ひさしぶり、ありがとう
こんばんは、ちかです。
恋人がちょっと恋しくなった。すごくうれしい。
明確な理由は分からない。ここ暫くは、ずっとどうも恋人の隣にいたいと言えなくて、別れる勇気も話し合う勇気もなくて、デートだけ逃げるように重ねて。嫌なところが目についたり、会えなくて忘れる日々のLINEを億劫に思ったり、口に出さずに責めたり。そんな不健康な気持ちでいた期間はかなり長かったけど、急に、なんだか一緒にいてもいいな、いてみたいなって思った。
いやいや、わからないって言われて何度も嫌な思いをしているから、私は言わないって決めた。要因がなんだったのか考えよう。支離滅裂
私の気持ちが低迷し始めたのは、この記事のあたり。
えっ・・・?つまりもう、7ヶ月も経っているみたい(え?)
もちろんその間ずっといやいやしていたわけではないけれど、(いや、でも結構長い期間イヤイヤしていたかも)話し合いもしたし、それを蒸し返したし、あの穏やかな恋人に事前に釘を刺されるくらいひどいことも言ったし、代わりにいまだに痛む傷もつけられた。本当に舐められてた。いまだにあり得ない。一生擦ってやる。
どうして別れなかったのかと、友達に言われた。「ぜったいに別れると思っていた」と。
悪い女の子なのは、許してほしい。心のうちを正直に打ち明けると、こう。
1 別れてもいい人がいるわけじゃない。いつか出会えはすると思うけど、それをする暇があるのかはわからない。
2 母に結構言っているので気まずい。
3 基本的に私に合わせてくれるので、会いたくなければ会う回数は減らせるし、帰りたければ帰れるし、私が楽な場所にきてくれる、こんなに良くしてくれるのに別れるの?という葛藤
4 相手に悪気がない。私のことを好きでいてくれるようだ。別れるには忍びない。
5 新生活でバタバタしているので、自分の気持ちに自信がない
6 先々の予定が決まっているので、別れた時にチケットや予約などが結構気まずい
そう。どれも本人に関することじゃなさすぎて、踏ん切りがつかなかったのだと思う。それに、たった一つだけ良かったことは、私がいくつかの恋愛をして「別れるのではなくて、話し合って擦り合わせてそばにいようと努力し合うことで改善する」つまり、雨降って地固まる、の考え方ができるようになっていたことだ。
好きじゃないと自覚しても、友達に別れると思われるくらい嫌気がさしても。気負わずに一緒にいられるデートは、いつだって楽で、帰りたいと思うことは一度もなかった。会えば心地よくて、話していて言葉尻を気にしてしまうことはあるけれど、総合的な言動は全く嫌じゃなかった。
恋人もそうであって欲しい。でも、多分そう。恋人は私に引っ付くのが好きだし、甘えるのも好きだ(甘えるのにだいぶ時間がかかるけど)
一緒にいる土壌はあって、それは直感。
でも、咲かせたい花の特徴も水の上げ方も何もかも違った。
でも、それが本当にしんどかった。それは忘れまい。恋人がどれくらい真剣に考えていたかなんて知らないけど、いつかnoteを見せてあげたいくらいには、もう本当に辛かったんだ。全然気持ちがなくなってた。擦り切れたし、新生活じゃなかったら、誤魔化せるくらい色々なものがなかったら、壊れてた。
その副産物で6月くらいにずっと話し合いのようなものをしていて、
ここに書いたようなことを言った。もう別れると思いながら、思ったことを2割くらいに収めて(それでも長文になる)。
それで、全く、別れを考えている私がいるのだろうという危機感のなさそうな、「がんばるね、ごめんね」という返事には全くもって納得いってなくて、もう知らないと思っておざなりに返事をした。この時明確に、もう別れようって思った。フェードアウトしよう。次はデート断ろう。返事も3日くらいしなくていいやって、
でも、「本当に納得したか」と、初めて聞かれた。驚いた。
あれがなかったらもう別れていたと思う。
その後も、ほしい言葉をくれたわけじゃない。何も理解されていないと思ったし、多分今も理解されていないと思う。
でも、「わからないと言わずに本人に直接聞け」とか「ものを申すのに本当に勇気がいる。甘えるな」とか、私の悲鳴は聞き入れてくれた実感がある。
私はその時から、恋人に期待するのは全てやめた。自分でできることは自分で全部する。してほしいとか論外。信じるだけ無駄。なんというか、「大切なもの枠」に入れるのをやめた。真っ当に評価して、私の方が考えるのもその深さも早くて、私の方がコミュニケーションにおいては先輩で、彼の思考は全然薄めの池。たまにそれが羨ましくて、でも浅くて嫌になる時もあって・・・。
恋人も変わった。7月くらいからデートのたびに不満はあるかと聞いてくれるようになった。
多分これが、恋人と一緒にいられると思った理由だ。
正直、帰る最終ラインギリギリの電車が待つ3分前に聞いてくるのは勘弁してほしい。不満があったらどうするつもりだという気持ちだが、(お陰様で私は恋人に君はどうかと聞きそびれる、本当に時間がないから)「伝えたことが伝わって、努力をしてくれている」と明確にわかって、それが(本当に私のことを思ってその質問なのかはわからないけれど)私との関係を考えてくれた結果だと思えるから、私は嬉しかった。
愛されてるかもって、初めて。一緒にいてくれるつもりなんだ〜って、やっと腑に落ちた。
恋人は、一人で生きてきた。
わからないことは放置してわからないままでよかった。誰もそれについて触れないから。人に尋ねてみるという概念がなかった。その人に聞かないとわからないこと、というものに出会ったことがなかったから。相手が何を考えているのかを考えなくてもよかった。人当たりが良いから、人とそれなりに付き合っていけていたから。
私に出会って、よくわからないことで急に怒られてびっくりしただろうな。解決策のわからないことをネチネチ言われても、どうしようもなかった。どうしようもないなら聞けばよいという考えを彼が知らなかったということを、私がコミュニケーションの違いに耐えきれなくなる前にしれてよかったね。
そう思うと、本当によく頑張っている。ウンウン。
流石に「気が使えるね!」と言われるようなスーパーダーリンとは程遠いけど、彼の素直さと実直さと行動力はやっぱり、友人の時から目を見張るものがあって、好きだ。
あとは、一年前に私が事前告知したことで、でも恋人は聞いた上で取り合わなかったことがあって、それをすごく後悔しているってこの前伝えてきた。そういう、思慮の甘いところがある。ずっと。
それを本当に反省しているのなら、恋人は絶対に同じ轍を踏まないから、この経験があってよかったと私は思っている。
あと何度、傷ついていくんだろう。きっと一緒にいる半分は傷ついて、半分ちょっと好きで、ずっと擦り合わせていくんだろうな。いつか、そんなのなくても、何にも考えなくても一緒に楽しくいられる日が来るのかな。
まあ、でもいいや。恋人への悩みがなくなっただけでこんなに心軽く日々を過ごせるとは思っていなかった。明日もお仕事頑張ろうっと。