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#32-「QA」という言葉を知らない西田が一人目のQAに転身した理由

物流のラストワンマイルをDX化する【207株式会社】がお届けするPodcastの文字起こしnoteです。今回は207のQAエンジニアとして活躍する西田さんに、QA転身の裏側について話を伺いました。

インタビュアー:207 CTO 福富
インタビュイー:207 QAエンジニア 西田

福富:CEOの高柳さんからバトンを受け取り、今月は私がPodcastのホストを担当させて頂きます。よろしくお願いします。本日は207株式会社(以下「207」)でQAを担当されている西田さんに来て頂きました。

西田:よろしくお願いします!

福富:まずは簡単に自己紹介をお願いします。

西田:西田と申します。207が創業した2018年くらいから関わっていて、現在はプロダクトのQAを担当させて頂いています。QAになる前は、最初は代表の高柳とお金を稼ぐ活動をしたり、配達員向けアプリのプロダクトを作っていく時に配達をしたり、そういった事を中心にやってきました。色々な事をやってきています!という感じですね。

福富:西田さんは207に入ってかなり経ちますよね?

西田:そうですね。一応長老になっていますね。

福富:僕より全然長いですよね。

西田:そうですね。長さだけで言えば3年以上いますね。去年、スキマ便事業の立ち上げを担当してバックオフィスの業務などもやりつつ、現在はQAを中心に業務をこなしているという状態です。

福富:今も軽くお話頂きましたが、QAになる前はどんな事をされていましたか?

西田:スキマ便事業の立ち上げを担当し、実際の配達のオペレーションを構築したり荷主の開拓などをしたりしていたと思います。色々な事をしていました。

福富:そう考えるとQAチームのメンバーになるのは、やる事が全然変わりましたね。

西田:そうですね。とても変わりました(笑)

福富:(笑)そこからQAになったのはどのくらいのタイミングでしたか?

西田:多分2021年の2月くらいに本格的に切り替わったと記憶しています。

福富:どういう背景でQAチームを作ることになったんですか?

西田:うろ覚えですが(笑)、TODOCUサポーターに色々な機能が出来てきて、ユーザーが求めている機能は出来上がっている一方でアクティブ率が伸びなかったんですよ。

その時によくTODOCUサポーターで、クラッシュやフリーズをしていたので品質が問題だという話になり、そこからプロダクトの品質を保つのにQAが必要だという話が上がった気がしています。

”バグ撲滅月間”みたいな事やっていましたよね?

福富:やっていましたね!懐かしい!(笑)「この何週間は開発を完全にストップして、バグをゼロにする事を目指しましょう」みたいな事をやっていましたね。

西田:そうです(笑)確か、QAチームが必要になった背景はそれだった気がします。

福富:今はQAチームが出来てだいぶ改善されてきていますが、今振り返ると当時は不具合が多かったですね。

西田:すごく多かったです(笑)

福富:Androidはほぼ全滅状態だった気がします(笑)。クラッシュするのもそうですし、100枚くらい写真を撮ったらフリーズすることもあった気がしますね。

西田:Androidは動かなかったですよね(笑)。それでもう一回、配送伝票をイチから撮り直すみたいな…。

福富:確かに。会社全体として品質管理をなんとかしないといけない!という課題意識があった中で、西田さんが1人目のQAとして白羽の矢が立ったわけですが、西田さんが担当になったきっかけは覚えていますか?

西田:どうなんでしょう。「QAやって」と代表の高柳に言われたのがきっかけだったというのが正直なところです。僕がSES(システムエンジニアリングサービス)で出向していた時にウェブディレクターのような事をずっとしていて、実際にテストコードみたいなものを受託開発時に書いていたんですよね。

207のメンバーで一番QAに適している人材が僕だという判断で、僕が任命された感じだったと思います。

福富:当時は、今よりも機能の数が多かったですよね。

西田:多かったですね。

福富:今は個人事業主の方向けにやっていますが、当時はフードデリバリーの機能もありましたし(笑)当時その辺をきちんと把握している人は、正直少なかったと思うんですよね。

西田:そうですね。少なかったですね。多分その時僕が一番把握していたのかもしれないですね。

福富:そうだと思います。もしかしたら会社の誰よりも全体の仕様を把握していたのは、当時は西田さんだったかもしれないですね。

西田:仰る通りだと思います。

福富:でも、QAという業務自体はこの時が初めてですよね?

西田:はい。担当したのは初めてです。QAというものをそもそもこの時期まで知らなかったです。「なんかQAって若月さんとか福富さんがDiscordで言ってるな〜」「QAってなんだ?」という感じでした(笑)

福富:(笑)。僕と若月が言っていました?

西田:はい。その頃いきなりQAという言葉が出だしたんですよね。最初は「なんだQAって?誰がやるんだろう?」と思っていたら僕だった!という感じでした(笑)

福富:ちなみにQAになって数ヶ月経ちましたが、QAが何の略か分かりますか?

西田:待ってください、クオリティアソシ…なんかそんな感じですよね?(笑)

福富:Assurance(アショアランス)ですね!確かに最初はQAって分からないですよね!

西田:綴りは書けるのですが、読めなかったです(笑)

福富:初めての経験という事で、これまでやってきた事とは180度内容が変わったと思いますが、不安や葛藤は無かったですか?

西田:あまり僕はそういうことを感じないので大丈夫だと思っていました。ただ、僕はそもそもディレクターをやっていた時からスキマ便事業の事業責任者をしていて、少し開発の事をやりたいというモチベーションはあったんですよね。

開発に携わっておきたいという気持ちがあったので、プロダクトチームに入れた事によって「ここはこういう仕様の方が良いんじゃないですか?」みたいな事をQAとして発信出来るようになるので、どちらかというと楽しみだった気がします。

福富:そうなんですね!確かに西田さんは新しい事をどんどん積極的にやっていくイメージがありますね。やったことがある事しかやらない、という感じではないですよね?

西田:そうですね。元々便利屋みたいな事をしていたので、全然こだわりは無いです。

福富:確かタスクさんがホストされていた西田さんのPodcast回のタイトルが”便利屋”というタイトルだった気がしますね。

西田:そうですね。僕が言ったからかもしれませんが(笑)

(後編につづく)

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