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2025年,外科医になります。

新年あけましておめでとうございます。
そして,初めまして。段々外科医になっていく,だんだん外科医です。

とはいっても,自分はあと3か月は,まだ初期研修医2年目です。
まずは今までに研修で得たものや,これをやっておけばよかった!ということ,研修医目線での日々の苦悩を紹介しながら,初期研修医の2年間の道しるべとなるような発信をしていきたいと思います。

また,消化器外科を専攻するうえで,さまざまな消化器疾患を一般の方にも分かりやすく説明しながら,自分の知識を整理したいと考えています。
専門的な知識では至らぬ点があると思いますが,どうぞよろしくお願いいたします。

自己紹介

簡単に経歴をご紹介します。

都内私立中学・高校 卒業
~1年間の浪人生活~
都内私立大学 医学部 卒業
神奈川県内 3次救急病院 初期研修
都内私立大学 消化器外科 入局(予定)

研修医時代の業績
地方会・総会での学会発表(症例報告)
英文でのCase Report執筆

ざっとこんな感じです。
これから初期研修医になるひとや研修医1年目は大学での成績や国家試験の成績が気になるかもしれません。働きはじめたら,あんまり関係ないというのはあまりにも有名な話かもしれません。後半で学業面について少し触れようと思います。

学校の成績は関係ない?

初めての投稿から,いきなりこんな話を進めていくのも過激なものかもしれませんが,ちょうど国家試験を目前に控えた医学部6年生のモチベーションを折るものではなく,むしろ安心して受験してほしいという思いがあります。

大学受験では競争の試験として倍率が何倍,何十倍という戦いを生き抜いた戦士たち。戦士のときの記憶を呼び起こして,今も戦っているのだと思います。ほとんどの医学生は自分との戦いだけで十分合格できると思いますので,落ち着いて今までの自分を信じて頑張ってくださいね。

国試で学んだ知識は知っている程度で十分,能力自体は評価されるのが日臨床の現場です。しかし,自分は国試の勉強をあまり知らなかったがために苦労したことも一部にはあります。

しかし臨床の大半のことは,国試や学生時代にやったな…。と調べて感じることで有機的に自分の基礎となります。国試の勉強を通して覚えるのには自分的には無理だったなと今になって感じることも多いです。

あまり勉強は出来なかったなと思う人でも,今のうちから卑下する必要はなく,研修生活や医者人生へ向けては前途洋々です。

国家試験受験生へ

1月の勉強はソフトランディングをイメージして,今までの勉強した内容を忘れない範囲でキープし,自分を追い詰めないようにすることが大事です。

こんな偉そうなことを言ってますが,自分はCBTから6年生の夏ころの模試まで全国で偏差値 50~55くらいでしたが,11月まで勉強せずに急降下し,1月の頭の模試まで体温ぎりぎり(偏差値 36)あるかないかを彷徨っていました。

それでも自分のやるべきことは,最もウエイトの重い,公衆衛生やメジャー科目を何回もやることで,忘れないこと。新しい目移りするような情報はすべて遮断することでした。具体的には,新年から始まる直前講座,どれかひとつをやるのは構いませんが,あまり手を出しても本番に出るのはほんのごく一部。今まで出会ったものが出題の大半です。

国家試験でやったことの大半は忘れてもよいことですし,知ってるくらいで初期研修も十分に働けます。むしろ初期研修で力をつけるために必要な能力はまた別にありますので,肩の力を抜いて受験に向けて頑張ってください。

次回から実際に初期研修医になったときの感じ方を振り返りつつ,初期研修医に向けてのMindなどを残していきたいと思います。


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