【都会のまん中で、温泉が出た! 知らない人んち2話 アイデア】
秘湯ハンターのYou Tuberきいろと、秘湯を守る温泉監視人アク、ジェミ、キャンとの、すれ違う戦い。大都会の秘湯を広める、きいろ vs 守る3人。
学生時代、温泉部のキャプテンとして、あまたの秘境温泉【秘湯】を発見しては、SNSですっぱぬいてきた【秘湯ハンター】きいろは、温泉監視人のアク、ジェミ、キャンから、かねがね「要注意人物」としてマークされていた。
そう、アクとジェミとキャンの正体は、泣く子も黙る【温泉監視人】。 秘湯は、あくまで【秘】湯として、大勢の人に知られないよう、マル秘のままの温泉として守るプロ。
【0話】の空き地で、ジェミが土を埋めもどしていたのは、そこから温泉が湧いていたから。都会の住宅街で、わき出た【秘湯】を、周囲の目から隠すため、温泉の穴に、フタをしていた。
まだだれも知らない温泉を、ネットで紹介されては、秘湯が秘湯でなくなってしまう。そんなことは許せない! 日本全国の【秘湯】をネットにさらし、大勢の人に知らしめる【秘湯ハンター きいろ】の存在は、【秘湯を守る温泉監視人】にとって、脅威である。
そこでジェミは、先遣隊として、きいろの監視活動に当たっていた。
(ジェミもまた、学生時代、きいろと同じ【温泉部】にいた。きいろとジェミは、大学の同級生。温泉部・副キャプテン(きいろ)とキャプテン(ジェミ)という間柄。でも、立場がちがう。秘湯をみんなに紹介したいきいろと、秘湯を秘湯のまま守るジェミ。昔から、犬猿の仲だった)
ともあれ、社会人となったジェミは、プロの温泉監視人となり、きいろの動向をさぐっていた。
0話の空き地は、きいろの自宅の、【すぐ近く=近所】にあるので、なおさらだ。 温泉マニアのきいろが、自宅の目と鼻の先にある、【東京・秘境温泉】に気づくのは、時間の問題。
監視は、急を要する。
ジェミは、きいろの自宅に乗りこみ、きいろのパソコン(スマホ)を盗み見ていたところ、現場を見つかってしまった。しかたなく、きいろに一撃を食らわせたジェミ! 水鉄砲で一撃した! ……水鉄砲をふい撃ちされたきいろは、ころんだ拍子に、ベッドの角に頭をぶつけて、一時的な記憶喪失となってしまった。
この家がきいろ自身の家であるのに、きいろが気づかないのは、そのためだ。ジェミは、きいろのパソコン(スマホ)を、きいろの部屋で(それが今の女子部屋です)盗み見たとき、きいろが子供時代にかいた絵を、見ていた。
ともあれ、ジェミは住居侵入し、きいろを気絶させてしまったので、駆けつけたきいろの家族(父母と祖父母、犬のタロー)を、暗室に閉じこめた。
犬のタローは、課長のアク(3人の中で、班長的な役割を負っている)の命令で、ジェミが空き地に埋めるよう指示されたが、殺生のキライなジェミは(きいろに、水鉄砲を使ったのはそのため。決して、本物のピストルはつかわない)、犬は殺さず、愛犬保護のNPOにあずけた。
シナリオは、近いうちにアップします。