WoWsT8ランク戦でYorktownがアツい!
今までのTier8ランク戦での空母ピックは、いわゆる火力お化けこと加賀チカロフが最適解と言われていた。(はず)
しかしここに来て新人のヨークタウンが個人的にアツいので熱弁する。
最初に断っておくと、
「レート戦で自分以外信用するな。自分で見て自分で仕留めるのが正解なんだ。」という理論は正しく
支援空母という性質上、味方への依存度が加賀チカロフのような暴力機関より高いのは言うまでもない。
それでもシルバー帯とはいえ勝率が7割くらい出せたという事。
貴重なFree to WIN枠の可能性を感じた事。
何より今まで無い面白さがあったので情報共有する次第である。
Yorktownの概要
アメリカ第2空母ツリー艦としてアーリーアクセス中のTier8支援空母である。
諸元はwikiを見てもらうとして、特徴を簡潔に述べると
・攻撃機(HEロケット)と爆撃機(HE通常投下)が戦術機仕様。超艦艇空母のジェット機や航空戦艦の空爆のような仕様で、中隊全機で総攻撃する。攻撃後はリロード時間となり、時間を経れば全機復活するため残機の概念が無い。また超空母や航空戦艦らと異なり試合開始後の待機時間が無く即使用できる。
・上記の攻撃機ロケットは貫通68mm、爆撃機は貫通42mmと貫通力がそこそこあり、思っている以上にダメージが入る。火災率も体感1/2くらい。そして米空母にふさわしく全中隊が火災と浸水(後述する雷撃機)のスリップダメージ持ちな点も火力の底上げとなる。
・上記の戦術機2中隊は消耗品として煙幕(スモークカーテン)を展開できる。持続時間は60秒で、やや短い。航空中隊が展開するので展開場所や展開範囲の自由度がかなり高い。
・通常の航空中隊とし雷撃機もある。1小隊で4本投下するが一本の威力は他の半分程度。ただし空爆時の照準速度が速く、雷速もあるので当てやすく半分以上の火力は出る。浸水が出ればハッピータイム。
・各中隊が出す哨戒戦闘機は、旋回範囲が広範囲かつ近視(視界距離が極めて短い)タイプ。
長くなってしまったがランク戦において注目したいのは、以下の3点
1.高対空網に中隊を突っ込ませても、ソ連空母よろしく落とされる前に攻撃態勢に入れば火力を出せ、しかもリロード時間を経れば全機復活する継戦能力の高さ。(加賀チカロフ的な側面)
2.自由度の高い煙幕展開は隻数の少ないランク戦で効果が大きいと思われる(後述)。あとカルマが増える。エンチャンター的な支援役の楽しさがある。
3.米正規空母のため、母艦にもそこそこ自衛できる対空力がある。しかも最悪は自分自身で煙幕を炊いてそこに隠れる事でも延命できる唯一無二の母艦耐久性(?)
つまるところ火力おばけの加賀チカロフに対して、火力は思ったより出せつつ煙幕でむちゃくちゃな援護ができる面白い艦という感じでヨークタウンを乗りまくっていた。
なお、(他の空母でも同じだと思われるが)まずセーブスターは得られないのでそこは我慢する必要がある。
煙幕を炊いても1円も評価はしてくれない。
勝つか負けるかなのだ。
煙幕(スモークカーテン)支援について
ヨークタウンを使うにあたって、唯一無二の特性である煙幕展開による支援が一体どれくらい面白いものなのかでピックする是非が決まってくるはずだ。
なので、自分が実際にランク戦で乗りながらなんとなく見えてきた煙幕支援の方法をいくつか紹介したいと思う。
総じて言えることとして、攻撃する中隊を使って支援する事から支援に回る分火力が落ちる・適正な火力の出し方ではなくなる事となる。
特に隻数が多いランダム戦においては、攻撃したいところ・支援したいところ・孤立してるところの距離がそれぞれ離れすぎがちで微妙な試合が多々あった。
しかしこと隻数が少ないランク戦においては、それぞれの数も少なければ距離も縮まり、発艦→支援→敵艦攻撃の流れが幾許かスムーズに行える。
①究極の防空手段
敵空母の航空攻撃を抑えたい時、哨戒戦闘機を召喚しても対潜哨戒機に食いつくわ、無理矢理空爆通そうと思えば1小隊くらいは通すこともできる。
なんだか心許ないと思ったことはないだろうか。
その中で究極の防空手段が発見された。ヨークタウンの煙幕展開である。
駆逐艦乗りには日常茶飯事だと思われるが、
敵の航空攻撃が迫る際に煙幕で隠れてやり過ごすことがあるはず。
あれを空母でも行えるのだ。
目標艦が見えないという雷撃が当たるかどうか、爆撃とロケット攻撃はほぼ外れてしまう厄介な状況を作り出せる。
自分は味方の駆逐艦は哨戒戦闘機を展開して敵機を牽制しつつ、
基本的には敵主力機が迫りつつある戦艦を主として煙幕で隠した。
