2020 秋の京都 part3
京都遊覧記番外編。3日目の今日は、有名なあの地を訪れました。前回のリンクは以下に掲載しておきます。
水色で囲まれた地域が今回の散策の範囲です。
part3.南禅寺・岡崎
訪問時期:11月中旬
まずは紅葉の名所としては外せない南禅寺へ。
完全に見頃を迎えている。
木々の中で紅葉だけに光が当たっていて、木漏れ日のようだ。この光も明日には変わっている光だ。この今しか見れないこの景色が好きなのだ。
境内を抜け、南禅寺の塔頭南禅院を訪れた。南禅寺の発祥の地とされている。
まだ見頃を迎えていなかったが、十分楽しめる庭園だった。
続いて、同じく南禅寺塔頭の天授庵も訪れた。
今までに見てきた紅葉ともまた違った色合いをしている。平日にも関わらず、天授庵を訪れる人はそこそこおり、人気の観光地なのだと知る。
やはり他の紅葉とは色合いが違う。品種が違うのだろうか。
紅葉が上に覆いかぶさるような景色がとても綺麗だ。その場所その場所による美しい紅葉の姿がここ、京都にはある。
反対側の建物から見た景色だ。額縁に収まるこの景色をそっと心の中にしまうことにした。
南禅寺から次の目的地へと行くとしたら、やはり永観堂一択だろう。永観堂に行かずして、京都の紅葉を語るわけにはいかない。永観堂を訪れたのはおよそ3ヶ月ぶりだろうか(前回の記事は以下、余談だが今回のルートは前回に酷似している)。
永観堂は秋に紅葉だけでなく、普段非公開の寺宝も見ることができる。平日とはいえど、有名な場所とあって観光客も多いようだ。
全体的に紅葉が進んでいることが分かる。
この写真は、赤一色だ。「秋はもみじの永観堂」と呼ばれるだけのことはある。
どの1枚を取っても、美しい紅葉だ。
上から見ると、どれくらい紅葉が進んでいるのかよくわかる。境内はどうやら紅葉に染められているようだ。
放生池周辺の紅葉の様子。池に反射する紅葉もまた綺麗だ。
ライトアップもまた綺麗なんだろうな、と勝手に思っている。たぶん、いや間違いなく綺麗なんだろう。
紅葉も1枚1枚丁寧に見てみると、それぞれ個性がある。それぞれが自己主張をしているのに、不思議とこれが邪魔をし合っていない。これも植物の摂理か何かなんだろうか。それぞれがお互いの良さを失わずあるって、とてもいいことなんじゃないだろうか。
永観堂から哲学の道を北に向かって進んでいると、かぼちゃ供養で有名な安楽寺へとやってきた。安楽寺は春と秋にのみ一般公開を行っているため、あまり知られていない寺院だ。
入り口には紅葉がいくらか散っている。
ハート型の手水鉢、最近こういう形のものが流行っているのだろうか?
庭園はこじんまりとしているが陽光が差し込んでおり、それぞれの色がよく映えている。
安楽寺をさらに北へ行くと、法然院へと辿り着く。浄土宗の開祖法然が、この地で弟子と共に念仏を行っていたことが寺院名の由来だと伝わる。
イチョウが一面に散っている。
なかなか粋なことをしてくれている。まだ紅葉は進んでいなかったが、一部はもう色づいていた。
陰と陽のコントラストがはっきりしており、紅葉の美しさが際立つ。夏に訪れても秋に訪れても楽しい場所だ(夏の記録は前掲のリンクを参照)。
次に訪れたのは真如堂(真正極楽寺)だ。
真正の極楽というものはこういうものなのかと気づかされる。
赤に覆い尽くされた静かな寺院。夏も秋も綺麗だな、と思っていると人の波に飲み込まれそうだ。
最後に帰り際に偶然立ち寄った栄摂院(金戒光明寺塔頭)の写真でお別れといきましょう。それではまた明日。明日はあの観光名所の地を歩き回りました。
↓つづき