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生身の感情が欲しいんだ

こんばんは、ちかと申します。


タイトルの通り。
訳あって前の恋人たちとのラインを遡っていたのだが、レスポンスが早くて瞬発的に会話ができる人たちだったので、そういうLINEがかなり多かった。
よくない、よくないと分かっていて、ちょっと羨ましかった。

「素早さ」って「素直さ」や「素」が出やすい。恋人は嫌がるかもしれないけど、「素早さ」重視のコミュニケーションが欲しくなる時がある。怒ったって、感情的になったっていいから。
LINE以上に、実際にあって話しているからいいじゃない。それはそうなんだけど。普段の会話も、そんなにハイテンポじゃない。
学会の質疑の話をしていた時「質問とかすぐにできない、頭を整理しないと理解できないから」と言っていたし、私のテンポの良さを「賢い」と評価したことがあった気がする(自意識過剰かも)ので、本人も自覚しているところだと思うけど。

でも、たまに出る「素」みたいなもの、私大好きなんだよ。
例えば、僕、の一人称がぶれて俺になる時とか。男っぽい乱暴さみたいなものを、ごく稀にみて、ごく稀に見るといいなあってなる。
私がふざけて耳元でわいのわいの言った時にちょっと、はは、て笑う時とか。これはなんか、ノータイムで笑ってもらえると嬉しい。


彼の聡明なところはその「表層」に出るまでに形にならず混沌のまま置いておけるところだと思う。表層に出る時にその分だけ考え、言語化したものが出てくる。それが整ってるイメージ。なんというか「記憶(事実)」「思考」に大きく二つに分かれているうち、記憶は事実なのであっという間に出てくるし精度もあまりにも高い。一方、「思考」の部分は、「考え終わった知見」「考えている表層」「考えない混沌」くらいにざっくり分かれていて、「考えない混沌」の中には、記憶(事実)とはまた違う、彼の思考になる種がもにゃもにゃと存在していて、放っておかれている。多分、頭の中がえらくスッキリしているので、放っておかれてもどっかに行ったり消えたりしにくい。でも、言語化もされてないし精査もされてない。それが必要なタイミングがあるまで、引き出しに仕舞われているイメージ。
だから、「混沌」に話しかけると、起動に時間がかかる。だって言語化もされてなければ、恋人の意識の中にないものだから。

事実、普段、特に何も考えてないって言ってた、多分そうなんだけど、言語化されてないだけで、原石がそこにあるんだよね。恋人も知らないそれを、全部見てみたい気持ちになるのは、彼の「考えている表層」の思考回路が散々褒め散らかしている通り美しくて、誠実で、効率的で合理的だからだ。そうなる前の混沌に、わがままとも言える部分はあるのかな。どんなものへ期待や希望を抱くのだろうか。見えてなかった過去とか、人格を形成するような出来事が絶対にいくつかあって、それで、彼が謙虚で私の大好きな性格で、私の思考に精通するそれになっていることを、確認したいんだ。もっと大事にできる気がするから。

すなわち「彼のことをもっと知りたい!」ので、彼の原石になりうる感情をかき集めたいのよ。そのためには、多分、もうすこし早いレスポンスとか、彼が処理できなくなる時を狙うしかない、まさしく「私のLINEがめんどくさい」と言わしめたみたいに、ああいう、剥き出しのありとあらゆるものがみたい。


私が傷ついたっていいからさ、そんくらいの、人を傷つけちゃうような勢いのある彼の「素」、どれくらい一緒にいたら見えるかなあ。私を傷つけても私がどっか行かないのをみて、「この子にはわがまま言ってもいいな」て思ってもらえたら本望なんだけどさ。
多分、人生で誰にも剥き出したことがないと思う。すごいものをみれちゃうかも、私!笑

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