鍵盤弱者の皆伝合格記という名の自分語り ①~お菓子全白まで

 はじめまして、もしくはお世話になっております。座椅子と申します。普段はIIDXの配信やBPLなどの一般リスナーでありIIDXやるのが好きな一般ゲーマーで、ブログ的な文章を書くことはほぼ一切しません。ですが皆伝受かったらポエムを書く文化があるのは知ってたので、備忘録兼ポエムを書こうと思ってここにいろいろ記していこうと思います。
 長文注意だしあんまり参考にはならないと思いますが、暇なら眺めてみてくれると幸いです。今回は皆伝に向き合った時間というよりはその前段階の話なので、皆伝をどう攻略したか知りたい人はのちに上がるであろう②以降を見てください。上達論とかはありません。
 発狂BMSは全くやってなかったわけじゃないですがほぼほぼ放置してたのであんまり語ることはありません。年1くらいで思い出したかのようにちょっとだけ触る程度で、一応リコメ★8くらいの発狂三段ではあります。

注意書き

 このnote、特に①は本当に自分語りしかありません。内容も①は~中伝中位くらいの話しかありません。所謂皆伝合格ラインが近くなってからの思考や体験などが読みたければ②から読むことをお勧めします。
 文章を書いた経験はありますが、ブログを書いたことは片手で数えるくらいしかないので読みにくいかもしれません。
 所謂地力表やCPI(もしかしたらBPIも)などの非公式な難易度評価の要素を文中に含みます。
 変な成長の仕方や一般的ではあまりない運指をしているので参考になるかはわかりません。あくまで自分用のメモっていうのとこういうのやってみたかったっていうのが9割です。

自己紹介

DJNAME:ZAIS 
 元々ZUKKY(ずっき~に)っていう名前でやってましたが、色々あって音ゲー用に別の名前つけたくて。Zから始まるDJNAMEでアルファベット表記と漢字・仮名表記で印象の変わる名前が良いなと思って付けました。一般名詞かつ使用頻度が高くなく、ややこしくない名前になって割と満足してます。

プレイ機種:IIDXSP(メイン)・ポップン(休止中)
 IIDXのスペックは合格時 未易8未難79・アリーナA5・ノーツレーダー955 くらいです。某表個人差譜面をS+まで全イージーしてるのがちょっとした自慢。
 DPを全く触らない訳ではないがアリーナの解禁作業の気分転換にちょっとやるくらいで、三~四段くらいの実力です。
 ポップンはうさ猫~peaceくらいまでやってました。最高49(スクリーン乱)・48 約40%・42-47全クリ。42-47で唯一クラ11HだけAに乗ってないのを気にしています。

運指:DOLCE.式+べちゃ押し
 皿複合などでたまに右親3フォローが出るくらい。命名元のDOCLE.さんは多指北斗?みたいな色んな運指を組み合わせて使う人でこの運指を使ってる頻度が高いわけでもないので、別の呼び名が欲しかったり。13トリルや13同時が絡む正規二重階段に割と強く、皿も対称固定ほど弱くないので個人的には割と人に勧めたい運指。なお使用者と上達論の数。
 後から1048式に移行しようかとも思ったけど、$式→べちゃへの移行は皿を押して回す勢いでそのまま崩せるのに対して1048式はそこがあんまりしっくりこなくて非採用。手首皿の習得は諦め。

得意譜面:階段や二重階段・正規鏡が当たりの譜面・縦認識譜面・皿・低速を耐えるタイプのソフランか微ソフラン・個人差が死ぬほど出る譜面
 十段までほぼほぼ正規か鏡で、乱やR乱をあんまり使ってこなかったので階段などの正規が綺麗な譜面は得意です。あと☆11強~詐称のハード狙いをしつこくやってた甲斐もあって皿ソフランも割といけます。ただこの辺は低密度なこともあってギアチェンせずにほぼすべてを済ませてたので、ギアチェン技術は低いですね。
 個人差が死ぬほど出る譜面については、例えば☆11 100% minimoo-G・☆10 op.31 叙情・☆11 INORIや☆12 Purple Perplexなど。アリーナでこういうのをよく投げますが、相手が嫌そうな顔をするのが想像に難くないですね。

