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このごろ ゴロゴロ

パスタを茹でる 味は塩とコショウ 

漫画家さんのアシスタントをはじめました。
「漫画をもっと上手くなりたい」
この言葉の中には三つぐらい意味がある。

・コマ割りとかストーリー、漫画表現の上達
・たくさんの人に共感してもらえること
・自分らしい作品を描くこと

三つに結んだ。

父親に貰った革靴は紐も付いているけど内脇にチャックがあるので脱ぎ履きがとてもしやすいのだ。

油絵から漫画に転身したが、本当はしていない。
國安は油絵なんて描いていない、今も漫画なんて描いてない、
國安は絵を描いてるだけだ。
油絵には絵の具を作る準備が、
漫画にはネームを書く準備があるだけです。

こんな自分でも周りの目はとても気にしています。描いた絵はみんなにその時に見せびらかしたいし。いいね数も気になる。
外に行けば、林道を眺める自分を他人の視線だとどう見えるのか気になって、その人の顔を伺い、そのまた自分を誰かに見られていないか周りを見渡す自分です。

空を見れば太陽または月または天井。

これから話すことが自分の思い違いかもしれないかもしれないけど、ビクビク生きてて嫌だな。誠に遺憾。

以前一緒にやってた編集さんに手取り足取り漫画について教えてもらった。
女性キャラの描き方、
鼻の穴は描くか描かないかとかね。
「君の女の子はもっと可愛くできる!」
描いた。
「この頃、國安さんの描く女の子可愛いですよね」
いつのまにか女の子ばっか描いてる自分!
國安は女の子絵師になっていた!

可愛いは正義? 正義かも。
頭は絵でいっぱい、いっぱいなんだけど…なんだろう自分の今のフィールド外、漫画やイラストのフィールドの外から観て自分はどんな感じだろう。

少女ばっか描いてるイラストレーター

いいじゃん、ダメですか。
目の前に編集さんがいて、目の前の紙に鉛筆の黒鉛がコマを割る。
今自分は絵を描いている。

自分は今、絵を描いている。
大事なことは2回も3回も言ってもしょうがない。

他人の創作物を自分は批評できない。
他人の批判なんてそんなの…
自分が一番わかってるでしょ、これが良くないだなんて。
それに他人が自分の言葉で変わってほしくない、
悪い方に変わるかもしれないし!賭けだし!保証できないし!
良い方に行ったらそれはそれで腹立つか!
肯定してほしいと自分は思うから、他人の作品は肯定しかしない。
他人の言葉で人生ハッピーになったことなんてないからね。言葉は何かしらナイフ。
肯定することもナイフだけど、キッチンナイフだから 批判は鉈。鉈!ナタ!

自分の作品の至らないことなんて百も承知
満足するなんて永遠にない。
批判が優しい鞭だなんてそんなことないわ。
鉈!鉈‼︎ ナタだよ‼️
傷つきたくないよ。俺は。

描くこと以外に何も満たされない人生じゃん?
(絵に逃げて一人になれる)
受験の中で描いた絵 編集さんと作る漫画の絵、その中で自分として存在できる居場所を作るしか生きてる心地がしない。

他の人 他人はもっといろいろあるのかな
生きてる心地。

恋愛とかさ、

パスタを茹でる 味は塩とコショウ 
こんな生活。 パスタ、具を作ってくれる存在。

目の前の描く世界に、過去の自分なんてもういない、自分の今を描くしか できない、タイムラインは一歩一歩。永遠に。
自分は絵を描くしか人生が動かない。

こんちくしょう。

パスタごちそうさまでした。


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