タイムボカンの敵ロボットにほぼ生身で立ち向かう主人公 ワイルド・ワイルド・ウェスト(1999)

アメリカの歴史を知っていく上で南北戦争ものか西部開拓時代の映画をみたいなと思ってチョイス。

主人公はアフリカ系アメリカンの連邦特別捜査官ウェスト。南北戦争中にイリノイ州のニューリバティの大虐殺で両親を失い、その仇であるマグラス将軍を追っていた。

両親と別に送られたプランテーションから逃げ出し、先住民に育てられた過去をもつウェスト。プランテーションからの逃亡は残虐な刑罰もある時代。先住民に出逢えたウェストは幸運だったのだろう。

第18代のグラント大統領は北軍の将軍で、南北戦争では南軍のリー将軍を破った英雄。

敵の目的はそのグランド大統領を屈服させ、アメリカの分断を図り、自らの国を作ること。
ルイジアナ州ニューオーリンズに北軍の作った国に不満を持つ支援者を集めて新兵器のデモンストレーションを開く。

砂漠の渓谷に要塞を作り、ユタ州で行われる大陸横断鉄道完成式に出席した大統領を狙う。
ここで出てくる蜘蛛型メカ、ジャイロスタビライザーでも付いてるんじゃないかっていう操縦性。いや絶対酷い揺れでのってられないだろこれ。しかも強化人間まで出てきてかなりのオーバーテクノロジー。

主人公サイドにも発明家がいるんだけど、我が町の発明王レベルの見劣りするものばかり。最終決戦はほぼ生身での戦いになるんだが辛くも勝利。

この映画は南北戦争の結果を受け入れられない将軍と科学者が敵だったが、今日のアメリカにも人種差別と格差は暗い影を落としている

南北戦争と奴隷制度の知識がまだないのでこれからその辺の映画も見つけて鑑賞したいと思います。




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