苦手譜面:乱打・発狂・物量・ガチ押し・縦連・トリル・片手必須なBSSやMSS・1軸以外の軸・ギアチェンが必須のソフラン
 発狂から逃げ続けた人生だったので鍵盤物量系・横認識譜面系がてんでダメ。AAなんかは苦手の典型で地力Dの未難ラストとかにまで残った筈な上、未EXH。CPI1700↓の未EXHがAA・Broken・Todestriebっていうのがモロに苦手を表してるんですよね。アリーナで当たった際にはファーダリやクロペンなんかを投げられると死ぬほど刺さります。
 ソフランは基本得意なんですけど、ICARUS(A・†)や音楽・Y&Co.みたいなメインが最高速じゃなく高速に対応しなければいけない譜面だったり、パラハデやSABER WINGみたいな低速が最高速の半分よりも遅い譜面は苦手です。最近皿チョンをちょっと覚えだしたくらいで、隙が少ない曲やゲージだとできません。

 こうみると結構段位に有利な得意・苦手傾向してるんですよね。実際中伝までは同段位平均に勝ち越す前に次の段位に受かることがほとんどだったし、皆伝も受けないように受けないようにしようっていうのがあったのでもうちょっと早く受かってたかもしれません。生涯で皆伝を受けた回数は多分5~7回だと思います。
 それだけみんなが癖をつけると終わるぞって言うから……

 

IIDX遍歴①

~十段合格(~2018夏)

 この辺別ゲーの話するので読み飛ばす人は2ブロック分くらい読み飛ばしてね。
 最初に音ゲーに触れたのは今から10年以上前の小学生の時でした。父親が持っていたCSbeatmania(2nd mixのやつ)を初めて触り、曲のおしゃれさや音に合わせて演奏のような形でゲームをプレイすることの楽しさを知り完全にハマりました。
 u gotta grooveから始まりDJ BATTLE・20.november・ska a go goなど当時から良い曲良い譜面ばっかりで、めちゃくちゃやりましたね。skaを最初プレイした時は人間に出来る譜面じゃないだろとは思いましたが、所謂TOMOSUKE打法を我流で編み出してクリアした時は感動しましたね。もう高難易度厨の片鱗が見えます。

 しばらくはCS太鼓クリア狙い勢でDSでずっとやってはLRボタンを壊したり、Wiiで当時の6強4狂(今の音ゲーマーに伝わらない)を全曲クリアに乗せたりまでは頑張ってました。ACは腕パンパンになるのでDEBSTEP!鬼のクリアと六段くらいで満足してましたが。
 ゲーセンが近くになくたまに行く40km先くらいのゲーセンには太鼓しかなかったので太鼓メインでしたが、中学生くらいの時に大きめのゲーセンに行きIIDXとポップンを初プレイしてめちゃくちゃハマります。CSpop'n2とポプコンを買ってそっちも死ぬほどやりましたね。ヘビーメタルNに苦しめられたり(けど譜面も曲も好き)のちにACでフルコンまで粘着したりしてたのでACにHとEXが追加されたときはアツかったですね。EXは手の出る範囲ですらなかったですが。

 この辺からIIDXの話に戻ります。
 たまーにゲーセンで触るIIDXが楽しすぎて、けど最寄りの筐体まで60km近くあるのでなかなかできない(これはBPLドラフト参加者のWOOLさんも話題に上げてくださってましたね。北海道はだいたい最寄りの筐体までありえない距離があることはよくあります)っていうのが我慢ならなくてCS環境を整えることにしました。当時中学生でお金もなかったのでCSREDとPS2・専コンを買ってプレイしてました。REDは神曲だらけなのでみんなやろう。Fly Away To Indiaはいいぞ。
 運指はインターネットで代表的なのを調べて試してみましたが、専コン壊すのが恐くて皿離し改造してなかったのもありいわゆるDOLCE.式運指を使ってました。皿離ししてないと完全固定できちゃうのでね。この時皿離しをしていれば・1048式を選んでいれば、と後々よく考えることになります。$式は使ってる人も少なくて、上達論とかを読むときに参考にならなかったり手首皿習得がそもそも厳しかったりするので。
 学業や部活で忙しくそんなに頻度高くプレイできなかったので上達はかなり遅かったですが、割と楽しくやってました。CSRED三段一曲目のEVO66(H)に沼って段位の闇を早くも感じたり。この時も完全に諦めて地力上げようって他の曲ばっかりやってました。抜けられる頃には六段まであっさり合格できたので、相当癖ついてたんだと思います。段位放置思考は中伝と皆伝の初合格時も変わらず持ち続け、結果いいものを学べました。

