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過去の栄光のつかいかた
ずいぶん前の話になるが、
年明けに息子と両親とで初詣にでかけたところ
約15年ぶりに高校時代のセンパイに遭遇した。
懐かしい話に花を咲かせていると、センパイの隣にいた男性が
この人誰?的な感じで私を見ていたので、センパイは
「この子はI高校吹奏楽部の後輩だよー!部長さん!」
と私を紹介した。
部長さん?!
あぁ、そんな時代もあったね。
もはや高校時代の記憶なんぞ
ほとんど薄れてきている。
そんな昔のこと、良く覚えてますねセンパイと心の中で叫んだ。
その後、市の企画定住課が運営しているUIターンのサイトに
センパイが掲載されているのをたまたま見つけた。
すごく元気、活発なセンパイなので、このような公の場に取り上げられるのはとても納得できる。
しかし内容を見て
「えっ、まだそんなこと言ってるのですか?Σ( ̄□ ̄)!」
と思ってしまった…
掲載されていた記事はインタビュー形式であった。
「学生時代の1番の思い出は?」
という問いの答えに…
「中学校の吹奏楽部で西関東大会に行ったことですかねー(笑)」
とのこと。
なるほど、昔の武勇伝をずっと引きずっているんだなぁーと思ってしまった。
だから、私を他人に紹介するときに「部長さん」というワードが出てきたんだなぁ。
最近、部活動の地域移行が話題になっていることもあり、
ふと年始のことを思い出してしまった。
しかしアラフォーにもなって、「部長さん」と言われるとは…
仕事では「部長職」はとんでもなく重役なので
なんだか複雑な心境である。
わたしは人に聞かれなければ、自ら積極的に「元吹奏楽部」であったことを明かすことはない。
しかし中には、過去の部活動での武勇伝をずっと語り続けている人もいる。
またひとつ、勉強になったのであった。