#28-207エンジニアのシェアハウスに突撃!
物流のラストワンマイルをDX化する【207株式会社】がお届けするPodcastの文字起こしnoteです。今回は207のエンジニア陣が共同生活する「下馬ハウス」に突撃!共同生活のきっかけ、アウトプット会(SS会)などの取り組みについて話を伺いました。
インタビュアー:207 代表 高柳
インタビュイー:207 CTO 福富、エンジニア若月・岸田
高柳:今日はエンジニアシェアハウス「下馬ハウス」に突撃という事で、福富さん・若月さん・岸田さんに来て頂きました。今日岸田さんは体調が悪いらしいですね。
岸田:眠いですね。
高柳:昨日遅くまで何かされていたんですか?
岸田:特にそんな事は無いですが、昨日はあまり寝つきが良くなかったです。
高柳:心配ですね。福富さんもそういう事を普段から言っていますね。
福富:僕はもう平常運転ですね(笑)最近あまり睡眠の質が良くなくて。
高柳:なるほど。シェアハウスに住んでいたら皆夜更かししてしまう傾向があるのかなと思うのですが、いかがですか?
福富:どうなんでしょうね。
岸田:昨日SS会(下馬寿司会)をしていて、丁度午前1時くらいでしたか?
福富:1時半から2時くらいだったかも。
高柳:結構遅いですね!その辺の弊害も後で深掘りさせてください。改めて順番に自己紹介をお願いします。
福富:207株式会社(以下「207」)でCTOと、最近はTODOCUサポーターというプロダクトのPdMを担当しています、福富と申します。よろしくお願いします。
若月:207でTODOCUサポーターという配達員向けアプリの開発を主に担当している、フロントエンドエンジニアの若月です。よろしくお願いします。
岸田:207でソフトエンジニアを担当しています、岸田です。領域は若月さんと一緒のフロントエンドで、TODOCUサポーターというアプリの開発を行っています。
高柳:エンジニア3人が一緒にこの「下馬ハウス」に住み始めたきっかけは何ですか?
若月:きっかけはたまたま福富さんが前の家から引っ越そうとしていたタイミングで、岸田さんは元々別の遠いところに住んでいたので、オフィス側に住んだ方が良いのではないかという話になり、僕自身はどちらでもよくて、「3人で大きい家探して住んじゃいます!」みたいなノリです(笑)
高柳:それ結構飛躍していますね(笑)
岸田:大体ノリだった気がしますね(笑)
福富:最初は鍋会で話していましたよね?どこかのタイミングで盛り上がったような気がします。
高柳:元々若月さんと福富さんはオフィスに住んでいましたよね?その辺りの関係もあるんですか?
若月:そうですね。一緒に住んいでた方がコミュニケーションが早いとは感じていて、そういうシェアハウス的な事に3人とも抵抗が無かったですね。
高柳:岸田さんも抵抗は無かったですか?
岸田:僕はずっとシェアハウス的なところに住んでいたし、学生時代も寮生活だったので共同生活には慣れている感じでした。
高柳:なるほど。だから皆そこに抵抗感は無かったんですね。
若月:あとその時はTODOCUサポーターの大きい機能開発があり、次の資金調達に向けてしっかりやっていこうという事もあって、一緒に住み始めました。
高柳:すごいですね!確かに皆さんが一緒に住み始めて開発速度上がったと感じています。ちなみに一緒に生活しだしてどのくらいですか?
岸田:6月からなのでまだ2~3ヶ月くらいです。
高柳:まだそのくらいなんですね。もう少し長い気がしますね。
福富:体感としては、もう半年くらい住んいでる気持ちですね。
若月:全く同じです(笑)
高柳:しかもここがオフィスより人が集まる空間になっていますよね?
若月:2階がリビングで住居スペースは1階と3階になっていて、2階がすごく広くて持て余しているくらいのスペースなので、人を呼ぶには丁度良いですね。
高柳:実際に生活してみてのメリットはどういう事がありますか?
福富:1人暮らしをしている時と比べたら人と話す機会が増えたので、そこは良かったと思っていますね。1人暮らしで緊急事態宣言下だと、誰とも話さず1日が終わる事もざらにあったので(笑)
高柳:確かに(笑)。ZoomやDiscordで話す事はあると思いますが、雑談が必要だったという事ですか?
