香取神社【埼玉・越谷市】
こんにちは!『神社アベニュ~』の20.315です。
今回ご紹介するのは、タワマンをバックに社殿が映える神社です。
こんな写真を載せると「どこの都会?」と思う方がいらっしゃるかもしれません。
10年ほど前、とあるTV番組の「各駅停車の旅」(?)みたいな番組で、「北越谷」駅から駅周辺を案内していたのですが、タレントが下車して駅前を歩くと、
「とても各駅停車の駅とは思えない発展ぶりですねー」
と開口一番言ってました。
そうです、ここが東武スカイツリーラインのいくつかある起点の内、東武鉄道がもっとも重視している起点駅「北越谷」駅なんです。
東京メトロ日比谷線の起点(終点)でもあり、「中目黒」までのほとんどの各駅停車がここからスタートします。
「北千住」から「北越谷」まで高架複々線となっていて、私鉄では最長の複々線区間を誇ります。※一部は高架でなく地上。
何か鉄オタみたいな話になってますが、20.315はてっちゃんではありません。笑。
奥州街道、日光街道(旧国道4号線、現在は県道49号線)に面して、古くは武州大沢郷の宿場町として栄えた地。
宿場町としての名残は現在、それほど多くはありませんがレトロブームに乗っかって、宿場町風にリニューアルしているお店なども点在しています。
越谷市の発展は、何といっても「越谷レイクタウン」駅の開業と「イオンレイクタウン」のオープンが大きいですね。
20.315の知り合いに、イオンレイクタウンで勤めている方がいらっしゃって、次の話には笑ってしまいました。
お客様 「新4号線はどっち?」
知り合い 「バイパスのことですか?」
お客様 「いや、例の4号線だよ」
知り合い 「だから、それは越谷春日部のバイパスのことですか?」
お客様 「どっちでもいいから、教えて」
知り合い 「・・・」
お客様 「?」
結局、知り合いは面倒くさくなって、適当に答えたということです。
ご存知ない方が多いと思いますが、この香取神社に面している道路は昔の国道4号線で現在は県道49号線として供用されています。そして、草加~越谷~春日部を結ぶバイパスはかつて「新4号線」と呼ばれていました。でも、時を経て現在は普通に「4号線」と言われています。
というのも、実は国土交通省の施策として、八潮~春日部までを結ぶ新しい「新4号線」が現在整備されているんです。いわば「新新4号線」というわけですね。またの名を「東埼玉道路」と言います。
イオンレイクタウンは、この「新新4号線」、つまり「東埼玉道路」に面していて、「4号線」が「旧4号線」なのか「新4号線」なのか、それとも「新新4号線」なのか説明するのに非常に難儀するというわけなんです。
この無用の混乱は、国土交通省の国道へのネーミングにも問題があるんちゃうか?と20.315はみています。
「新新4号線」つまり「東埼玉道路」は一部区間が未完成で、完成まであと10年ぐらいかかりそうです。
そのころには、ネーミングも整理・統一されていることを願わずにはいられません。笑。
おっと、香取神社(かとりじんじゃ)の話でした。
この神社の名称からもわかるとおり、ここは千葉の香取神宮に勧請して創建されたものです。「香取神社」という名称の神社は関東を中心に数百社あるといわれています。
ここでも「香取神社」といった場合、どこの「香取神社」かを定めるため、越谷の香取さまは「大沢香取神社」とも言われています。
でもなぜ、埼玉なのに千葉の香取様を?との疑問もあります。実は中世、この辺りは下総国(しもうさのくに)に属していたのです。のち、武蔵国(むさしのくに)に編入されました。
越谷レイクタウン、イオンレイクタウン、そして東埼玉道路。
武州越谷は人口約35万人の街として、これからも発展してしく予感を感じますね。
【基礎データ】
■創建 応永年間(1394~1428年)との伝承、とすれば室町時代。
■祭神 経津主大神(ふつぬしのおおかみ)
■住所 埼玉県越谷市大沢3-13-38
■HP 香取神社
※写真は全て20.315が撮影。
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