中学受検に意味があるのか
一生懸命に子ども達をサポートする私に、
「そんなことやって、何か意味があるの?」
と聞く人がいた。
相手はきっと、無駄な足掻きをしているように見える私を嘲笑っていたのだと思う。
私はこう答えた。
「意味がないかもね。中学受検なんて、宝くじを引くようなものだしね。」
(ところで、あなたが生きていることには何か意味があるの?)
絶対的な意味のあることなんてない。
少なくとも私はそれに出会ったことがない。
生まれたのも、いまこの仕事についているのも、子供三人が公立中高一貫校に合格したのも、旧帝大にすんなり合格したのも、夫に出会ったのも、ここでnoteを書いているのも、偶然の出来事から選択してきた結果であって、そこに運命や必然は何もないのかもしれない。
つまり、全部のカードを並べたわけじゃない。
私の目の前に出てきたカードから、少しでもいいものを常に選択してきただけだ。
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子どもの個性を伸ばす時期に、中学受検がよいのか?
高校受験のほうが、うちの子に向いているのかな?と考えた。
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受検すると決めたら、通塾はどこにしよう?
大人数で切磋琢磨したほうが伸びるのか?
少人数できめ細かいサポートを受けたほうがよいのか?と考えた。
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受検するからには、なんとしても受かりたい。
どんなサポートすれば、子供の負担が減る?
私にできるサポートはなんだろう?と考えた。
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夏休みに入り、子供は休みでも親は仕事なので、この時期のサポートは本当に難しい。
夏は受検の天王山なんて言われるが、365日毎日天王山。
しかし、「最後の夏」が始まっていると思うと気持ちが引き締まるものだ。
秋以降には、通塾回数が増え「過去問解き」「願書作成」「面接指導」…とやることが山積するだろう。
とにかくやることが多すぎて、キャパオーバーになる。逃げたくなることもあるかもしれない。
この時期は先のことを見越して、身の回りを整備するとき。
母は平常心でいられなくなる。
結論。
中学受検に意味などない。
とは言え、我が子の涙は見たくない。