ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(擬態昆虫等)2021・06 その32
こんにちは!
開墾地「ネイチャーフィールドX」で昆虫観察する変人の20.315です。
とんでもない昆虫を発見しました!
ヘッダー写真のベージュの物体、これ、昆虫なんです!
全体的に枯葉のような、あるいは茶色の厚紙のような質感から、これが生命体であることを見抜くことは至難の業でした。
枯葉(・・・?)と思いながら凝視していると、どうも左右対称のシンメトリーを形成していて、上部に前脚のようなものが2本、左右にも一対の脚が伸びているように見え、さらに胴体(翅)の表面も折れ曲がる様が左右対称になっています。
体にまとわりついている触覚らしきものもあります。
思わず、手をかざしてみると、すごい勢いでパタパタと飛ぶではありませんか!
こんな形の擬態昆虫は初めて見ました。
早速、画像検索してこの昆虫がなに虫なのか調べました。
カレハチョウの仲間?
いや、カレハガの一種?
蛾にしては脚に毛らしきものがなく、先端部分が細くて白い骨のような足に見えます。
しかし、触覚(?)の付け根にある目は蛾の仲間にも見えます。さらに、下部に膨らんだお腹も、やや上を向いていて、その太さからも蛾を連想させます・・・。
残念ながら2021年6月14日現在、これが何という昆虫であるか同定できていません。(※わかる方がいたら、教えてください!)
それにしても、生物たちの擬態は素晴らしい。自然の造形美とはいえ、天敵を欺くのにありとあらゆる進化を遂げる生命力に、ただただ驚嘆します。
↓ そして今年も、擬態昆虫の代表ナナフシを見つけました。
正確にはナナフシモドキです。
こちらもベージュ色で枯れ木の枝とほとんどそっくり。体長2センチに満たない幼体です。
我ながら、こちらもよく見つけたと思います。
前脚の左が損傷しているようですが、幼体なので脱皮すればまた生えてくる可能性もありますね。
↓ テツイロヒメカミキリです。
鉄、というより錆びた鉄の色ですね。
去年もいましたしネイチャーフィールドXでは、よく見かける種です。
↓ コガネムシが繁殖行動しています。
表面の光沢は本当に美しい・・・。
宝石のようで、思わず触ってみたくなりますが、そこはお取込み中なのでやめときました。何気に糞も写ってますしw。
↓ ショウリョウバッタの幼体が育ってきています!
こうしてみるとショウリョウバッタも、擬態といえば擬態ですね。
次の2匹はネイチャーフィールドX以外の場所で、最近遭遇した昆虫たちです。
↓ 自宅の外には、クロコガネが網戸に張り付いていました!
夜だったので、ハンドライトで照らすとよくわかります。かわいい♡
↓ こちらは都内公園で遭遇したゴマダラカミキリです。
体長は触覚を含めると6~7センチ。大きくてカッコいい!
たまたま笹と戯れていましたが、この公園にはゴマダラカミキリが好きなプラタナス(スズカケノキ)がたくさん植えられているので、ここに発生していると考えられます。
ゴマダラカミキリは幼虫も成虫も、プラタナスやヤナギなどを食すため、公園などではよく遭遇できるんです。
関東も梅雨に入り、雨模様の日が多くなりましたが、本格的な夏に向けて昆虫たち、特に甲虫類が多く出没する時季になりましたね!
ではまた!
※写真は全て20.315が撮影。撮影場所は、クロコガネとゴマダラカミキリ以外は全てネイチャーフィールドX。
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