食べない?と誘う」を実行できないくらいチキンですが…。本当に、素直に人に好意を伝えたり、誘えたりするの、尊敬するなあ。



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