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人生とは小説より奇なりってマ?彼との出会い

昨年6月頃に出会い、今年7月に婚約したアラサーちゃんと彼の恋愛を綴る。
人生は小説より奇なりってあるな~と思いましたね、はい。

▶拗らせアラサーの信念

我ながら、ぼちぼちモテたが、面倒くさがりで結婚願望もなく、あまり人と長く付き合うことはなかった。付き合っても、気が乗らなくなったらすぐ別れていた。
そんな私が、20代後半を過ぎても甘ったれて実家にぬくぬくと住んでいたのは、ある意味当然かもしれない。(子供部屋おばさんでした)
さらに残念なことに、「ロマンチストな理想主義者」と「冷めた現実論者」が私の中に共存し、しっかり恋愛観を拗らせていた。
「私なら多分大丈夫だし、仮に理想の人とじゃないなら、結婚なんてしたくないね(真顔)」ってな感じ。
生意気にもほどがあるが、妥協を拒絶する点においては割と今も変わらず揺るがない思想。

▶マッチングアプリをなんとなく開始

そんな私が、今の彼と出会ったのは、「マッチングアプリ」
無邪気に市場価値調査と舐めてほざき始めたが、面倒だし危なそうなので会う気もなかった。(ほんとすいません)
あくまで暇つぶしの延長くらいの感覚だった。
ふざけた動機だが、アプリ利用において、「いいねを多くもらう」をゴールに、論理的・感覚的に仮説立てをして、PDCAを回したのでわりかし無双した。単純に頭を使い、工夫することが楽しかった。
日々届くいいねを適当に捌き、適当に飽きたらメッセージをぶっちする繰り返し。

ある日、いつも通りに届いた新着いいねの中から適当にマッチしてメッセージへ移行したら、わりと早めに電話を提案され、とりあえず承諾。
相手が仕事終わったら電話するねーとのこと

私はLINEを追加した瞬間驚き。

▶マッチした彼の正体は

この漢字・フルネーム、見たことある名前…。
アプリのプロフを再確認すると、と同い年。まさかね…。
即Facebook調査、確定。

アプリの彼は私と同じ小学校で6年間ずっと隣クラスの男の子。しかも実家は20秒もかからない近所。
ギャクすぎる現実に笑った。

ただここで1つ懸念、「思い出話が無さすぎるな」
私は学区の中学校に進んだが、彼は頭が良すぎちゃんボーイだったので受験して私立へ。
小学校もクラス違う、共通の友達も違う。話すことナイネー。
「まあ、おもろいし良いか」と、とりあえず電話待つことに。

彼の仕事が終わった。電話がかかってきた私は挨拶より何より先に「私、(彼のフルネーム) 知ってるわ。」だった。
彼は思い当たる人がおらずテンパっている。(今思うとホラーだね。すまん、彼よ。)
当然だ。私はアプリは偽名、LINEは苗字のみなのだから。
写真を見たってそこまですぐ思い出すほどの私と彼の思い出なんかない。

近所の住所を伝えて答え合わせ。偶然がおもろすぎて話が盛り上がり、近い週末に会うことに。

当日、某駅で待ち合わせ。なんやかんやめちゃくちゃ話が盛り上がった。
帰り際、駅付近の喫煙所でふいに見た彼の笑顔に私は急にぐっと来てしまった

が、私はそんな積極的なことはできないので、適当にお散歩して解散。
(友達だし、近所だし、色々立ち回りにくい)

別れた後に彼からLINEで「また行こうぜ」とか言いつつ、翌日連絡がこない…。社交辞令のやーつ?これで終わり?

▶彼とは1回会って終わりか…?

不意にきゅんと来たつつも、特に深追いもせず(できず)にいたら、翌々日に次回のお誘い。うれしかった。
(彼は再会のあと、楽しさに浮かれて長距離を徒歩で帰ったり、連絡の頻度や内容について色々考えていたらしい。可愛い。)

そんなこんなで再会後は、毎週末ご飯を食べ、3回目のデートで告白をしてもらった。
好きだったが、楽しいが上回っていたので、交際するしないという発想がなかったので驚きつつのイエスと回答。
後々聞くと、交際前のデートで私が「ドミナント戦略」について話したり、「交際初期における要件定義の重要性」についてタラタラと話していたのが、彼は刺さっていたらしい。変ですね。
(仮にも「気になる男」相手に何の話をしていたんだろうな、私も)

交際後もほぼ毎週末デートをし、交際開始1ヶ月程度経過した頃に彼から「半年後に同棲、問題なければ1年後に結婚」のロードマップを提示いただいた。
私も異論なかったので、YESと回答

ロードマップ提示後は、
・同棲前は頻繁に電話をしてくれ、デート終わりはいつも車で実家まで送ってくれ、とにかく穏やかで楽しい。
・海外旅行もしたが、長時間一緒にてもまじで居心地が良い。
同棲に向けた準備も価値観・完成が近く、非常にスムーズで良い。
・匂い・肌の感じ、寝顔、全てがぐっとくる。
とにかく、遺伝子レベル、頭・心、金銭感覚、全てがフィットする感覚。

違和感・雑味が驚くほどない彼との日々に驚きつつ、計画通りに事は進み、今は婚約中のステータス。
(昨日、結婚指輪買ってきたヨ)

▶後日談:彼のアプリの使い方

マッチ率の向上、メッセージ~会うまでの離脱率の分析と対策など、具体的かつ論理的に利用しつつ、友人とゲーム感覚で競っていたらしい。
(より多くのいいね数のある女性との、マッチ・電話・デートごとに、ポイント制にしていたらしい)

カップル共々オワッテいるが、恋愛においてアプリに必死になりすぎないことや、日常や遊びにおいて当然に仮説立てをする感性が合っていたのだと改めて思う。

▶最後に

理想論者の拗らせちゃんの私は自分から決定的なアクションを取ることが苦手なのだが、彼がその全てにおいてリードしてくれていたことが何よりも大きいと思う。

彼は客観的に見て、稼ぎ・優しく・容姿も良く・貞操観念もしっかりしている。30歳までに素敵な人と出会っていて何らおかしくない。
なぜ、私に出会ったのか、選んだのか、よくわからないが、人生は小説よりも奇なり。
「自分らしさとは何か」を自覚して、ちゃんと出していれば刺さる人間はどこかにいて、恋人でも友人でもパズルのピースみたいにぴったりハマる。
例え自分らしさが、「夢見るロマンチスト理想論者で、拗らせていても」。

拗らせた私を見つけて拾ってくれた彼に感謝して、これからも彼との実り多い時間にできるよう、歩んでいけたらと思います。

プロポーズしてくれた浜辺にて

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