ランオール
自分はいつも石膏ボードの荷揚げをしている。今日は久々の一人現場だった。
一人で石膏ボード3〜4枚を階段で2階に運んでいた。いつも通り終盤になると、だいたい握力が効かなくなって、スルスルとボードが落ちていく。『あーぁ』とヘタれてしまう。
何とか枚数を減らさずに運ぼうとするけれどもすぐに諦めてしまう
太宰治の走れメロスのようにはいかない
誰かのためじゃないと力はでない
自分のために頑張れる人はやはりナルシズムが強いのだと思う
人のために頑張れる環境があればやれる
その時はやる
みんなその環境がないから生き生きしない
そんなことを思っていたら
N-n-n-no, no, no, no place I rather be
N-n-n-no, no, no, no place I rather be
N-n-n-no, no, no, no place I rather be
と女性の声で歌っている曲がラジオから流れていた
(「Rather Be:Clean Bandit feat. Jess Glynne」)
また
一向に進歩しない自分がいる
環境が揃えばやると思っていた
一人だからとか
相手がいるとかいないとか、、、
そもそも
いつもいつも目の前に『こいつのためなら死ねる』と思うほどの、戦友のような相手はいないのがリアル
メロスとセリヌンティウス、太宰治と山崎富栄のような関係など滅多に現れないのがリアルだ
でも、何処かでは探している
だからIts a shot in the dark なんだ
やっぱり試されてると思う
理想な相手がいないと頑張れないとか言ってるからお前はダメ
この曲の歌詞の言う通りだ
ここ以外はない
今以外はない
この状況だからやらない
この状況だからやる
そんなことばっかり言ってるからモテない
この体で走る
そのチャンスが今も目の前にある
ずっとある
ずっと走れる
run all the way to 〜(〜まで走り続ける)
じゃない
ただランオールだけだ
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