 CSDDも買って色々な譜面をやるようになり、☆9あたりを触るようになってからは今は懐かしきSP☆9~12攻略サイトを逐次見てひたすらクリア更新をしてました。REDなんかはまだ12段階じゃなかったので本当に参考になりました。なんで消えてしまったんや……
 よくやってたCSが緑数字が存在しないかつサドプラはあるものだったので、ちょっとしたソフランには割と昔から強かったです。CS出身勢はわりとよくある長所なんじゃないでしょうか。

 九段くらいまではCS二本をずっと回しつつ、サファリとギガデリは絶対に触らないぞという強い意志を持って地力上げしてました。なので初ACでcopula六段を取ってからはしばらく六段で、☆11がそこそこ出来るようになるまで段位を放置してました。なので七段八段の期間はあってないようなレベルです。余談ですがCSを買ってからゲーセンの上級者に混ざるのが恐く六段を取るまで完全なるCS専でした。CSにもサファリはいたので初七段と初八段がほぼ同時・ほどなくして初九段を取ったレベルには地力でサファリを倒しました。後々難粘着で鏡に癖をつけるんですけど。
 初十段をACで取ったのはCBの頃で、CSでいくつか十段取ったし行けるやろ~のノリで十段何回か受けてました。道中は割と得意譜面も多くインプラなんかは当時からノマゲ点いてましたが、ブロソがほんっっっっっっとうにつらくて。今でもですが単純な物量が本当に苦手で、全部難所に見えるしずっと削られるしで本当に苦手でした。初めてブロソのフェードアウトを段位で聞いたときには感動しましたね。多分リユニだったらここまで苦戦してないと思います。

 炎もブロソも結構苦しんで2回か3回か掛かってるはずなのにツイートがこんなにも無感動なのは、CSの十段をほぼすべて抜けた後だからです。ちょっと苦手譜面多いけどまあいけるやろの精神で合格してるので中伝以降の感動はここではありません。


 十段挑戦時にはほぼ☆12やるマンでひたすら地力表の下から埋めてました。スコアを狙うなんてことはアリーナやるまでありませんでしたし、アリーナ始動からはわりとずっとC4とかC3で叙情(当時解禁直後)とかタイピ灰とかをひたすら投げてました。困った人ですね。



~中伝合格(~2019夏)

 だいたいRootage稼働くらいで大学生になり、一人暮らしを始めゲーセンのある近くに住むようになりIIDX頻度が上がりました。CSも実家に置いてきたし、大学が忙しすぎたのとメインがポップンだったのもあり言うほどでもないですが(一作300クレ程度)。メインのポップンは47-48挑戦段階で42-46が全埋めとかで、48で最初に点いた2つがクラ4とIDMとかだったのでこいつポプでも個人差ばっかうまいなって感じです。46クリア2曲目がChaos:Q灰の時点でもう……。あと謎にDPやって四段とか取ったり。これ以降DP段位の更新はありません。
 寺SPでは10のハード難関を結構頑張ってた記憶。この時だけは特攻第一みたいなプレイスタイルではありませんでした。ポップンで47が埋まりかけるくらいになった時に今日は寺やるかーってなったら☆12が異常に調子が良くて怖いものみたさで中伝特攻したらそのまま合格してしまったという。空きコマ使って平日昼の誰もいないゲーセンでやってたので、受かった時「ッシャ!!!!」ってちょっと叫びました。誰もいないのに声出した後申し訳なくなったことをはっきりと覚えています。

 当時のリザルトとクリア状況。未プレイは半分くらいあったけどCの易勝率が半々・Bは1/3くらいな上にいわゆるお菓子曲は全部未イージーでなおかつAAもイージーしたばかり。調子いいとは言えなんで受かった??って自分で思ってました。IIDXしてる知り合いがいなかったので十段平均をロボライバルにぶち込んで参考にしてたんだけど、十段平均にスコア負け越したまま中伝になっちゃったから大丈夫かなっていう不安はありました。B3中伝の誕生です。
 ここから3年以上の中伝生活です。「七級→中伝と中伝→皆伝はクレ数換算でほぼ同じだけかかる」とはよく言ったもので、実際本当に同じくらいかかりました。ここからゲーセンに行っても当たり前のように成果が出る時期が終わり、そこそこ苦しくなってきます。それはそれでまた、ひとつの成果に死ぬほど喜べるので楽しいんですけどね。


~お菓子全白・三闘神全ノマゲまで(~2021夏)

