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「ペトリコール」

ボカロ2作目のペトリコールは軽快なリズムとは裏腹に歌詞の内容はかなり重たいです。主人公の少女は学校ではいじめられ、友達もなく唯一、心を許せるのは自ら作ったテルテル坊主だけというとても孤独な日々を送り続けています。彼女の心はとてもやさしく、全てを受け入れすべてを愛しながら自ら命を絶ってしまいます。歌詞の中に「宙に転ぶんだ」というフレーズが出てきますが、今の時代、物理的に傷つけられることよりも、SNS等で精神的に追い詰められてしまう人が多いのでこの言葉を用いました。

ペト -30

「痛みまでも愛していきたいと願うまま落ちてく」これは歌詞の一部です。僕自身、何のために音楽を作るのかと自らに問いかけたときに人を救いたいという思いがまず浮かんできました。そして、今苦しみ、死のうとしている人に向き合わなければとおもい「ペトリコール」を作っています。この「ペトリコール」は3部作を予定しています。1部は7作目の「モービット」次にこの「ペトリコール」が続き、いつになるかわかりませんがその後の物語として3部作で完結を考えています。もしよかったら少女の切ない心情を思い浮かべながら聞いて頂けたら嬉しいです。




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