本人が一番驚いてる
末っ子が高校に入学して早いもので3ヶ月経とうとしてる。
寄り添ってくれる先生方やクラスメート、優しい先輩…
驚くほど普通に通い、教室に入り授業を受けている。
『学校ってこんなに楽しいところだと思わなかった。』
そう語る末っ子。
本当に良い方向に向いている。
中学では、教室に入ることが難しく私が付き添って入っていた。
末っ子は、はじめからこんな子ではなかった。
『自分でやるから!』
と言って、私の手を借りなかった幼稚園の頃。
お友達とも遊ぶことが出来て無邪気に遊んでいた。
語り始めたら長くなるので割愛するけど
人が怖い。特に同年代の女子が怖い。
大人と話すこと出来るし、利害関係がなければ知らない人にも挨拶するくらいなのに、トラウマ、イヤな経験か末っ子を邪魔している。
高校では、末っ子と同じような経験やトラウマ、色んな事情を抱えた子が通っている。
人の気持ちに敏感で、距離を保ち、優しくしてくれるクラスメートばかりだ。
その優しさを感じながらも怖さを感じている。
だけど、いつも声をかけてくれる仲間には感謝していて嬉しくてしょうがない。
とにかく、緊張して話しにくくなってしまうのが、末っ子の悩みであって今後の課題でもある。
なんだかんだ言っても
まずは、通えるということを喜んでいる。
テストも驚くほど良い成績を取ってきて励みになった。
ひとつひとつクリアしていくことで
自信に繋がり世界を広げていって欲しい。
まだまだ先は長い。
私の気力、体力がどこまで続くかわからないけど、学校に行けることほどの素晴らしさ、ありがたさはないと思う。
末っ子が頑張るから、私も頑張る。
そう言いながらも
最近は、少し心配なことがある。
クラスメートとの距離感
とても難しくて
近付きすぎて、良いのかな?
私といて楽しいのかな?
私がいて迷惑じゃないかな?
どうしても自分を否定しがちで、考え込むこともある。
本人なりの苦悩がある。
教室に入ったら、クラスメートには男女問わず挨拶をする。
これは、入学した時からずっと続けていることで、周りからも称賛されている。
もちろん、挨拶をすることは良いことで、人と関わるには絶対に必要なこと。
これだけはしっかりやるように話したし、末っ子も良いことだと思って続けている。
周りの子が刺激を受けて挨拶するようになったと担任からも聞いた。
勉強したいと思うこと、将来に役に立つことをもっともっとやりたい。
未来への希望と不安が入り交じっているけど、前向きな姿勢に驚きを隠せない。
頑張り過ぎて疲れないで欲しい…
全てのことをしっかりこなそうとする。
力を全部発揮しないで、少し手を抜いても良いのだと担任から教わった。
例えば、授業を受けるのも寝ていたって、ボーッとしていたって良いのだと!
20%の力でも良いのだと教わった。
そんなこと許されないって思っていた末っ子だったけど、少しずつ理解し
気持ちが少し軽くなったようだ。
少しずつ、考えを柔軟に
こうでなければいけないと決めつけずに
その時その時で対処できるように
最終的にはなって欲しいし
たとえ、失敗したり判断が間違っていたりしても
良い勉強になった
って思ってくれたらいいと思う。
まだまだだからね。
周りも手探りの関係作り中
自分だけではないって思えば救われる部分はあるはず
今のところ、まったく問題がないわけではないけど、おおむね順調。
親子の二人三脚、まだまだ続く…