すぐ先の未来

コンバージェンス
※収束、収斂、集中という意味。複数のものが一つに集まる様子。

　あと１０年で世界は激変する。（※1）エクスポネンシャル・テクノロジーが生まれる度にインターネットと同じ規模の機会があると考えられる。インターネットは多くの産業を破壊してきたと思われがちだが、あるリサーチ結果では消滅した雇用が１とすれば、生み出された雇用は2.6であるらしい。

（※1）エクスポネンシャル・テクノロジー
　従来の技術が直線的で予想のつきやすい成長を遂げるのに対して、予測できないような急速で大きな変化を遂げる技術のこと

これからの10年で、同じような機会がそれぞれの産業で生まれる。起業家にとってこれほど恵まれた環境はない。スタートアップからユニコーンが誕生するまでかつては20年かかっていたが、今日ではそれが1年で到達できるケースも稀ではなくなってきている。

　残念ならが既存の大手組織はなかなかついていけない。大企業や政府機関は別の世紀につくられた。目的は安全と安定、言い換えれば「時代を超える生存」。急速かつ劇的な変化に耐えられるようにつくられてはいない。
社会制度も同じように苦しんでいる。教育制度は18世紀の産物で、教育制度が今日のニーズに対応出来ていない理由である。

　なぜ、離婚率が高いのか。理由の一つは、結婚は4000年以上前にできた制度だということ。当時は10代で結婚し、40歳までには死んでいた。せいぜい20年の拘束という前提で成り立っていた。しかし医療の進歩や寿命が延びたことで、結婚生活が半世紀も続くようになった。そうなると「死が二人を分かつまで」の意味がまったく変わってくる。

　要はこういうことだ。すぐ先に待ち受けている未来を見通し、来るべき事態に適応する敏感さを持つことが今以上に重要だった時代はない。

供に来るべき未来の為に備えていきましょう！一瞬でおいていかれます。