懐かしい人に会ってきた
昨日、書道教室に行った。
想定外というよりも教室に休みがあることを忘れていた。
教室は、真っ暗だった。
そこで思いついた。
実家に寄らずに懐かしいところに行こうと…我ながらいいアイディア。
学生の頃に通ったラーメン屋に行った。
大好きな「とうふらーめん」
ところが、臨時休業で休み。店主は高齢、後継者がいないのか?
無くなってしまったら、もう食べられないのかと思うと残念でならない。
母が、「とうふらーめん」を嫌う。
何か食べたいもの?って聞かれたときに必ず
「とうふらーめん」
って言うけど、絶対に聞き入れてもらえない。
無駄足になっても書道教室に行ったときは、通ってみようと思う。あと1回でいいから食べたい。
その次に行ったのが後輩の家。
10年会っていなかった。
お互いに子供が大きくなると連れて歩くことがなかなかできないし、それぞれの用事がバラバラに入ってきてスケジュール管理が難しくなる。
年賀状のやり取りだけになっていた。
子供が小学生位までは、お互いの家を行ったり来たりしていて、子供達同士も遊ぶのを楽しみにしていた。
夫婦共に私の後輩。旦那さんには20年近く会っていなかった。
彼女達が結婚するときも最初に報告しに来てくれた。
結婚式に呼ばれスピーチもした。
訪問するときは、ほぼ、突然私から行く。昨日も電話にビックリ。「家の前にいるよ」と言うと「2度ビックリした」と笑って話してくれた。
可愛い後輩。色んなところに連れていった。楽しかった頃を思い出す。
旦那さんは、ここ2年の間に病気を患い生死をさ迷った。近況が伝わってきたときにすぐに連絡できなかった。気になっていたのだが、最近、仕事に復帰できるようになったと元気な声を聞けた。
安心した。
不規則な勤務から日勤のみの仕事にしてもらったそうだ。
「やれるようにしかやれないし、自分の健康を守って生きて行けるように‼️また会える日が来るように元気でいよう」と約束してその家をあとにした。
次に行ったのが、先輩の家。
先輩と言っても私のお兄ちゃんのような存在。
そこは、15年近く会っていなかった。
実家に行く時に時々家の前を通っていたが、立ち寄る時間がなくてずっと会いたいと思っていた。
電話すると私だということに気づかない…
少し経って、「もしかして○○?」
「そうです。お久しぶりです」と返して
「これから、ちょっと寄らせてもらっていいですか?」と聞いて訪問した。
奥さんは、白髪染めしていて出てこれないと言うのでまたの機会にと言って先輩の家の母屋に通された。
私が中学生の頃に知り合って、先輩なのに「○○くん」と呼ぶ。先輩は、私を旧姓で呼び捨てにする。
「結婚して姓が変わったのに失礼だよな」
「未だに君づけの方が失礼だよね」
と以前と変わらぬ調子で会話した。
私が中学生の時に、先輩は大学生。自分のお兄ちゃんみたいで妹のように可愛がってくれた。
夏休みに「チョコレートパフェ奢ってあげる」と言われて、はじめて喫茶店というところに連れていってもらった。その頃の記憶が蘇った。
先輩は、電話で私の名前を聞いたときに中学生の頃の私が浮かんだと言う。それからというもの一緒に活動していたのに不思議だと言っていた。
「あの頃可愛かったよな」と言われた。
可愛かったとか可愛いとか聞きなれていない私は、「もっと早く言ってよ~」と言って笑いあった。
お互いの近況を話した。
とても深刻な顔で話を聞く先輩。でも私は、いつも通りに話し笑いながら今まであったことを話した。
先輩は、離婚を経験している。
「離婚は、辛いよ」と言う。
でも、もう一緒にいられないし元に戻って同じ生活は考えられないし、この歳になって何年生きるかわからないのに我慢していくのは嫌だと話した。
よくわかってくれた。
先輩の前妻は、私の小中高の先輩だった。
先輩達が付き合い始めた当時、「あの人は止めた方がいいよ」と言っていた。僻みや嫉妬ではなく、女性の方の性格が良くなかったから…一人っ子で自己中だし好きな人にはベッタリするけど、興味のない人には愛想がない。
先輩達が一緒にいるところをたまたま通りかかった時に、黙っていればよかったのに「○○くーん」と手を振って挨拶したことがあったが女性に睨み付けられた。
私を睨み付けるって相当お怒りの様子だな😓と思いながら…でも、嫉妬してしまうところは、私とよく似てるって思ったり…
何となく、私に似てる女性だったからいい気がしなかったのかもしれない
そして2人は付き合い続け結婚した。
正直、「あ~~あっ(-.-)」と思った。
でも、お祝いした。
それほど経たずに離婚した。
先輩は、離婚直後とても落ち込んで痩せていった。
「あの時に止めた方がいいよって言ったことがよくわかったよ」と言われた。
私は、「だから言ったのに…」と言ってしまった。
正直な気持ちが言葉になってしまった。今、思うと悪いことを言ってしまったな…と思う。
でも、その直後に今の奥さんが傷ついた先輩を優しく包んだ。
奥さんとも活動を一緒にしていた。優しくて尽くすタイプで話をよく聞いてくれる人。
本当にめぐりあいってあるんだ‼️って思った。
運命の赤い糸\(^-^)/
3人の子宝に恵まれているが、孤独な父であると言っていた。
3人息子。「母親とはよく話す」とちょっと寂しそうだった。
「もう少し息子が大きくなれば変わるよ‼️今は、そういう時期だからね」「ウチもそうだよ。息子は、私とはよく話すけど、旦那とは用件しか話さないし」と続けた。
「俺も母親とはよく話していたけど、父親とは、たいして話してなかったな」と先輩
「同じじゃん」と言って笑い合った。
久しぶり過ぎてもっと話したかったけど、ここでも元気でいてまた会おうと約束してきた。
最後に「マスク取って顔見せて‼️」って言いながら、先輩はマスクを外した。
変わらぬ若々しい顔だった。
「変わらないね」
「いやいや、おっさんだよ」
私もマスクを外した。
「マスク取った方がいいよ。可愛いし若々しい。お互いに歳は取ったけど変わらないね」と言われた。
「おばさんになって可愛いと言われると思わなかったよ😆若いと言われると嬉しい歳になっちゃった。可愛いってもっと早く言ってよ~」と言って、また笑い合った。
昨日は、2人の大事な先輩、後輩に会ってきてよかった。これを逃したらいつ会えるかわからなかった。
「OB会をやろう」って話してきた。
一緒に活動していたみんなに会いたい。
最年長は、もう60歳を越えている。
今、会っておかないと後悔する。
実家のそばにいないけど、得意の幹事、やっちゃおうかな😃
自分が動けるうちにやりたいことをやっておきたい。
そう、強く思った日だった。
書道教室が休みでよかった😊
勘違い、思い違いがあってもそれがきっかけで面白いことが起きるし起こすことが出来る。
会いたい人がいっぱいいる。行動を起こさないと動かすことが出来ない。
旦那や子供達のことでいっぱいいっぱいになっていると楽しみをどこかに置いてきそうだ。そんな忘れ物はしたくない。
忘れ物ではなく、再会の贈り物を届けたい。
自分の力を発揮するとき、思い立ったら吉日。
懐かしい人に会いたい😊