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自分を認めるとは

2週間ほど前、急激な気分の落ち込みが再来した。どうせ何もかもうまくいかないし、もう死んじゃったって同じじゃん?という気分。

「ちょっと考え直せよ。な、一回落ち着こう?」と声をかけてやれる冷静な自分は遠くに追いやられてしまう。全身が絶望感に飲まれていくような感覚。

また急激に落ち込んだのはなぜか。思い当たることはハローワークで受けた心理相談だった。

前もって言っておくと、心理士さんがひどい対応で落ち込んだとかそういう話ではない。今は気持ちも落ち着いてきているし、相談できたことは良かったと思っている。

どちらかと言うとアドバイスを突き詰めて考え過ぎてしまい、また自分で自分を追い詰めてしまったという話だ。

ハローワークに通い始める

ここ一ヶ月ほどハローワークの就職相談に通い始めた。具体的な転職活動はまだ始めておらず、働くことが辛くなってしまった要因についてキャリアコンサルタントと話しながら、気持ちの振り返りをしている。

自分の母親くらいの年齢だろうか? とても話しやすい雰囲気の女性で、転職活動どころか就職相談すら行くのが怖かった自分はこの方が担当になってくれて良かったと感じている。

そこでは心理士による心理相談もあり、勧められてそちらも受けてみた。

そのなかで私は「仕事をして認められたい。仕事で評価されたい。」自分がいると話してみた。

それ以外にも諸々の私の話を受けて心理士の方から言われたのは、

「評価というのは未来の言葉ですね(評価してもらうにはまず仕事をしないといけない)。今に対してはどうですか?話を伺っているとご自身の今に対してすごく否定的な感じがします。今までやってきたことをもっと認めてあげたほうが良いです」ということだ。

自分を認める?どうやって?

休職することになり、職場でも上司から「あなたはこうでないといけないというのが強い。たとえ小さいことでもできたことを良しと思えるようにしてみては?」と助言されることが増えた。

自分としては、しばらく仕事も休んで、自分の考え方の癖とも向き合って少しは完璧主義なところ、〜すべき思考から離れられたんじゃないかと思っていた。

が、今回の心理相談でも完璧主義なところがある。もっと自分を認めてあげるように。と言われてしまう。

ただのアドバイスでそれが悪いと言っているわけではないのに、自分は全然自分を改善できてないじゃないかと落ち込んでしまった。そして今度はその頭でどうやったら自分を認められるのか必死に考え出すのだ。

(まさに完璧主義というか、心を病みやすいタイプだと思う。アドバイスに対して、へぇそうなのか〜くらいで終われないところとか。)

認めると言っても今までやってきたことなんて、やって当然のことだった。それに今は仕事も休んでいるし、毎日一人だしこんなはずじゃなかった人生を過ごしている。自分を認めるなんて無理!何をしても全然満たされないんだから!

穏やかに心理相談を終えたのに、その後しばらくの間私はこのように自分を認めるということを巡って悶々と苦しんだ。

無理して自分を認めなくても

ここ数日は自分なりに色々と心を落ち着けることを心がけ(たとえばスマホニュースを断つ。これに関してはまたあとで書きたい。)、ようやく少し冷静になってきた気がする。

最近はどこに行っても自己肯定感というワードが飛び交っているように思う。でも、自分に自信がない人、どちらかというと自分が気に入らない人は自分を認めることに思いを馳せるだけで、私のように面倒くさく苦しんだりするのかもしれない。

哲学的なことを言ってしまうが、何かを認めるというのは意識してするものじゃないなと思った。

自分を認めようと意識すると、認められない自分にぶつかって苦しい。

思うのは自分を無闇にいじめないことがまず出来たらと。今までこれでもか、これでもかというほどに自分に辛く当たってきた気がするからだ。

何をしても良かったなと思えないなら、生きるのが辛くなって当たり前だと思う。

これからは自分に楽をさせてやるくらいの気持ちで色々なことを選んでいくことができるだろうか。

自分の思考にとらわれやすく、それで苦しくなっていることはわかってきた。だから、ハローワークのコンサルタントの方などの力を借りながら少しずつだ。

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