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スマートファクトリーとは

はじめに

 唐突ですが、「スマートファクトリーとはなんですか?」の問いにあなたはどう答えますか?

 私はとある企業の面接にて上記の問いを聞かれ、正直上手く答えられませんでした。(その企業はお見送りとなりました。)

 この辺の問答はかなり対策していたつもりだったのでかなり悔しく、知識の整理も含め初投稿のネタにしてみました。この記事を読まれた方のご意見があればぜひお聞かせいただきたいです。


関連ワード整理

 現在、製造業DXを仕事にしたく転職活動を行っているのですが、関連する求人には、

  • 製造業DX

  • スマートファクトリー(デジタルファクトリー)

  • IoT(IIoT)

のようなワードが載っています。

 似たようなワードではありますが、実際面接をしてみると明確な違いを感じますし、同じワードでもいろいろな意味合いで使用していました。いろいろ調べたりした結果、それぞれのワードを大きく括ればこんな捉え方が一般的な解釈かなと結論づけました。

  • 製造業DX:製造業のビジネスをデジタルの力で変革させること

  • スマートファクトリー:工場全体をデジタルの力で最適化すること

  • IoT:設備や機器などのモノをネットワークで繋ぐこと

 つまり、集合で考えると、製造業DX > スマートファクトリー > IoTの様な関係性であると言えます。

スマートファクトリーの要件

 次に、どの条件を満たせばスマートファクトリーと呼べるのか(=工場全体が最適化されたと言えるのか)です。

 結論から言うと、下記2項目を満たすことかなと結論付けました。
(異論はあると思いますが。。。)

  1. 工場内の様々なデータが自動で一元化されていること

  2. そのデータを基に状況変化への対応や改善を実施できること

1.工場内の様々なデータが自動で一元化されていること

 スマートファクトリーと聞くと、おそらくあらゆる作業が自動化され、人が作業しなくても良い工場をイメージされる方も多いかと思います。

 定常作業であれば作業の自動化自体は難しくないですが、工場では思わぬ事象が発生し、非定常な状態になることがあります。その場合にどういった対処を行うか決定するには、必要なデータがそろっている必要があります。

 今までであれば、データを収集するところから始める必要がありましたが、必要なデータにいつでもある場所に集まっている環境があればすぐに判断を下すことが可能です。また、これらのデータを基に、非定常な状態が発生するのを未然に防ぐことも可能になります。

 まず第一歩目として様々なデータを一元化するところから始める必要があると言えます。

2.そのデータを基に状況変化への対応や改善を実施できること

 改善については納得される方も多いと思いますが、状況変化への対応って何?って思われますよね。

 しかし、現代はVUCA時代(Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取ったもの)と言われており、いつどのような状況の変化が起こるか分かりません。(ex:コロナ流行に端を発した資源不足など)

 VUCA時代だからこそ、起こった変化にいち早く対応する必要性が求められていると言えます。また、いち早く対応するには、工場の様々なデータをすぐに利用可能である必要があります。

おわりに

 今回の結論を面接で言えたら内定をもらえたかは分かりません。しかし、自分の中ではある程度ちゃんとした回答を作成できたかなと思います。

 何かの奇跡でこの記事にたどり着いた方がいらっしゃいましたら、ぜひご意見をいただけると幸いです。

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