敵機が迫りつつあるタイミングで隠す事で、敵機は見えない目標に攻撃するか、目標を変えるにせよ対空ダメージを負った状態を作り出す。
戦艦は煙幕内でも射撃による隠蔽距離が悪いことから
煙幕で隠す利点が低い方なのだが
得てして空爆されまくる戦艦は変な位置で孤立しているので
射撃しても位置バレしない。もしくは退却のキッカケを作り出す。
巡洋艦はある程度自衛出来るとして、一番の火力役の戦艦が早期に欠けるのはよろしくない。
(ただしあまりにも発艦-支援-敵艦攻撃の流れに乗ってこない孤立しすぎている艦がいる場合は諦める)
なお自分自身が欠けるのが最もよろしくないので、
自分のHPが1/3あたりになった場合は母艦を空爆から守る際にも使用した。母艦対空もそこそこあるので組み合わさるとなんとかなる。
この防空が特に有効に感じたのは、1回の攻撃の重みがあり、ロケットや爆弾を当てたいソ空(チカロフ・ポベダ)あたり。
哨戒戦闘機や高対空を無視して殴ってくる恨みをここで晴らす。
②巡洋艦の火力支援
一番使用場面が多いのはこの巡洋艦の火力支援である。
内容はシンプルで、敵を攻撃出来そうな巡洋艦を煙幕で隠してあげ
戦艦砲を気にせず全門斉射で殴ってもらう。
防御を気にしなくていい巡洋艦の火力は強く、
双方1,2隻しかいない巡洋艦のうち1隻でも一方的に撃ってくる状況は両チームの差を広げる。
戦艦とは違い、煙幕内で射撃した際の隠蔽ペナルティがある程度小さいため隠し甲斐がある。
隠し方は、敵艦へ空爆しにいく経路上に味方の巡洋艦がいる場合は艦影をまるごと煙幕内に入れる。
逆に遠い場合は視界を遮るように煙幕ロードを展開する。後者は敵空母中隊が向かってくると航空発見を受けるので注意。
また単艦で殿をしているような巡洋艦を隠すと、自分の航空中隊以外に敵艦を観測する人がいなくなる場面が多い。
煙幕を展開できる戦術機中隊は、一回の攻撃で全機帰投してしまうため視界の維持が弱い点で噛み合わない。
あえて攻撃しないで観測し続け、隠した巡洋艦に撃ってもらうか
即攻撃して観測力のある雷撃機を持っていくかはその場の判断による。
煙幕内での射撃で一番怖いのは慢心して雷撃で轢かれる事だが、
駆逐艦の絶対数が少ないランク戦においては事故は少なかった。
③ソナー持ちのCAP支援
基本的に駆逐艦がCAPする際は、視界が開けていた方が良いと考えているので哨戒戦闘機を展開するに限っていたが
ソナーを有する独駆や英駆が味方のみの場合は、レーダー艦がいないことを確認しつつ煙幕ロードをCAP内まで続けてあげることで自身の煙幕は残しつつソナー炊きながらCAPを狙う事もできる状況を作った。
逆に特にソナーがない駆逐艦の場合は各々の煙幕で隠れたいタイミングがあると思われるので不必要に煙幕支援はせず、敵駆逐艦のspotを優先した。
むしろ駆逐艦の後ろの巡洋艦を隠すように煙幕を展開しておき敵戦艦砲を気にせずに駆逐狩りに参加できるほうが有用だろうと思っている。
CAP支援という点に着目した場合、駆逐・潜水艦なしのマッチングでは
試合中盤で巡洋艦がCAPを狙いに行く際にも煙幕で隠す支援を行った。
どうしても敵航空spotを受けやすいところを遮る形である。
④最前線島裏空母の保険
前線まで距離があるとそれだけ航空攻撃の回転率が落ちるため、母艦は可能な限り前線に近いに越したことはない。
一方でランク戦の空母は隙あらば母艦狙いをされやすく、ついマップの後方に隠れがちとなるジレンマがある。
そこでヨークタウン。
安全なCAP前島裏まで行く道中に危険な位置バレした場合には煙幕ロードを自分に降らせて身を隠す。
しかも島裏が危険になってきた場合は、後退転舵時にも煙幕で視界を遮り比較的安全に逃走できる。
島裏まで進む選択をする機会はなかなか少ないが、ハイリターンに対してリスクに保険をかけられるのがヨークタウンなのである。
逆に火力負けする加賀対面は、序盤で加賀をspotあるいは一撃いれておいてマップ後方に下がらせ回転効率を落とさせるようなことをしたりしなかったりした。
と、言うような感じ。
言われるまでもない使い道だが、集中攻撃を受けている巡洋艦・戦艦を隠す事も出来る。
上記に挙げた支援は、繰り返しになるが
適切な火力出しとトレード関係にある。
現況で支援する価値と敵艦攻撃の緊急性を随時天秤にかけて行動する事になる。
おわりに
とりあえず唯一無二の煙幕支援の良さについて述べた。
これに付随してロケットと爆撃で火をつけつつ雷撃で浸水させれば良い。
雷撃と爆撃は駆逐への攻撃にも使え、ロケットは前後移動や島裏でノロノロしてる戦艦・巡洋艦に深く刺さる。
ほら、悪くなさそうな気がしてきたでしょう。