普段WordPressを使用するWeb制作者がWixを使ってみた感想！（メリット/デメリット）
こんにちは！ゆーたです。
私自身普段はWordPressを使用してWebサイトを作成しているのですが、
今回Wixでのサイト作成依頼がありましたので、WordPressと比較してどのように違うのか、メリットやデメリットはどんなものがあるのかをWeb制作者目線で感じたことを記事にしてみたいと思います！
数年前から少しずつ話題になっているノーコード
Webサイトの作成といえば、以前はデザイン作成後、「コーディング」というマークアップ作業を行なった上でWeb上に表示されるのが一般的でした。
普段何気なく見ているサイトの中身は、１つずつコーディングによって表示されていることがほとんどです。そのためサイト制作の際にはこのプログラミング（マークアップ言語）が理解できていないと作成ができませんでした。しかもこのコーディング作業はかなりの時間を要するので、値段も高額になりがちです。また現在でもWeb制作会社のほとんどはこのコーディング作業によってWebサイトを作成しております。
ノーコードツールの登場
そこでコーディングが出来なくてもWebサイトが作成できるようにと登場したのがノーコードツールというものです！
今で代表的なものでいえば、WixやSTUDIOなどかと思います！
WixやSTUDIOではコーディング作業が不要なので、作成時間も短縮でき、その分低価格での作成が可能になりました。
今回はノーコードツールの1つであるWixを使用してサイトを作成したので、その感想を書いてみたいと思います！
Wixのメリットについて
1.数百種類のデザインテンプレートがあるので、簡単にサイトが作成できる
Wixには初めからジャンルごとに数多くのテンプレートサイトが既に用意されています。そのため、Web制作初心者でも簡単にサイト制作をすることができます。
2.サーバー契約なしでサイトを作成できる
WordPressなどでは別にXサーバーなどのサーバーやドメインを契約しないとサイト作成ができないのですが、Wixではサーバー契約なしでサイトを作成することができます。Wix内でサイト制作に必要なものを全て完結できるので、とても利用しやすいと感じました。
また料金も月額2000円程度で契約することができ、Xサーバーなどとあまり変わらない点もメリットかなと思いました！
プランによって料金などは変わります。
以下のサイトが詳しくまとめられておりました！
Wixでは無料でサイトを作成できるのか？
Wix広告でよく「無料で作成可能」と聞いたことがある方も多いと思います。実際に無料で作成することも可能です。
しかしサイトの上部にWixの広告が固定で表示される、独自ドメインが取得できないのでSEOに問題が生じるなどのデメリットがあります。
3.ブログ機能がついている
WixにはWordPressと同じようにブログ機能がついています。
カテゴリやタグでも分けることができるので、基本的なブログ機能は備わっています！
記事作成では画像や動画の埋め込み、ボタンや表などのパーツの作成も可能となっています。
4.デザインを1から作成することも可能
Wixではテンプレートが初めからあるのですが、1からデザインを作成することも可能です。
私自身も今回、テンプレートは使用せず、白紙のデザインからセクションごとにデザインを作成いたしました。
理由としてはテンプレートを使用しても良いのですが、どうしても制作者目線から見て余白が大きかったり、全体的に不自然に見えてしまいます。
またデザインが固まってしまっているので、クライアントの要望に柔軟に対応ができないなどの理由がありました。
パーツや画像も豊富にある
1からデザイン作成する際にはパーツというものを使って作成いたします。
パーツの中にはhタグごとにテキストを選ぶことが出来たり、無料で使用できる画像やボタンなどがあります。
またボタンなどの大きさや角の調整なども行うこともできるので、柔軟にデザインを作成することが出来ると感じました！
5.レスポンシブにも対応している
Wixではレスポンシブにも対応しております。
基本的にPCのデザイン作成後、SP作成の形に移るかと思いますが、
PCデザイン作成後、Wix自身が自動でレスポンシブ対応してくれます。
しかし多少ズレが生じていたり、デザインによってはかなりズレが生じている場合もあったので、その際は自分で修正する必要があります。
6.多言語にも対応している
Wixには多言語設定機能も備わっており、容易に国別でサイトを作成することもできます。またgoogle翻訳での自動翻訳機能も備わっています。
以上がWixを使用して感じたメリットです！
コーディング要らずでここまで機能が備わっているツールだとは知らなかったです！Wix恐るべしですね！
Wixのデメリットについて
ここからは使用して感じたWixのデメリットについて書いてみたいと思います！
1.管理画面がとにかく重い
今回のサイト改修は合計10pほどのサイトだったのですが、サイト作成の際に管理画面がかなり重かったです。
他の制作者のブログなども見たのですが、管理画面が重いという意見は多かったです。
当方、Macで8GBの環境になります。
サイト作成中に1時間に1回くらいは落ちた感じがします。
2.管理画面でのスマホデザインが実機と異なる
Wixの作成ではスマホ環境のデザインも確認することが出来ます。
しかし実際に実機で見た際に多少ズレがあるように感じました。
どのようなズレがあったかというと、余白が数十pxずれていたり、改行がずれていたりなどという感じです。そのため、最終的な調整は実機を見ながらという感じで調整いたしました。
3.読み込み速度が遅い場合がある
Wixは海外のサーバーを使用しています。
そのため、読み込み速度が遅い場合があるそうです。
私自身はそこまでは気にならなかったです！
WixをWeb制作者視点から見てみる
Wixを始めて使用してみて、少し厳しい視点になるかもしれませんが、気になる点がいくつかありましたのでご紹介いたします。
凝ったデザインができない
WixではWordPressで可能な凝ったデザインを作成するのは難しいです。
どういうものかというと、Wixではinner幅がPCでは980px、SPでは280pxで固定されております。
そのため、innerを広げでデザインを作成したいや、innerをはみ出してデザインを作成したいなどは出来ないと感じました。
innerをはみ出してデザインを作成することもできなくはないですが、細かい調整はすることはできません。（背景などはinnerをはみ出して設置することは可能です）
基本的なinnerがしっかり決まってて、ブロック形式のデザインならWixで作成しても問題ないかと思います！
ページ数が増えると重い
前章でも述べましたが、ページ数が増えると管理画面がかなり重かったです。制作では時間が時給に直接繋がってきますので、サイト制作に時間がかかるのは欠点かなと感じました。
しかしコーディング作業の時間が必要ないので、そこは見積もり次第ではないかなと思いました。
細かい改行調整ができない
Wixでは細かい改行の調整ができません。
というのもPCとSPで改行の変更ができなかったです。
でもクライアント目線ではそこまで気にならないのかなと思います。
デザインが制作者側から見て少し違和感がある
これは言語化がかなり難しいのですが、全体的に見て「これはノーコードサイトだな」というのがなんとなく見てわかります。。。
しかしこれもWebサイトの本来の目的であるものとしては問題ではないのかなと思います。
SEOについて
「WixはSEOに弱い」ということを検索するうえでよく見ました。
しかしWixのSEOは改善されてきており、管理画面を見てもSEO関連の項目がかなりあったので、こちらも問題ないのかなと思いました。
そしてブログ機能もあるので、ブログを定期的に書くことでSEOを上げることも可能なのではないかと思いました！
結論
小規模のサイトでデザイン、カスタマイズにこだわりがなければWixがおすすめ！
今回初めてWixを触ってみて、デザインやカスタマイズにこだわりがない小規模サイトならWordPressよりWixの方がおすすめではないかと感じました！
Wixでは、ブログ機能もあるうえ、カテゴリ、タグ分けもできるので、最低限の投稿機能のみで問題ないならWixがおすすめです！
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