思うようにはいかないものである
最近は社会人4年目という立ち位置になんとも言えない気持ちになることが多い。求められる仕事量と役割と、自分の能力のなさに、消えたくなる。
毎朝無理やり身体を起こして仕事に行って、でも仕事を始めたら一瞬で時間がすぎて、終わらない仕事を前にあと30分、あと30分と向き合って、真っ暗になった道を帰る。寒くなった最近は身体を温めないと眠れなくて、湯船に浸かることだけはほぼ欠かさずにできている。たとえ夜ご飯がさつまいも1本だとしても(このさつまいもがおいしくて。ふるさと納税の焼き芋なんですけどね)。
湯船の中で、世の中の社会人4年目はどんなふうに生きているのだろうと、 #社会人4年目 で検索をかけてnoteを読む毎日です。noteいる人たちは比較的感性が近い人も多くて、1人だけじゃないんだと救われます。そういえば就活生のときも、新卒1年目のときも、そうやって救われてきた。
いまの職場はずっと好きだったけど、年々重くなる責任にそろそろ耐えられなくて、リミットを感じる日が増えてきた。既に転職済みの同級生もたくさんいるなかで、本当に自分がやりたいことってなんだろうと考えてみる。ただ、平穏にストレスなく生きていきたいだけなのに、なかなか難しいのが世の中ですね。自分の性格を変えないことには無理だとわかっているがそこを変えられたらこんなに苦しくなってない。
大学の友人が結婚して出産した。高校の友人は既に2児のママ。生きている世界、見えている世界がきっともう違う。そんな年齢になったのだ。
私も、卒業して社会人になって2〜3年したら結婚して主婦になるんだろうなと思っていた。子どもを産むなら若いママになりたいなと。
いまは子どもを産む未来も、仕事をしていない未来も見えていない。いまの仕事は正直辞めたくなる日もあるけど、働くという行為を辞めたいとはあまり思わない。結婚したくないわけじゃないけど、なんだかな、うまく、いかないものだな。
最近は寂しいとも思わなくなった。十分、充実している。わかんないなぁ、人生。
この前、京本大我くんのバースデーイベントに行った。ひとりでふらふらといって、ひとりでふらふらと帰ってきた。朝美容室でヘアセットをしてもらいながら、「このあとどこに行かれるんですか?」と聞かれて、「友人と会うんです」と嘘をついた。「どこに行くんですか?」「何をするんですか?」「ご友人はどちらにお住まいなんですか?」と、思った以上に話が発展して、気付けば私は架空の友人と国立西洋美術館のモネ展を見に行って、カフェに行くことになっていました。行きたかった展覧会なのは事実だけど、残念ながら1人で東京ガーデンシアターに向かいました。
ひとつの嘘がだんだん自分を苦しめていく経験は、久しぶりだった。嘘をつくということを、笑い話にできるようになったのは、最近のことで、
嘘というのはついてはならないもので、許されるものではないと思っていたころの方が息を吐くように嘘をついていたから不思議だ。嘘をつかなくていいにこしたことはないけれど、いまの方がよっぽど生きやすい。
大我くんが、最後に歌った曲は、「孤言」という曲だった。YouTubeにも歌詞と映像が上がっていて、自分が目で見たものが映像に残るというのはとても嬉しかった。いつもすぐに忘れてしまう私の記憶を恨むので。
https://youtu.be/ekrJX_Q8MA8
その曲の中に
「寂しさとやらが虚しさとやらが常に付き纏う今日このごろです」
「消えたいなんて割と心から孤独と嘆き合うそんな夜です」
という歌詞があって、
空気を読むふりして気配を殺していた、死んでるみたいに生きてた学生のころを思い出した。
そういえば、大我くんのことを好きになったきっかけのひとつに、落ち込んだときにはRADWIMPSのダークな曲を聴くと語る彼に強い共感を覚えたことだったと思い出す。
いまは、よっぽだ、学生のころよりも生きやすいけれど、それでも何故か時々消えたいという感情が起こらなくはない。かといって、昔みたいにこの世からいなくなりたいわけではなくて、ただこの肩に乗ってる重たいものをふっと一瞬取っ払ってくれやしないか、1日だけでいいから、といった感じの消えたさなので。
若くして亡くなる人の遺品処理に関するツイートをみて、遺書を用意しなければならないなと思う。死んだら何をしてほしいなんて常日頃から語り合える親しい間柄の人はいないし、私がいまこの瞬間に何を大切にしていて何はそんなに大切と思っていないかを、私以外に知っている人はいない。それは困ったことだなと思う。思ったより私は孤独なのかもしれない。
それでも、孤独を感じずに生きられるほど毎日充実しているのは、有り難いことだなとも思う。最近は寂しいとすら思わなくなったとが厄介だ。人生計画を立てるのが億劫になってしまった。
生きるの難しい。空から運命の人が降ってこないかなとかそんなことを考えてしまう26歳の夜、イタイ。