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我が家の初詣先は氏神さまの“◯瀧神社”

我が家の氏神様は“◯瀧神社”

今日はもう正月5日、初詣には日が過ぎてしまいましたが、年末からのインフルエンザからようやく回復したので、2025年の初詣に行ってきました。
初詣といえば大抵は市内の大きな神社に行く方が多いと思うのですが、我が家の場合は、地域を守護してくれる氏神様に参拝しています。
本音で言えば、近くにあり参拝したくなったら小さなお神酒とお賽銭を用意さえすればいつでも行けるので、初詣も氏神様にお参りしているという次第です。

我が家で氏神さまと思っている地域の神社です

写真の左に「くま出没注意!」とありますが、ここは県都◯◯市の郊外で近くには住宅もあるのですが、クマの出没は当たり前の事として暮らしています。日中ならクマ出没の心配も入りませんが近くの山に生息し、夜間に付近を移動しているのは間違いありません。
今日も小さな社殿にお神酒を持参し、御賽銭を入れ参拝してきました。
お神酒の数が何本もお供えしてあることから、地元の方々が何人も参拝に来ているようです。(写真下)

お神酒やワンカップ・お茶などが供えてありました。

参拝の前は社殿前の“手水舎”で手と口を清めるのですが、その水は岩盤の割れ目から年中絶える事なく流れ出る岩清水で、良くペットボトルに汲み持ち帰ったりしています。
この岩清水は“◯瀧神水”としてお水汲み・お水取りに人々が訪れ今日に至っています。また藩政時代には飲料として藩主に献上していたというくらいですから、確かにこの石清水で淹れたコーヒーは一味違うのです。
また百日咳の良薬としても知られていたと言いますから、インフルエンザ回復後も咳が治らない私にはありがたいお水でした。

手水舎の岩盤から湧き出す“◯瀧浸水”

湯殿山神社から分霊した○瀧神社

「◯瀧神社由緒」によればこの神社は、慶応年間に出羽國湯殿山神社(現在の出羽三神社)より分霊を勧請したのが始まりであるといいます。
湯殿山神社は、生まれかわりの地、宇宙ととらえられていたことから、人が手を加えることを禁じられてきたため、本殿や社殿がないというのが大きな特徴です。
ご神体は湯の湧き出る茶褐色の巨大な岩で、土足厳禁とのため裸足で登拝します。 この山で体験したことは「語るなかれ、聞くなかれ」と厳しく戒められ、撮影も禁止されています。
その湯殿山神社には、大山祗神、大巳貴命(大国主神)、少彦名神の三神が祀られています。その神社から分霊勧請された神社ですからここ◯瀧神社には、少名彦那神(すくなひこなのかみ)・大山◯神(おおやますみのかみ)など6柱が祀られていることが「由緒書」からわかります。

◯瀧神社に祀られる6柱のお名前


湯殿山神社は山伏(修験者)修行の聖地

湯殿山は、山形県鶴岡市にある出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山)の1つで、山伏が生まれかわりを果たす聖地として知られています
湯殿山は標高1,500m。 月山に連なり、湯殿山神社はその中腹の渓流のほとりに鎮座しています。
山伏は修験道の修行者で、山を神様や仏様に見立てて山中をかけめぐり、厳しい修行に挑みます。湯殿山は、月山や羽黒山で修行を積んだ山伏が最後に修行に入る山として、今も山伏が修行を行っています。
山頂にある湯殿山神社は「語るなかれ」「聞くなかれ」といわれ、本宮は撮影禁止、裸足で参拝する神秘的な場所です。
ここ静謐な◯瀧神社に、山伏の修行の地“湯殿山神社”の空気を少し感じるのは私だけでしょうか。
※「静謐(せいひつ)な空気」とは、静かで穏やかなさま、世情が安定している様子を意味します。
※東北の霊場・出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山)での錬成修行の様子

最後に

我が家の氏神さま→◯滝神社と湯殿山→山伏(修験者)と話が繋がってきましたが、私の趣味でありライフワークである「山伏が滝修行する神社と、龍神や瀬織津姫を祀る神社巡り」は深い関わりがあるのですが、そのテーマはまたの機会に書いてみたいと思います。

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