一緒に歩いてくれたスニーカー

生活と自分を守るために、はじめて自分に投資した。

2019年のこと。

履きやすいスニーカー。

靴は、いつも安くて履けるものを購入していた。

私の足は。扁平足で疲れやすく、23.5と標準的ながらも幅広なので、綺麗に足が収まる靴に出会えない。

幅広だから、入るものを選んでいくとサイズが大きくなってしまう。
かかとからスポッと抜けたり、つま先に痛みが走ったりが普通にあった。

結婚して15年位の間は、子供が小さくて靴選びがゆっくり出来なかったこともあり、足の状態が悪くなっていった。

自分の足に合う靴が欲しい。

やっと出会えたスニーカー。

お値段見てビックリだったけど、安い靴を履き捨てるよりは良いと思い、崖から飛び降りるくらいの勇気を出して購入した。

旦那との関係が悪くなった頃に「ラグビーワールドカップ 日本大会」が開催。
W杯のスタッフとして数回のアルバイトするために欲しかった靴。

旦那から、生活費を貰えずに自分で何とかしなければならなかった。
自分と子供達を守るためにダブル、トリプルワークをしなければならなかった。

競技場周辺を1日16000歩ほど歩き回った。
スニーカーに助けられた。
W杯で盛り上がる場内を歩き回り、ワクワクしながら仕事した。
なかなか出来ない貴重な体験。  

出掛けるとき、仕事に行くとき、楽しいときも辛いときも私と一緒に歩いてくれたスニーカー  
裁判所も書道教室も写真を撮る時もスニーカー
 

はじめて愛着を持ったのか、ボロボロになっても手放せなかった。(写真のもの)
だいぶ前に新しいスニーカーを買っておいたけど、まだ、下ろしていない。(2月5日午前中の段階で)

とうとう、底がほとんど摩れてしまって滑りやすい危ないスニーカーになってしまった。

もう潮時かな…

ものを捨てられない私、だから、記録しておくことにした。

私と歩いてくれたスニーカー
色んな思いと一緒に歩いてくれた
転ぶこともあった
末っ子とジョギングをした
スキップも出来た
ASKAさんのコンサートも行った
大好きな人と会うときにも履いていた
生活を支えるために
私が大地を踏みしめるのに
私の重い身体に耐えてくれた

ありがとう❤️
私のスニーカー🥾

処分出来るかな？
処分しようと思っていたけど
履きやすさダントツなんだよね…

思い出がありすぎて処分出来ない💧

新しいスニーカーが濡れて乾かないときのお助けで取っておく?

貧乏性の私は、まだ思いきれない

2月5日大安吉日午後
新しいスニーカーを下ろすことにした。

記録したのに迷う…