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西村作品には珍しく列車名や路線名の出てこない作品:暗号名は「金沢」

暗号名は「金沢」十津川警部「幻の歴史」に挑む!!

西村京太郎  作品には珍しく、"つばさ"とか "トワイライトエクスプレス”
とか "横須賀線"とか新幹線や寝台列車などの列車名、地方の路線名などが出てこない作品です。

出てくるのは戦争当時のB29、ミグ15、F86セイバーなどの戦闘機の名前です。

概要:

太平洋戦争の末期、連合国は敗色の濃い日本に降伏をせまるポツダム宣言を発表した。

宣言を受け、日本政府中枢が降伏か徹底抗戦かで意見が真っ二つに割れる中、日本国と中立国のあいだをしきりに飛び交う謎の暗号「カナザワ」。

この暗号の指し示すものはいったい何なのか?

日本敗戦から70有余年を経て、太平洋戦争と現代日本をつなぐ恐るべき謀略に十津川警部が挑む、新機軸の長編歴史トラベルミステリー。

十津川警部は、にほんを飛び出して世界を巡ります。

謎の暗号「カネダ」⇒「カナザワ」は、意外なものを示していた。


もくじ:

第一章 ポツダム宣言を知っていますか?

第二章 カネダを知っていますか?

第三章 スプルーアンスを知っていますか?

第四章 午前九時一五分一七秒を知っていますか?

第五章 東京裁判を知っていますか?

第六章 朝鮮戦争を知っていますか?

第七章 恩に報いることを知っていますか?


第二次世界大戦終結まじかのころのアメリカ、ロシアなどの関係国がどんな思惑でどんなことを狙って動いていたのか、の一端を知ることができます。

なお本内容は、新潮文庫 暗号名は「金沢」  十津川警部「幻の歴史」に挑む:西村京太郎 著 を参照しています。

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