立ち上る湯気のような、休日を望む
流れゆく時間
朝は忙しいようでスローモーション
目指した時間に
セットした時計に
頭はまだまだ眠気を
身体に主張してくる
夏の訪れに満ちない
曇り空もまた
その心模様を少し
薄めてくれる感じがする
◇◇◇◇◇
次の休みの計画を立てよう
仕事ととは完全に切り離せないので
あえて仕事とは切り離さないで
職場を変えるイメージで
休日と仕事の間を行き来しよう
目的地はどこにしようか
美味しいご飯が待っている場所?
あるいは美しい自然が待っている場所?
取り急ぎネット環境へ接続して
リアルタイムで発信するようなことでもないので
特別な条件は今のところ想定しない
(強いて言えば電源環境があれば望ましい)
目的地はどこにしようか
◇◇◇◇◇
音を奏でるのであれば
自宅で十分
あえて遠くにいくのではなく
一番近い我が家はどうだろう
じっとしていることが苦手な性分により
外へ外へと視線が向いてしまうが
小宇宙たる自宅の中で
一日電波を遮断して暮らすのはどうだろう
少しだけ見えてくる景色も
変わってくるのではなかろうか
旅するように生きるという視点から
自宅で過ごすことを比較したり重ね合わせてみようか
◇◇◇◇◇
さりとて折角の休日
なるべく違う世界空間に身を委ねたい
空間の中で私の思考は立ち上がり
移動する身体で私の思考は育つ
時間が限られている粒子の集まり「私」号
後悔のないようにたとえ1日といえども
不完全燃焼はさせまい
こちらが決めることに
こちらはどのくらい思考し主張できるか
大事なのは考えること
心と言葉の隙間に0距離でいること
◇◇◇◇◇
本能はまだ眠いという主張をしている
吐き出したい言葉はその1層下に隠れている
呼び起こすには
深呼吸と信じること
解脱できる湯のある土地で
キャッシュをクリアしたい
思いきりベッドにダイブしたい
何時までとか決めずに眠りにつきたい
高いところで街を見下ろしながら
雲と空の目線で思考したい
お金と物理的移動に制限はあるけれど
なるべくそのリミッターを外したい
◇◇◇◇◇
朝風呂
自分に身を委ねる
空の思考
地面から立ち上る湯気のように
休日は休日のリズムを作ろう
誰かのためではない
自分のためのリズム
◇◇◇◇◇
条件検索で
私は満たされるだろうか
否、湧き上がる心によって
それを手に入れいるまでの過程も含めて
コントロールできることが
きっと充実感だ
広がる自由に
少しずつ色をつけて
もう少し寝かせれば完成
どこで何をしているだろうか
答え合わせが楽しみだ