福富:それもあるかもしれないですね。どうしてもミーティングやDiscordだとスイッチを入れて話す感じになってしまいますが、そこのオンとオフが緩やかになった状態でコミュニケーションを取れるというのは、意外と重要だったのかもしれないですね。
高柳:なるほど。若月さんはいかがですか?
若月:いちエンジニアとしては、プロダクトマネジメントを福富さんにして頂いているので、仕様の確認やすり合わせが一瞬で終わるのは良いですね。例えば、ZoomやDiscordでも、相手の状況が見えていない中で話し掛けるのは、細かいコミュニケーションを躊躇う事が心理的にあると思っていて、それが2階に居たら軽く話し掛けられるという点で、コミュニケーションが円滑になっていると感じています。
高柳:確かに。そこの一歩目のハードルは下がりますよね。岸田さんはいかがですか?
岸田:僕も若月さんと同じ感じです。基本的に僕も若月さんも開発チームで機能を作っていますが、機能の詳細など細かいところが結構出てくるので、そういう時にPdMに速攻訊いて「じゃあこうしよう!」など技術的な判断がすぐ出来て、そのまま機能として出せる状況になっているので、開発速度は大分上がっているかなと思います。
高柳:逆に生活してみてのデメリットは何かありますか?
福富:仕事が早く進むようになりその分仕事が楽しくなってきているのは良い事だと思いつつ、仕事が楽し過ぎて仕事をし過ぎてしますようになっているのはデメリットですね(笑)。意識してきちんと休日という時間をブロックしないと、どこで切ればいいのか分からなくなってしまうので、良くも悪くもという感じです。
高柳:なるほど(笑)。岸田さんも前に同じような事を仰っていましたが、デメリットはありますか?
岸田:僕も福富さんと一緒で、基本的に僕も福富さんも2階のリビングスペースでずっと作業をしていて、そうするといつオフになるんだという状態をずっと続けています。仕事が増えすぎている感じはあるので、チャイムの音を鳴らして帰るように促してはいますが、あまり守られて無いですね(笑)。
高柳:それは課題ですね!若月さんは一生働いているイメージがありますが、デメリットはありますか?
若月:個人的なデメリットというよりは会社的なデメリットで、207は普通の会社と違いリモートワークがベースなので、そこにリアルコミュニケーションで通された空間が出来ると、情報がオープンにならず僕らの中で完結したコミュニケーションになります。本来はオープンにしておいた方が良かったものなどを口頭でやってしまう事はたまに問題になりますね。
高柳:難しいですよね。仕組みもそうですし、仮に常時録音しておいたとしてもそれを切り取らなければいけないので情報の取捨選択が難しいですね。それはスキマ便の現場でも起きていて、いまは小林さんと石田さんが現場に行ってくださっているので、そこで完結して僕に話が上がって来ないことがあるので結構課題ですね。そうとなると、普通のオフィスはどうやって解決するのでしょう?
福富:そういうことをミーティングなどで解決するとは思います。ある程度の情報整理はすると思うんですよね。極端な話、全てが「Be open」で皆がリモートワークで全部録画しているとしても、個人がそこから取捨選択出来る情報量は限られていますよね。どちらにしても、どういうポジションの人にどういう情報をどのタイミングでthinkするかというのは整理する必要があり、情報設計と組織設計という話にも繋がっているような気がしますね。
高柳:本当にそうですね。僕らは録画文化で録画はとても出来ていますが、それを取捨選択する為の議事録もセットにしようという事は議論としてありましたよね。それと似ている議論でもありますね。先ほどお聞きしましたが昨日SS会があったということで、SS会について詳しく教えて頂けますか?
福富:「下馬寿司会」略して「SS会」ですね(笑)。勿論、207のValuesの「3S」の先生と生徒から取って「SS会」というダブルミーニングでもあります。
これは何かというと、ボーっとしていると皆仕事しかしなくなり、勉強やアウトプットする事をおざなりにしがちという課題感から、無理やりにでもルーティンワークとして1週間に1回アウトプットする機会を作ろうということで出来たイベントですね。
何をしているかというと、毎週土曜日か金曜日の夜に集まり、一番最初は本を読んできて紹介するところから始まりました。最近だと、テーマを決めてそのテーマに関連する本をそれぞれ読んできて、集まったら207にあやかって207秒でプレゼンをするという事をやっています。
高柳:いいですね!プレゼンは207秒にまとまっているんですか?
