つらつらと。
つらつらと。書ける時にいろいろ書いていこうと思います。
先週末より。
前回はこちらです。↓
日記でもなくエッセイでもなく、走り書きみたいなものですが。
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昨日は日曜日。
普段から睡眠導入剤を服薬んでから眠る。
先週末土曜日の夜、夜半遅くなってからいつもみたいにオレンジ色の錠剤と青い錠剤を口に放り込む。
東京オリンピックが開幕した。いろいろ負のレガシーになりそうな残念エピソード満載になってしまって、日本は大丈夫なのか?とか考える。
へ?と思った五輪関係の報道に 過去のネタにホロコーストをギャグにした、とあるクリエイターの辞任の内容に少しだけがっかりもした。
実は私、彼らの芸はよく知らない。ラーメンズ、そして小林賢太郎氏。しかし、小林賢太郎氏の書いた漫画、鼻兎はシュールな中にたまに少し?ってなったりするエピソードの結末がとても温かいエンディングで締めくくられていて好きな漫画でもあり、連載当初から読んでいてコミックも購入していて、読んでいてほろりと泣けたり、キャラクターの愛らしさに和まされ、癒しすら感じているのだけど。
作品には罪はないよね。
だけどやっぱり世界的なスポーツの祭典、って仕方ないのかしら。
小林賢太郎氏の解任、辞任の報道の時にたまたま私は「鼻兎」を読んでいたのだが。作品には罪はないのだろうし、本来の意図とは違うのかもしれないけど世界中が注目している五輪の開会式に携わるクリエイターに任命するからにはやはり過去の作品に「人として不愉快に感じるもの」があるかないか、身体検査?は事前にあらかじめしておけば良かったのではないか、と本当に感じた。小林賢太郎氏を擁護はしないけど。切り離して漫画「鼻兎」はやはり好きな漫画には変わりない。問題となったネタとは別なものだととらえている。
しかし、ホロコーストごっこ、なんてやはりあんまりではないか、と眉をひそめた。
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なるべく笑いたいな、と思うし嫌な情報は遮断してから眠った。
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翌朝。
日曜日、朝4時。
いつものように猫に起こされた。 ママ、起きてにゃー、と顔をペチペチ叩いてくる。
悪夢をみていたのでちゃーちゃん、ありがとね、と起きる。
がさごそしながら明け行く空を見ながら煙草に火をつけた。 禁煙、か。嫌でも取り上げられちゃうんだな煙草。とふーぅ、と煙をはきながら苦笑いして右側の胸を確かめる。
いつもなら日曜日は遅くまで寝ているR氏が早起きしてきた。
洗濯済ませてからプールにつれてく、と言う。
彼にはあらかじめ、手紙を書いていた。
もう人前で水着を着る勇気が持てないかもしれないので海とかに連れていってはくれないか、と。
日焼けは嫌でしょ、と屋内のプールに連れて行くから、入れるかどうかわからないけどアクアビートにいこうと彼は言う。 嬉しかった。
今回で一緒に行くのが三回目になる二人でのアクアビート。毎年の恒例行事みたいに。早い。あれから三年目だ。
不謹慎かもしれないけどプールで遊ぶことにした。しかし今、真面目に大大的に不謹慎かもしれない、果たして室内のリゾート、しかもプール、マスクはどうするのか?とかわちゃわちゃ喋りながらルドルフ・ツヴァイ(しつこいけど彼のクルマの呼び名、私が命名)は目的地に着いた。
多かったらやめよう、とも言われていたにも関わらず、まだ入場制限人数には達していないと受付けできく。
チケットを買ってはもらったがR氏はちょっと不満げだった。多いならやめたのに、なんて言われたけど私はヘラヘラ笑っていた。中に入ればご機嫌になることがわかっていたから。
予想を上回る入場客の人数に驚きながらもとりあえず水着に着替えて二人してはしゃぐも、約二時間もいられず退散した。本当に入場規制があるのか、と思うほどたくさんの家族連れやカップル、そして海外からのお客さんに圧されて退場したのだった。
ルドルフは走る。速い。高速道路でバビューンだから、ああっという間に懐かしい私の生まれた辺りに着いた。
目的地は鰻屋さん。美味しいんだよと話していたので鰻食べよう、とR氏の提案。
人気店なので少し夕飯には早すぎるけど中に入る。メニューが昔と少し変わっていたりもしたけどやはり懐かしく、嬉しく思えた。昔から「お持ち帰り鰻メニュー」があるのでR氏のご両親にもお土産ができる、と案内された座敷に座る。彼は鰻丸々一匹が乗った鰻丼を、私は半量のお重を頼み、おとうさんおかあさんに一番美味しそうな鰻弁当を頼んだ。
はい、お待たせしました、とぎこちない運び方の老婦人の店員さんが鰻丼を運んできた、までは良かった。
あれ。早くないか?とか丼はともかく、お重が来ないとか悩んでいたら先ほどの高齢女性店員さんは間違えました、あちらのお客様の分でした、もうしばらくお待ちください、と謝りながら現れたので大丈夫ですよ、とR氏と私は待っていた。ようやく丼とうな重がやってきて二人でいただく。
あー、やっぱり特別なご馳走だわと鰻を平らげてから会計にレジへ。しかし、席にはお持ち帰りの分は来てはいなかった。先ほどの高齢女性がレジへ現れ、あのぅ、お持ち帰りの分はお席にありますか、とおずおず訊ねてこられた。
…いやぁ、会計の時に、ではないのでしょうか、と返事をすると明らかにさあっ、と血の気が引いた顔で少々お待ちください、と厨房に小走りに去る。暖簾の向こう側から叱る声がする。はあ!?なぜ気がついていたならお客様が召し上がっている時に厨房に連絡しない?!?っ!ああっオーダー詰まってるからあと一時間はかかる!!