 この頃から別ゲー(おえかきの森)にハマり、IIDX頻度は下がり気味に。HVでLMが来た時にまたモチベ上がったけど割とゆるめ。合格~お菓子初易(ビタチョコ)まで半年くらいかかってますね。
 そこから10を全白したり(死ぬほど金と時間がかかった。やらなくていい)、11上位をちまちまやりながらさらに1年くらいで
・三闘神含むA全イージー
・お菓子全ハード
・12初EXH(ギガ灰)
・EX六段→EX九段
くらいまで伸びたのでわりと調子がよかったです。このころに花冠と蛇棒同時期ハードとかなんで花冠は11ではない(確認)。


 よく三闘神全イージー≒お菓子全白とか言われてますが自分はお菓子にかなり苦戦していて、
三闘神全イージー・お菓子全ノマゲ・不沈艦ハード(21年2月)→クッキーハード(7月)→三闘神全ノマゲ・お菓子全ハード(8月)
っていう推移でした。ハードゲージが苦手すぎる、いやただお菓子曲が苦手すぎるだけかもしれん。お菓子初易がビタチョコで漂白ラストもビタチョコだったのはようわからん。
 ここの5月くらいにフェニワンを買いちょこちょこINFを触り、INF中伝にようやく受かったのは7月中旬のことでした。やっぱINFだけ中伝の難易度おかしいよ。あと時を同じくして8月には11の当時のハード難易度表S・S+を全白しました。最後はFuture is DEADでしたが、一番苦戦したのは花冠です。さっさとベィスを連れて12に来い。でもベィスは後半回復だしな……

おまけ:4月に出した奇跡。マレ足易86%(実質イージー)
階段や正規譜面・1軸は苦手ではないとはいっても明らかに異常なランプで、自分でイージーボーダー乗っけたのにめちゃくちゃうろたえた。
いずれもう一回80%乗るだろうと思ってから早1年以上、皆伝に合格した今もよくて60%にしか乗りません。どうしようこの呪いのランプ


 ここで9月に皆伝人生初受験。卑弥呼ピギャー落ち42%。まだ足切りが嘆きだったこともあり絶対しばらく触らんとこっていう決心がつきました。結果卑弥呼や冥に癖つけなくて済んだんで大正解だった気も。
 ここでHVが終わり、大体700クレくらいでした。


 この時期のプレイスタイルはもっぱら11ハード埋め&12特攻って感じで、アリーナ中以外スコア狙いとか全くしてませんでした。それだけでも成果が出る段階だったので。
 それとここまでのプレイスタイルは、ひたすら同地力帯の未易未ノマゲ未難を何周も何周もして点きそうなものからちょっとだけ粘着して無理そうなら次に行く、というスタンス。所謂AAやお菓子などの乱ノックみたいなことはほぼしてませんでした。昔と違って練習曲がいっぱいあるというのもありますが、AAいっぱいやってもAAしか上手くならんやろ、という自分の考えがあったからです。実際☆12出来ないけど穴クエだけ上手いみたいな人を2ch(現5ch)とかでよく目にしてたので。
 あと階段や同色譜面が得意なのもあって、完全な鍵盤乱打譜面以外はほぼほぼまだ正規鏡でやってました。結論をいうとこれが鍵盤弱者になった最大の要因で、この辺の難易度帯は正規譜面当たり気味なことも多いんですがA+あたりからそれがだんだん通用しなくなってきてつらくなってきます。発狂BMSもそういう理由もあってあんまり触らなくなってきたので鍵盤が本当にできなくて、Shooting Fireballとか仮想空間の旅人たち†とかが最後の最後までできなくて残ってました。

 この辺で色々縁があって一人中伝の方をライバル登録させてもらってはいたんですが、自分の得意な皿はライバルさんのが圧倒的に得意でなおかつ自分の苦手な鍵盤系はもちろん負けてる、といったところで結構しんどいなあといった印象でした。ただ勝率3割くらいだったのでかなりモチベになりました。このライバルさんは元々自分より地力が少し上の人を登録させてもらっていたので自分より1年半くらい早く皆伝に合格してたので、いつか合格してやるっていうモチベになりました。
 あとはBPLの開始ですかね。結構IIDX見るのも好きで6thKACくらいからリアタイで視聴してたんですけど、ZEROはハンデ戦とかもあって真剣勝負感が薄くあんまり興味がなく。ただ2021始まってからちょこちょこしてかなり面白そうだぞっていうのを知り5試合目くらいからリアタイで見てました。結果すごくハマり、自分のIIDXモチベも上がったので観といてよかったです。


 思ったより長くなったので続きます。大体BISTROVER~の話になります



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