福富:最初はあまり上手くいきませんでしたが、徐々に皆上手くなって直近のプレゼンは3人とも良い感じに収まっていた気がしますね。
高柳:それPodcastでコンテンツにしたいですね!
若月:音声は残っているので、それもやろうかなと思っています。
高柳:いいですね!
福富:最近は、IT企業の組織論に関する本を読む会があり、確か若月さんがNetflixの「NO RULES」を紹介してくれて、岸田さんがGoogleの方が書いた「Team Geek」という本を紹介して、僕がSpotifyの「ユニコーン企業のひみつ」という本を読んで、それぞれ同じ場で紹介し合いました。
それぞれ違う文化の会社が書いている本なので、一緒にぶつけると色々な違いが見えてきて議論が捗り面白かったです。
高柳:それはとても面白いですね、深掘りしたいです!それはまた別の場でやりましょう。ぜひ社内のミーティングレコーディングに上げてください!
岸田:一応、第一回はslackに上がっていたはずです。
高柳:そうなんですね!
福富:たぶん「下馬ハウスのSlackチャンネル」に上がっています。
若月:前回の組織論も上がっていると思います。
高柳:ではチェックしておきます!皆さんが感じているSS会のメリットはありますか?
若月:意識的にそういう時間を作ることが、普段僕はあまり勉強しないので良い事だと思います。あと、アウトプットする事にもチャレンジしています。
そういう事を意識すると、例えば新しいリリースについて調べる時に、大体深掘りしなくても実装出来るのですが、そこをあえて深掘りしてみようかという気になり技術理解が深まるところはあるかと思いますね。
高柳:普段の業務ではやらないけどSS会がある事で深掘りするということですね?
若月:そうですね。
高柳:岸田さんは何かメリットはありますか?
岸田:僕自身は割と普段から本を読んだり記事を読んだり勉強していますが、アウトプットを全くしていなかったので、話して要約してテキストに纏めるようになった事ですね。昨日のSS会はブログの記事を書いて公開する!という内容だったのですが、物凄く久しぶりにブログの記事を書いて、要約力が上がったな…という気になっています。そこはかなり良かったところですね。
高柳:良いですね。福富さんは何かメリットはありますか?
福富:僕もお二人と全く同じですね。ついつい仕事に気を取られて本を読む時間が減っていたという課題感と、アウトプットを全くしていなかったので、それはSS会のおかげで前に進んでいると思います。
高柳:SS会良いですね。僕も出たいですね。
福富:ぜひ!
高柳:逆にSS会の改善したいところはありますか?
福富:もっとSS会に参加するメンバーを増やしていきたい気持ちはありますね。
高柳:なるほど!
福富:今は3人エンジニアばかりなのでどうしてもトピックも偏りがちだし、同じ本を読んでも紹介するメンバーが誰かによって見る視点が変わってくると思うんですよね。そういった意味で、たまにはエンジニア3人でなくQAの方や、あるいはTODOCUサポーターとは別のチームの方にも入って頂けたら面白いのではないかと思いますね。
高柳:「3S」は207の全社的なカルチャーなので、メンバーを絞らずやっていいですよね。
福富:そうですね。「Speed with quality」や「Be open」は結構会社の文化として出来つつあると思いますが、一方で「3S」に紐づくような取り組みが全メンバーで出来ているかというと、まだ弱いところがあるかなと思っています。
この辺りを起点としてもう少し全社を巻き込めるようになると、また一つ面白くなると思っていますね。
高柳:若月さんはSS会の改善点について何かありますか?
若月:いま少し仰られたと思いますが外部向け、もしくは社内の中でもう少し広げていくというところですね。いまは下馬ハウス内で完結してしまっていますが、元々は下馬ハウスでやってみて上手くいけば社内的に広げていこうという話をしていたので、今後はそういう方向に持っていきたいなと思っています。
高柳:良いですね。社内的なムーブメントにしたいですね。岸田さんは改善点について何かありますか?
岸田:あるとしたら、一応、Discordで下馬ハウスの様子をライブ配信しているのですが、今オフラインで集まってやっているのを将来的にはオンラインで出来たら良いと思っています。
何十人の大規模ではなく、少人数でも良いので。僕たちだけでやっているわけではなく、暇な人がいれば誰でも参加可能にしているので、是非やってもらえたら良いと思います。
高柳:なるほど、良いですね!
(後編は後日公開)
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