R氏と顔を見合せ、戻ってきた年配の女性にキャンセルを伝えた。明らかに焦ってアドレナリンが出ているのがわかる。えーとえーと、とおぼつかない手でレジを打ち、いくらいくらです、と伝票を渡される。またまたそこでも二人で顔を見合せた。
間違えてないか?安くないか?
注文分の伝票とレジを交互に見合せながら店員さんの指が震えているのがわかる。
お客様申し訳ございません、間違えました。特上でしたよね、あのぅ、並で計算しておりました。えーとえーとえーと。
なんとなく気の毒さが圧倒的に勝っていく。女性はついにメモ紙にアラビア数字で筆算を始めたが指が凍りついていて固まっている。
大丈夫ですよ、特上がいくらで、お重がいくらで、キャンセルがいくらで、とR氏と二人してなるべく穏やかに話ながら会計を済ませた。
年配の女性はすみませんねぇすみませんねぇいそがしくてねぇと喋り続けているがあまりにこの後、この女性店員さんがお店から厳しく叱られるのは私もR氏もわかっていたのでニコニコしながら振り切り逆に二人してありがとうございました、とお辞儀してから店を出た。
あのきれいに書かれた数字を見ればちゃんとわかっていた。いわゆる ご老人 であろうと普段はきちんとできる方なんだろう。
きっとあのおばあちゃん、怒られるんだろうな、とR氏と喫煙所で煙草。
なんとなく申し訳ない気持ちの私がいた。
決まり悪そうでも 俺は待つのなんとも思わないしこれくらいで腹は立てないからねと苦笑いのR氏。
また今度来てから鰻弁当買って帰ろう、そうしたらいーや、とのR氏の笑顔に、美味しかったねぇと返して帰路につく。
帰り道の高速道路は軽快にルドルフ・ツヴァイがすいすい走ってくれて明るいうちにうちに帰り着いた。
みゅーう、と玄関に可愛いお出迎えが現れる。
お利口さんだったねぇ。
ちゃーちゃんを撫でてやる。
ばぁば。
なぁに?オジジ。
・・・・最近はR氏をオジサンとかオジジとか呼ぶ。
土曜日、って限らんよな、ドヨウノウナギ、って。
土用と土曜日は違うよ、土に用いるでドヨウだよ。
あ、そっかそっか。
ベランダで二人して煙草に火をつけて笑う。
うちのウナギ、元気かなぁ。ねーオジジ。
ウナギ?あー、あのウナ公か。
元気かなぁ。
ウナ公だけにウナコーワ!!(R氏は駄洒落ばかり連発する)
なんじゃそりゃ?笑う。
・・・1日を算数する。
良い数。
・いつものように朝がきた。
・わがまま聞いてもらえた。
・渋滞しなかった。
・アクアビート入れた。
・煙草美味しかった。
・懐かしいお店で鰻食べた。
・鰻美味しかった。
・ラムネ冷たくてきゅーん。
・ちゃーちゃんがお利口だった。
・無事に帰り着いた。
・洗濯物よく乾いた。
・ニコニコしていた。
良いが12。
残念の数。
・プールで人が多くて怖くなり退散した。(念入りに消毒とうがい手洗い、鼻や目を洗う)
・鰻食べたけどお土産が手違いで買えなかった。
・鰻屋の女性店員さんが叱られるのが気まずく帰る。
・お腹冷やして少しだけ、出血した。冷えは女性の敵。
残念が4個。
12マイナス4で8。
ゆえに良いが8だから今日は良い日。
ついでに8は八。末広がり。
あけて7月最終週始まり。
晴れ。
毎日が、そしてさらにまた良い毎日でありますように。
ゆー。
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