
なぜ「子育て完了FIRE」か
FIREの形は人それぞれ。フルFIREを目指す人もいれば、サイドFIREを選ぶ人もいます。独身か既婚か、子どもがいるかどうか、ライフステージによっても異なります。現在はYouTubeや書籍を通じて多くのFIRE成功者の経験を知ることができますが、自分に合った方法を見つけることが大切です。
今回は、なぜFIREしたいのか、そしてなぜ子どもが大学を卒業する「子育て完了」のタイミングをFIREの目標とするのかを語っていきたいと思います。
1. なぜFIREしたいのか?
1-1. そもそも仕事が嫌い
正直なところ、私は仕事が好きではありません。責任感を持って取り組んできましたが、ストレスを強く感じることも多く、辞められるなら辞めたいというのが本音です。安定した収入は重要ですが、それ以上に自分の時間を自由に使えるほうが価値があると考えています。
1-2. 体力があるうちにリタイアしたい
「年を取ると、お金や時間があっても体力がない」 FIREについて調べているとそんな話をよく聞きます。 リタイアしてからやりたいことはいっぱいあるので、50代にリタイアし、それらに取り組んでいくことで人生全体の満足度が上げられると思います。また、早めにリタイアし、老後に向けた健康づくりに取り組むことで、60代以降も充実したものになると考えています。
1-3. 62歳で亡くなった父
私の父は59歳でガンを発症し、62歳で亡くなりました。前項では老後の健康や体力の重要性を語りましたが、もし62歳で亡くなるとすれば、そもそも「老後」と呼べる時間がないことになります。父はヘビースモーカーで特に運動もせず、現在の私と比較して不摂生であったという違いはあるものの、寿命や病気に関してはある程度の相関性はあるでしょうし、意識しないわけにはいきません。
「いつかやろう」と思っていたことが、いつの間にかできなくなるかもしれない。だからこそ、元気なうちにFIREを実現し、後悔のない人生を送りたいのです。
2. なぜ子育て完了のタイミングなのか?
2-1. 金銭的な不確定要素の減少
子育て中は、学費や習い事、医療費など予測不能な支出が多く、金銭的な見通しを立てるのが難しいです。特に大学進学や留学などの教育費は、家計に大きな負担を与えます。しかし、子どもが独立し、こうした支出がなくなることで、資産計画がより安定し、FIREの実現が現実味を帯びてきます。もっとも、何億も持っているなら別ですが…。
2-2. 資産額の変化と最適なタイミング
前項のとおり、子どもが成長するにつれて不確定要素は減少し、独立後はFIREに必要な資産額も大幅に下がります。一方で資産額については、次男が大学を卒業する予定の8年後まで着実に積み上げていき、目標額に到達させる計画です。資産の推移や目標額については、改めて整理して書くつもりですが、無理のない適切なタイミングだと考えています。
3. まとめ
FIREは単なる早期リタイアではなく、自分の人生を自分でコントロールする手段です。子育てが終わることで、経済的な負担が軽減され、より自由な選択が可能になります。
無理のない計画を立て、健康と資産をバランスよく管理しながら、理想のFIREを実現していきたいと考えています。